名人名演集・三遊亭圓楽②
五代目三遊亭圓楽師匠が中心となって開催されていた「にっかん飛切落語会」からの音源をCD化し、一門の弟子の噺家さんの座談や解説のついた企画の第2弾。
圓楽師匠らしくマクラで面白い話題を振りますので、やや失礼ながら、これもお目当てです。
◇ 目黒のさんま 三遊亭圓楽
◇ 江戸桜心灯火〜助六伝 三遊亭圓楽
「目黒のさんま」のマクラでは、にっかん飛切落語会を主宰する趣旨だとか、それに応えて有望な若手が育っているとか言う、その返す刀で、大正から昭和初めの年代の噺家さんが少ないことに危機感を感じているあたりに触れています。
先代の馬生師匠などが、固有名詞で語られています。
それから、本格派というのは、しっかり時間をかけなければ育たない。だから、それに力を入れる。ぱぁーっと売れる芸人さんも不可欠だが、こういうタイプの人たちは、黙っていても出て来るものだという・・・。
私にはかなり共感できる部分でした。
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