水神
この口演は、テレビ放送・再放送で2度視聴していますが、先日圓生師匠のDVDを視聴したばかりでもあり、じっくりと・・。
この噺も、大変よく出来た噺です。
先日視聴した圓生師匠は、屋根職人の嘉平さんの子どもが男の子でしたが、圓窓師匠はおみねちゃんという女の子。
この設定は、おみねちゃんの方がずっと人情味が出て来ていると思います。
この噺を演る時の圓窓師匠は、紋付の羽織・着物に、実際にはほとんど気づく人はしませんが、黒足袋を履くなど、真っ黒な烏の演出に徹底的にこだわっています。
お幸(こう)さんが、黒い羽織を置いて去っていく場面で、羽織が重要な小道具になります。
扇子と手拭いだけで演ずる落語では、大変珍しくかつ効果的な演出だと思います。
ピアノとのコラボレーションでもあり、スタジオでの収録でもあることから、音と証明にも工夫を凝らした、非常に面白い演出で、新たな落語の楽しみ方だと言えると思います。
大阪出張から戻った夜、疲れた身体を癒すことができました。
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