落語百選≪35≫
学生時代、某地方ラジオ局で、早朝5時から「早起きもう一度劇場」という番組をやっていました。
到底朝の5時になんて起きられるはずもなく、さりとてタイマーをセットして録音するような根性もなかったのですが、何かの拍子に起きていて偶然に聴いた噺がありました。
「こんちわ〜、水道のゴムはいかがですか?」という甘く甲高い売り声。
顔も知らない。名前も知らない。
なんでも「六代目三升家小勝」という師匠だという。
柳家、林家は知っていても、三升家なんて・・・。
はまってしまいました。この六代目の三升家小勝師匠に。
・・・・そして遂に、少し悪乗りではありましたが、後年私は、この「水道のゴム屋」を高座で演ってしまいました。
確か2年生最後の噺。卒業生追い出し落語会の時に・・・。
きっと、自分でも演りたいと思うくらいインパクトがあったのでしょう。
◇ ねずみ穴 入船亭扇遊
◇ 二番煎じ 春風亭小柳枝
いずれも冬らしい噺で、とても難しい噺です。
いつかは演ってみたいものです。力とチャンスがあれば。
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