« 「追い出し」発表会 | トップページ | そうだよねぇ・・・ »

2010年2月10日 (水)

紀州・・・

(どうも舌鋒が激しくなってしまいますが、もう少しお許しいただき・・)
有事に際して、トップのとる言動により、その組織の明暗がくっきり分かれることがあります。

200906222250001

大先輩で、広報を担当していた人が、お詫びや弁明の会見の時は、指の先まで力を入れてまっすぐに伸ばし、顔をこわばらせながら、自分の言葉で、ひたすら下手に出ることが大切だと言っていました。消費者やマスコミに対する真摯な態度は、理屈ではないということです。 m(_ _)m
これも、決して問題解決の本筋ではありませんが、"二次災害"を防ぐという点では、非常に重要なリスク管理手法だと思うのです。
欧米の企業では、記者会見対応専門の演出家やスタイリストがいるそうですから・・・。

(*´σー`) しかし、残念ながら、本邦トップ企業を自他共に認めている「T社」は、トップがなかなか出て来ないばかりか、中途半端な立場の役員が、不遜とも思える態度で、さらに時にはあざ笑ったような表情で、責任逃れの発言をしました。
(本人は否定するかもしれませんが、多くのマスコミや聴視者にはそう映ったと思うのです。) ヽ( )`ε´( )ノ
さらに、やっと出て来たトップは、自分の言葉でなく、用意してあった文を棒読みしてしまいました。
絵に描いたような"二次災害"ではなかったでしょうか。 ┐(´-`)┌
しかも、結局はリコールする(=:欠陥を認める)ことになったのですから、あの会見は一体何だったんだろうということです。
かつて営業利益を兆円レベルで上げた「T社」には、この「二次災害リスク回避管理」が出来ていなかったというわけです。

beer一方、経営統合を破談にした「K社」と「S社」は、それぞれトップが単独で、自分の言葉で語りました。wine
bar「S社」はオーナー企業ですから、ある意味当然ではありますが、「K社」の社長は、多くの記者の前で、一人だけで、自分の言葉で説明をしました。bottle
これこそ、有事に当たって、有事だからこそトップが為すべきビヘイビアだと思います。

book さて、落語に「紀州」という噺があります。
八代目将軍を決める時、本命だった尾張(尾州)公が妙な見栄を張ったために、その座を紀州公に取られてしまう噺です。
世界一を目指す「T社」は、尾張ではなく三河(三州)がルーツですが、今は同じ愛知県です。
残念ながら、歴史は再び繰り返されてしまいました。
折角世界一が目前だったのに、初動を間違えて水の泡になってしまいそうです。weep
「トンテンカントンテンカン、天下ぁ取ぉる、天下ぁ取ぉる・・ベィシュー(米州)」。sign02

« 「追い出し」発表会 | トップページ | そうだよねぇ・・・ »

巷談」カテゴリの記事