披露興行裏ばなし
師匠からお聞きした、大変心温かくなる話。
先日の窓輝さんの真打昇進披露で、紙切りの林家正楽師匠が、客席からのリスエスト(注文)で、「圓窓師匠と窓輝さん」というお題を受け、珍しく最初の1枚が上手く行かずに苦労しながら、「師匠が窓輝さんに稽古でダメ出しをしているところ」というのを切りました。
リクエストをしたのは、前方の席に座っていた女性でしたが、どうやらこの方が、師匠のご自宅のご近所の方だったようで、翌日になって、「真打昇進の記念に」ということで、その「作品」を届けてくださったとのこと。師匠も、窓輝さんも、大変喜んだそうです。
そうか、そういう祝意の示し方もあるんですね。ちなみに、左の写真は、一昨年、私が鈴本演芸場で、その日のトリだった古今亭志ん輔師匠をリスエストして、正楽師匠に切っていただいたものです。
正楽師匠から、「帰ったら、黒い紙か、赤い紙か、紫色の紙か、緑色の紙か、ピンクの紙か、青い紙に貼ってください。白い紙に貼ると、分からなくなります・・」と言われたので、茶色の紙に貼ったものです。
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