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2010年2月

2010年2月28日 (日)

素朴な疑問

今日はひねもす、チリ地震による津波への対応で、日本の沿岸各地は大わらわでした。
潮位が高くなり、道路や鉄道も不通になり、避難する人も多く、大変でした。
人的な被害がなかったようなのが、とりあえず良かったということですね。(ただ、震源地のチリの惨状を思うと・・・。)

ところで、素朴な疑問なのですが、あんなに全国がナーバスになっている中で、予定通り開催されたマラソンイベントがありましたが、あのコースの多くやゴールは、海抜ゼロメートル地帯だったり、海岸だったはずですよね。
津波警報が出ているのに、わざわざその危険と思われる場所にあるゴールに向かうという・・・。
某テレビ局は、画面の真ん中に津波警報の図を入れながら、無邪気にマラソンの中継を放送していました。
これってどうなんでしょう・・・ 

結果的に、何事もなかったのでしょうが、中止するという選択肢こそ正しい決断だったような気がします。
3万人もの人たちが集まっている場所に、もしも・・・・。Σ( ̄ロ ̄lll)
参加者が楽しみにしていたから(多くの人の夢が無駄になるから)とか、時間と金をかけて準備したからとか・・、そういう次元で議論するものではない気がするのです。
この国のリスク管理、リスク感覚、優先順位は、これでいいのでしょうか・・。考えすぎでしょうか 
洒落の分からないやつだとお思いでしょうが、落語「佃祭」みたいになったら、もっと洒落になりませんぜ。ねぇ「Ⅰ都知事」さま。

深川不動

201002281308000 午前中に降っていた冷たい雨も、午後2時近くには上がりました。

「稽古帰りの間抜け面」をしたまま、深川不動に立ち寄り、お参りをしました。
今日28日は縁日のようですが、雨降りのために賑わいはもうひとつの様子。
参道には、「人情深川ご利益通り」というフレーズが、提灯と一緒に参拝客を迎えています。
「ここは下町深川だぞ。」という強烈な主張が伝わります。
せめて成田山のお不動さんのご利益をと、御守護札を求めました。

「天下泰平・国家安穏・五穀豊穣」なんていう大きな願いは、これっぽちの浄財では叶えられないでしょうが、ちょっとしたささやかなお願いは、お不動さまもお聞きくださることでしょう。

梅香さんから

13 東風吹かば 匂ひ起こせよ 梅の花 
           主なしとて 春な忘れそ


「飛梅」で有名な菅原道真の歌。
この歌にちなんだ名前が「東風亭梅香」です。

落研に入部した時、実はこの名前が欲しいと思い、先輩にお願いしてみると、「先代が卒業したばかりで、3年生以上は重なっているので、まだ襲名は早い。」ということで、断念せざるをえませんでした。
とても気に入っているいい名前です。
その「東風亭梅香」を、3年後輩で、美しさや可憐さの微塵も感じられないS君が襲名した時は、やや複雑な気持ちがしたものでした。

その二代目梅香さんからメールが届きました。
間接的に「お江戸OB落語会」の出演意向は受けていたのですが、自宅のPCの具合が悪かったため、上手くコミュニケーション出来ず、やっと回復したとのメールです。

ところで、入部した時に、私が・・・、「東風吹かば・・・・春を忘るな」と言ったところ、先輩方から、「お前、本当に古文の勉強してたの?『春を忘るな』じゃなくて『春な忘れそ』だよ。」と嘲笑されました。
私は、「えっ?」と思いながらも、多勢に無勢で、自分の無知を恥じたものでした。
そして、「春な忘れそ」「春な忘れそ」と、肝に銘じたものでした。
でも、20年以上経ってから、何がきっかけだったか、ちょいと調べてみると、この和歌は、その出展の場所[時期や書物]によって、いずれの表現もあることが分かりました。
私の知識
は間違ってはいなかったのでした。

「ん組」稽古会

201002281134000

事前に、まど音さんから、音楽教室のホームページを作るので、貸席として落語っ子連の稽古風景を撮影したいということでした。
それで、今日は師匠も着物に着替え、びす太さんも着物姿で稽古をし、少ぅし”よそ行き”でカメラに収まりました。

◇ 厩火事 三流亭無弦

◇ 松竹梅 三流亭びす太

無弦さんは、前回は読み上げ、師匠から手直しを指示された部分の再確認。楽しみながら噺を作り上げています。
やはり、アーチストなんだなと実感させられます。

写真撮影もあり、私は今回もパスしました。
一応「花筏」のネタ本は持参しましたが、これは、OB落語会の候補ですし、まだ読み込みの段階ですから。

噺の稽古の後は、師匠を囲み、楽しい話題で盛り上がりました。
落語ブームのこととか、吉本中心のお笑いのこととか。

津波警報

チリで大地震が起こり、日本にも津波が襲って来る可能性があるということで、広い地域で警報が出されているそうです。
何十年か前にも、チリの地震による津波で、三陸地方が大きな被害を受けたことがあるそうです。
地震を体感している訳ではないので、正直なところピンと来ませんが、津波は怖いですから。
こんな時、物見遊山な馬鹿者がいるものですが・・・。

寅年如月の落語徘徊

2月も終わりになると、今年が寅年だったことも忘れてしまいますね。

今月はね。何となく気が乗らない部分があって、あまり落語会徘徊ができませんでした。

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  ◆  6日   月例三三独演

  ◆  7日   まるらくご
           (古今亭志ん丸独演会)

  ◆ 13日   国立中席「鹿芝居」

  ◆ 18日   やすらぎ寄席 

  ◆ 19日   東京落語会

  ◆ 27日   圓朝に挑む!

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今月は、「お江戸OB落語会」の会場「浅草ことぶ季亭」を下見したり、出演者を募集したり、落研OB会の活動が多かった気がします。
会場の変更など、色々ありましたが、何とか5月22日に開催できそうです。ただ、まだ自分の演題が決まっていません。

201002281135000

それから、従妹が、なぜか落語好きになってくれつつあります。
落語人口が1名増えて、とても嬉しいことです。
長く愛好してくれたらいいと思います。
せいぜい落語おじさんに付き合ってもらおうと思っています。

3月、春になれば、コートやマフラーなどの邪魔物が要らなくなりますから、寄席や落語会にも行きやすくなることでしょう。

パシュート

スケート競技の最後で、女子選手が頑張りました
本当に惜しかったけれども、銀メダルはお見事です

私は、オリンピック開催前から、女子のスピードスケートは、最年長のO選手と最年少のT選手ばかりが大騒ぎされていて、2種目に入賞したK選手やH選手の、マスコミなどの扱いが少ないのが不満でした。
O選手ら二人のおかげで、余計なプレッシャーを負わずにすんだという面はあるのかもしれませんが、もっとスポットライトが当たっても良いのではと思うのは、私だけでしょうか?
(ミーハーな大騒ぎを期待しているのではありませんが。)
ビジュアルだって負けていないと思いますし。

ヽ(´▽`)/あまり馴染みのないパシュートで、この二人とベテランのT選手が、見事に銀メダルを獲得。
是非とも、もっと派手にお祝いして欲しいものです。

K選手は、一般のA病院に勤務しながらの快挙です。
大学を卒業しても就職が決まらず、スケート競技継続が危うかったK選手を職員として採用して、バックアップしてくれているのだそうで。
プロ化、大型化、サイボーグ化する各種オリンピック競技の中で、いまや時代遅れなのかもしれませんが、こういう話はいいですね。   o(*^▽^*)o
逆に、T選手をセレクトしなかった企業や団体の見る眼は・・・?
そうか、マスコミにとっても、大企業などと繋がりのないフリーに近い選手では、金にならないんですかね・・?

それにしても惜しい銀メダルでした。

2010年2月27日 (土)

「東京スカイツリー」周辺散歩

201002271631000 国立演芸場を出て、「Ⅰさん」といつもの北千住の焼鳥屋「O」に行く途中、「建設中のスカイツリーを見ようじゃないか」という、ミーハーな田舎者よろしく、押上駅で途中下車しました。

押上駅を出るとすぐに、意外に大きさや高さを感じない、とてもスマートなタワーの姿が見えます。

庶民たちの多く住む下町が、今大きく変わろうとしています。

東京タワーのように、四方に踏ん張って主張している感じもなく、土台の部分は円筒状ではなく直線的で、実に淡々とした風情です。

201002271646000 今の高さが303メートル。3月末に340メートルの第一展望台の高さまで到達する予定とのこと。
ということは、3月中に東京タワーの高さ333メートルを超えるということになるのですね。
何かイベントでもやるのでしょうか。

最終的にはこの倍の高さになるのですから、すぐ下から見上げると、後ろにひっくり返りそうになることでしょう。

東武業平橋駅のホームからはすぐそばで、「東京スカイツリー駅」という名前に変えたら良いと思うぐらいです。

でも、業平という名前も捨てがたいですからね。
名にし負はば いざ言問はむ都鳥 わが思ふ人はありやなきやと

圓朝に挑む!

Img_0001 なかなか良いメンバーで、圓朝作の噺に挑もうという企画。
昨年に続いて2度目だそうです。

◆ 初天神      春風亭ぽっぽ

◆ 死神        橘家圓太郎

◆ 青の別れ    入船亭扇好

◆ 鰍沢      隅田川馬石

◆ 朝友      柳亭左龍

塩原多助一代記「青の別れ」と「朝友」というのは、ほとんど聴いたことのない噺で、しかも扇好さん・左龍さんの巧みな話芸で、落ち着いて聴くことができました。
お馴染みの「死神」と「鰍沢」も良かった。

一緒だった、「Ⅰさん」にも、満足してもらえたようです。

東京かわら版

3月号はImg 、楽太郎改め六代目三遊亭円楽師匠がご登場です。

それほど大きな名前ではなかったものを先代が大きくし、その先代のイメージが強烈に残る中で、六代目らしさを出すのは大変だと思います。
でも、文中にもありますが、六代目は先代の英才教育?を受けたそうでから、きっと素晴らしい六代目ワールドを作り上げてくださると思います。

最近、なかなか落語会に行けない(行かない)中で、多くの落語会やチケット情報を見ると、何か貴重なものを見過ごしてしまっているようで、ちょっと焦りのようなものを感じます。

あれも見たい、この師匠を聴きたい・・・。
一種のパニック状態です。

国民的行事?

国民的な行事のようだった、女子フィギュアスケートも、最も妥当で予想通りの結末で終わりました。

ヽ(´▽`)/ どっちだとか、誰だとかでなく、全選手の頑張りで、物凄く格調の高いものだったようですね。
"ようですね"というのは、天の邪鬼な私ですから、中継や録画は、ほとんど見ていませんから。(実はドキドキして直視できなかったという、情けない噂もあるのですが・・。)
とにかく、想像を絶するプレッシャーの中で、二人ともよくぞ頑張りました。
マスコミは二人の対決を煽りましたが、残念ながら、少なくとも今現在の実力差は歴然としていた気もしますし、少し悔しい気持ちも持ちつつ、勝者を称賛すべきだと思います。

 一連の中で不思議なのは、4位に入賞した16歳の選手は、アメリカ代表とはいえ、両親が日本人なのだそうで、なぜもっと応援してあげないのかなぁ、と思います。
正直なところ、日本代表のダンスペア姉弟よりも、身近な感じがするのです。
この選手も含めると、8位までの入賞者の半分が日本人だということで、これこそ物凄いことだと思います。 ;:゙;`(゚∀゚)`;:゙

ところで、ルール違反で失格して出場できなかったあるマイナー競技の選手が、お詫びの会見をしたようです。
全て金勘定や感情論で言うのではありませんが、今回の軽率なミスによって多くの人が被った損害、失われたものの大きさを、決して忘れないでいて欲しいものです。

落語でわかる江戸のくらし

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さぁ、手に入れようか、どうしようか・・・。
学研教育出版の「落語でわかる江戸のくらし1~5」。各巻2,800円ですから、5巻を〆て税抜きで14,000円ですよ。

例えば第1巻目は江戸の町人のくらし。

多くの人々がさまざまな仕事をしてくらし、豊かな文化が育まれた江戸の町。落語を入り口として、江戸の人々のくらしを探っていく。1では、「そこつの釘」「寿限無」などの演目から、江戸の町人のくらしを紹介する。

学校の教材としてのもののようです。

I can't thank you too much.

私は「バイリンガル」。
といっても"日本語"と、ほんの片言の"落語"ですから、突然エゲレス言葉で言われても、意味がよく分かりません。

困ったことに、先日ある人から、「I can't thank you too much.」
っていう英文のメールをもらいました。
私はてっきり、「てやんでぃ。とてもじゃねぇが、おめぇに『ありがとよ』なんざぁ言えねぇやい。」って言われてるんだと思いました。

ところが、英語には構文という厄介なものがあって、「can't 〜 too much」というのは、 「いくら〜してもしすぎることはない」という意味なんだとか。
ということは「感謝しても感謝しきれないぐらい感謝している。」ってぇこと? それじゃあ正反対の意味じゃあ〜りませんか・・・。
そんな立派なことなんぞをした記憶はないんです。よせやい。照れるじゃねぇか。
・・・英語って難しいっすねぇぇ。落語も難しいですがね。

栴檀は双葉より芳しく(洗濯は二日がかりで乾かない?)
    蛇は寸にしてその気を表す(ジャワスマトラは南方で?)

畳は備後おもての五分べりで(畳は貧乏でボロボロで?)
    左右の壁は砂摺りで(佐平のかかあはひきずりで?)


スイヘリーベボクノフネェ〜 
     ふじさんろくおうむなくぅ・・
         サインコサインタンジェントぉ〜
             なくようぐいすへいあんきょぉぉ〜
                 なむみょうほうれんげきょうぉぉ


2010年2月26日 (金)

信楽焼

信楽焼
この間の日曜日、上野公園の噴水前の広場で、陶器市が開かれていました。
有田焼、益子焼、九谷焼・・数多並んだ焼き物の中で、とても賑やかな場所がありました。
いやはや、信楽焼の狸たちです。
幸せそうな顔々・・。
「先代の小さん師匠が出て来るのでは?」なんて思ってしまいました。

軽には軽?

最近のガソリンスタンドはセルフタイプが多くなって・・、私などは従来型を探します。
とはいえ、慣れて来れば「まぁ、こんなものか」とは思いますが。

でも、最近このタイプのスタンドで、給油を間違える事故が増えているそうです。
ディーゼル車にガソリンを入れてしまったり・・・。
危ないですね。
たまたま普段乗らないディーゼル車に乗っていて、ついいつもの調子でガソリンを給油、なんていうパターンが多いそうです。
・・が、中には、「軽自動車には軽油を入れるものだと思った」という、駄洒落のような、でも洒落にならないケースもあったそうです。
「そんな訳ないだろう」と思うのは、ディーゼル車とガソリン車を知っている人だからで、知らない人は、「軽」つながりで、そう思い込む人だっているんですよ。

ややこしいので、いっそのこと「軽油」という名前を変えた方がいいと思いますね。

解説者

テレビやラジオのスポーツ解説者は、解説者なんだか観客なのか分からない、ワーワーキャーキャーするだけの人、何の解説にもならない、意味不明なことを言っている人ばかりです。
かえって白けてしまいます。

特にテレビでは、見ていれば分かるのですから、余計なことを言う必要もありません。
ある野球解説者。
「1点取るか、2点取るか。これは違いますよ。」
「ここは打たないといけませんね。」

・・当たり前でしょう。

そんな中で、先日のジャンプ団体戦の放送での、船木和喜選手の解説は実にお見事でした。
冷静な口調、見た目では分からない部分の解説、経験を踏まえた分析と解説・・。
ただ「よぉ〜し」「やったぁ〜ッ」と叫ぶだけの誰かさんに聞かせてあげたい。
放送局も、人選を厳しくして欲しいです。
解説は、関係者ではない方がよさそうです。
まぁ、いつものことですが。
 ((w´ω`w))

2010年2月25日 (木)

これがあの・・

これがあの・・
先月、整備の手抜きでパンタグラフが脱落して架線が切断され、新幹線が長時間不通になる事故がありました。
これですね。
新幹線のパンタグラフというのは・・・・。
随分大きな装置で、万が一駅のホームを走行中に落下でもしていたら。

桂歌丸師匠

出張で大阪に向かう新幹線の車内のニュースを見てびっくり。
桂歌丸師匠が肺炎で、横浜市内の病院に緊急入院。

確か、去年の今ごろも、肺気腫で入院しましたが。

東京駅のなか

東京駅のなか
東京駅の改札を入り、中央通路を新幹線改札に向かうとあるエスカレーター。この角度からの様子が可愛くて、好きです。

上野駅の地下鉄からJRの中央改札に向かう、途中に踊り場のある長いのも面白いです。

国のトップの怒鳴り合い

メキシコで開かれた「統一首脳会議(サミット)」の昼食会で、大統領二人が怒鳴り合いを始め、下品な言葉が飛び交う一幕があったのだそうです。
昼食会は、中南米とカリブ海諸国の首脳が出席して非公開で行われ、この場で互いの名を呼び捨てにしてののしり合いを始めたため、キューバのカストロ議長が仲裁に入り、「中南米とカリブ海諸国の結束を目指すサミットで争っている場合ではない」と諭したということですが・・・。

よく人てぇものは、野菜が不足するってぇと、イライラするもんだなんてぇことを言いますな。(急に落語調になりました。)
この二人の大統領、野菜が不足するなんてぇことはないはずなんですがねぇ・・。
どういう訳かってぇと・・、二人はキャベツとキュウリ(怒鳴り合ったのは、
ベネズエラのチャベス大統領とコロンビアのウリベ大統領)なんすから。
「くだらない喧嘩はやめやさい。」なんてんで・・。てへっ。

ドロドロ・サラサラ・・

人間ドックシリーズをもうひとつ。

私の腕は、採血の時に血管が見つけづらく、担当者泣かせなのです。
今までも、なかなか"鉱脈"が見当たらず、担当者一人では駄目で、寄ってたかって両方の腕を捜索した上に"試堀"が外れて、結局両腕に止血の絆創膏が二つ三つ・・、なんてこともありました。
今回も、例によって苦労しましたが、幸いにも、左腕のちょいと外側にある"鉱床"が見つかり、ひと刺しで"採掘"に成功しました。
ヤレヤレ・・。

その代わり、これだけ苦労して"採掘"した貴重な代物(赤いのにシロモノとはこれいかに)ですから、"コク"と"甘さ"と"とろみ"は十分なのだそうです。
それじゃ駄目じゃん・・。 
゚゚(´O`)°゚

2010年2月24日 (水)

さん丈さんから

落研の後輩の下宿家さん丈さんからメールがありました。

昨日のNHKの「日本の話芸」が、宝井琴梅先生の講談「浜野矩隨」だったようで、来週の日曜日(2/28)もしくは月曜日(3/01)にも再放送があるようなのでと、教えてくれました。

ありがたいことです。 "乱志といえば浜野矩随"ということで、わざわざせ知らせてくれたのでしょう。
m(_ _)m

彼は
HDDとやらへ自動録画していて、いつでも視聴できるそうですが、私にはそんな便利なものはありません。
まだブラウン管の右上に「アナログ」というマークがついた画面を見ているぐらいですから。

そういえば昔、カラー放送が始まったばかりの頃、画面の「カラー」という表示が、白黒を見ている者には、何か見下されているような気がして、いやなものでしたね。 (ノ_-。)

東京マラソン

東京マラソン 間もなく「東京マラソン」だそうで。

私の知人も何人か参加するようです。

人形町でも、櫓時計をバックに、宣伝の旗が揺れていました。
ところで、ここいらあたりは、マラソンのコースでしたっけ?

近眼で、乱視で・・

人間ドックと言えば、眼科(視力)検査も・・。

私は近眼で乱視(金願亭乱志)で、今は機械が測定してくれますが、黒い杓子のような物で片方の目を隠して、「イ」「ロ」だとか、「上」「右」・・とかやるやつですよ。
あれがねぇ・・。

何メートルあるのか知りませんが、視力表の一番上の字や記号が読めない・・。
「見えるまで前へ」と言われて前進すると、やっと見えた場所は、視力表が貼ってある壁に手が届きそう。トホホ・・。

「思えば遠くへ来たもんだ」なんて気取っても・・。

お笑い番組

民放のお笑い番組2つが、3月で打ち切りになるそうです。

若手芸人の登竜門のような形で、これまでに多数の芸人やコンビがネタを披露し、活躍の幅を広げていたようですが、マンネリ化もあって、視聴率も低下傾向だったとか。

落語好きおじさんにしてみると、中には「これは」と思えそうな人やグループもいましたが、そういうのはごく僅かで、ただ奇をてらった、気味の悪い、面白さがよく分からない一発屋や素人みたいな人ばかりで、必ずしも共感できませんでした。
品のないミーハーな笑い、自虐的な笑い、低俗なものが多かったと思います。
先日、「R-1グランプリ」の本選への敗者復活者を決める番組をやっていましたが、これもひどかったですね。
こういう類の番組は、演る方も、見て笑う方も、さらには審査する方も、同じ穴の中で騒いでいるようです。自己満足の番組みたいです。
テレビ局も、番組制作の予算が逼迫していますから、ギャラの安いお笑い、クイズ、旅・グルメ番組ばかりです。
ひどいのになると、お笑い芸人が旅に出てクイズを出すようなものもあって・・・。

ところで、この「R-1グランプリ」のRは、もともとは落語の「R」なんだそうですが、ピン芸人(一人でやる芸人)で誰が一番おもしろいかを決める大会であり、落語に限らず「とにかく面白い一人話芸」を披露することがルール(要するに古典落語以外なら基本的に何でもあり)なのだそうです。
・・じゃ、いいや。 
┐(´-`)┌



2010年2月23日 (火)

運動不足

昨日は、一年に一度の健康診断(人間ドック)で、会社の健保組合が利用しているK病院へ行きました。
絵に描いたようなメタボ人間ですから、実はとても憂鬱です。
いつも、人間ドックまでには痩せようと、前年の健診が終わった時には決心するのですが・・・。
毎年同じ景色が繰り返されています。

Mdl1

なんと言っても一番つらいのは、胃のレントゲンですよ。あの俎板の上でのたうち回るやつ。
俎板が逆さになって、両腕で身体を支えなければいけない時のしんどさといったらありませんね。 (;;;´Д`)ゝ
昨日も、あと1秒で、頭からずり落ちるところでした。 

(@Д@;

もっとお笑いなのは、昨日の朝、自宅のトイレで採便した時に、下腹に力を入れ過ぎたため、今朝は腹回りが筋肉(贅肉)痛になってしまいました。
これが本当の「運(うん)動不足」です。 
( ̄○ ̄;)!

・・・痩せなくては・・・。 (;´Д`A ```

ぽんぽこさん

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落研の後輩の「井の線亭ぽんぽこ」さんに、「お江戸OB落語会」への出演を確認(打診)していたところ、やっと連絡がありました。
メールで連絡できないので、先月手紙を出したのですが"なしのつぶて"。
仕方がないので、もう一度再確認の手紙を出したところやっと・・・。
もしかすると、週末のOB会の寄り合いの時に、仙台から来てくださった「桂友楽」師匠が、私が「ぽんぽこくんは、返事もよこさない。礼を失したけしからん奴だ。」と怒っていたなんて、言ってくださったのかもしれません。

私には、彼の料簡がわかりませんよ。
彼にとっては、私はこれでも一応"大先輩"なのです。しかも、2度OB落語会で高座を一緒にしているのです。
私なら、「大先輩から直接連絡(手紙)をもらった。とにかく大至急反応(返信)をしなくっちゃあ。」と、(恐縮して)返事をすると思うのです。
落語の世界にしても、落研での部活動にしても、こういうことを学んでいるはずなのですが・・・。
お客さんじゃないんだから、「何かお手伝いすることがありますか。」ぐらい言ったって、罰は当たらないと思います。
そこまで求めるのが無理ならば、せめて余計な手数をかけさせない。それが礼儀というものではないかと思うのです。
策伝大賞に出演するとかで、それどころではないのかな・・・?
そんなものなんですかね・・・。

それでも、出演してくれるのは大歓迎。
「トリを取らない?」って言ってみたら、「とてもとても、恐れ多くて・・・」だって。謙遜はできるんですね・・・。

という訳で、出演はOK。演題は「道灌」か「不動坊」の予定とのこと。


ジャパネスク?

ちょっと昔、欧米では、誰も知らない極東の小国「日本」を紹介した写真が、決まって芸者やちょんまげだったことがありました。

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今日の、オリンピックのアイスダンスで、日本代表の外人兄妹のコスチュームを見て、それを思い出しました。
はっきり言って、悪趣味だと思いますが、日本人以外の人が日本をイメージしたら、あるいはこんな風になるのでしょうね。
物凄く変で、とても日本人の感性では受け入れづらいものでした。
わび・さび・奥ゆかしさなどというのは、なかなか理解されないのでしょう・・。

だからと言って、日本代表の二人の頑張りが否定される訳ではありませんが。

落研OB大活躍

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「桂友楽」師匠は、先日「玉蟲左太夫の世界」というイベントで、500人もの観客を前にして創作落語をお演りになったり、仙台での落語布教活動をする有名人です。

少し腹を立てたものの、「井の線亭ぽんぽこ」さんは、策伝大賞出場。わが落研の知名度アップに頑張ってくれています。

「杜の家くるみ」さんは、横浜にぎわい座での横浜市の職員の皆さんの素人落語会のマドンナ的存在だとか。

同期の「風流亭花鳥」さんは、長く上方落語をこよなく愛し、今は季刊「上方芸能」存続に努力をしています。

静岡の「三柳亭文枝」師匠は、地元のラジオで落語のことを語っておられるそうですし。

そして、尊敬する新潟の名人「喰亭寝蔵」師匠も、ただの越後の人ではありませんでした。
こんな近況報告をお聞きすることができました。ご本人のお許しも得ず、ばらしてしまうことにします。寝蔵師匠ごめんなさい。

桃月庵白酒師匠と共演しました。
昨年暮れの「市民大学特別講座」で、落語の起源・歴史と称して、白酒師匠の落語に関する講義があり、「上手、下手」の説明でお手伝いをいたしました。
私が「横丁のご隠居」、もうひとりお手伝いをしてくれた女性が「大工の源さん」という設定。
私のせりふは「やあやあ源さん。まあまあお上がり」でした。
その後の、紙切り二楽師匠に、この場面を、切っていただきました。


皆さんの大活躍に比べ、私は文字通りの「徘徊」ですな。

2010年2月22日 (月)

平成22年2月22日

今日は、平成22年2月22日(22.2.22)。
T電鉄では、今日の日付の入ったキップ10枚セットが、発売後2時間で完売したとか・・。

Img

その真似をした訳ではありませんが、ちょうど外出したので、地下鉄の駅で、「22.2.22」と刻印されたキップを買いました。なんてミーハー。
キップを買ったのは、「内幸町(うちさいわいちょう)」です。
何となく縁起が良さそうでしょ。

策伝大賞

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“落語の祖”と言われている安楽庵策伝は、現在の岐阜市三輪の生まれです。説法の名手であった策伝は、様々な落とし噺(ばなし)を集めた「醒睡笑(せいすいしょう)」を著し、“落語の祖”と呼ばれるようになりました。
 スローライフ都市・日本一元気な県都を目指す岐阜市では、その策伝をシンボルキャラクターとし、平成15年度からNHK岐阜放送局との共催で、全日本学生落語選手権『策伝大賞』を開催しています。


今年も今月の27日・28日に、岐阜市で開催されるそうです。
わが落研の井の線亭ぽんぽこさんも出場するとか。

今までの様子を見ると、地方の大学が多い気がします。
関東(東京)・関西(大阪・京都)の私大は少ない感じがするのは、開催される場所にもよるのではと思います。
私が出場した、全日本学生落語名人位決定戦は、決勝に残った13名で、私だけが国立大学、私だけが地方大学でした。

そんなことはどうでもよいのですが、頑張って欲しいものです。

花鳥さんからのメール

174s

落研の同期で、上方落語をやっていた二代目風流亭花鳥師匠からメールが届きました。
ちょいと内容をご披露すると・・。

(前略) 乱志さんは、『上方芸能』という雑誌をご存知ですか?
木津川計さん(立命館大学の教授もされた方)が発刊された季刊誌(年間購読料7000円)で、落語を含めた上方芸能文化を発信し続けている雑誌です。
私自身は、学生時代から定期購読を続けています。
その上方芸能誌が、経営危機に陥ったことから、購読者拡大と、一口2000円の提灯広告(繁昌亭の設立募金に倣ったもの)をよびかけた木津川さんの報告が最新号に掲載されていました。
私としては、上方芸能文化情報誌としては本当に貴重なもので、ぜひ、存続を願っています。  (後略)


学生時代から定期購読を続けているなんて、本当に律儀な花鳥さんらしい・・。
こんな同期がいて、実に幸せですよ。
学生時代、やんちゃな私に、冷静に、色々アドバイスしてくれました。
とても同い年とは思えませんでしたよ。

そうそう、「上方芸能」。存在も現物も知っていますが、読んだことはありません。
とても立派な装丁の本で、出ては消える東京の落語専門誌とは異なり、何ともいえない存在感があります。
雑誌『上方芸能』は、1968年4月26日に「上方落語をきく会」の会報として創刊されました。当初は落語中心の内容でしたが、徐々に上方(京阪神)の芸能全般を取り上げる雑誌へと進化していき、現在では能・狂言、歌舞伎、文楽、日本舞踊、上方舞、邦楽、現代演劇、歌劇、落語、漫才など、幅広いジャンルを毎号取り扱っています。

花鳥さんの言うとおり、こういう貴重な存在の書物は、何とか存続して行ってもらいたいものです。



落語徘徊のこと

(*´v゚*)ゞ 「落語徘徊」なんて言って、能天気に暮らしていますが、オリンピックのアスリートと同じく、周りの人に感謝しなければいけないなと思います。

多くの友人たちは、「奥さんの理解があるから」だとか「よく出来た奥さんだ」だと言って、私を責めて、見たこともない家内を褒めてくださいます。
否定はしませんが、きっと不満はありこそすれ、とりあえずの足元では、とても困ることがないから、あえて何も言わないのでしょう。
灰色は、「黒っぽい白」か「白っぽい黒」と、全く反対の表現ができますが、我が家もそうですよ。
(*´ェ`*)

でも、考えてみると、例えば家族が病気だったり、病気でなくてもそれ以外に何か抱えていたら、実家の両親が病気だったり介護が必要だったりすれば、なかなか「毎度ばかばかしい・・」なんて言っていられませんからね。

o(_ _)o 家族には、心から感謝しなくてはいけないと思います。
普段は、何か怪しげなことをやっていると思われているでしょうが。

そういえば、落研の同期の間では、「乱志は実家の親の介護に毎月通っているらしい」という噂があったそうです。
実は、おかげさまで二人とも元気でいるので、時々"生存確認"に行くのが、頻繁に介護に通っていると伝わったようです。

ところで、お父さんが「芝浜」が好きなんだけれども、病気で寄席に行くことができないから、自分が噺を覚えて、病床で聴かせてやりたいと言っていた人がいました。
最近、そのお父さんが亡くなったと、風の便りに聞きましたが、間に合ったのでしょうか?

2010年2月21日 (日)

「花筏」のネタ本

花筏のネタ本
やっと「花筏」のネタ本が完成しました。
これか「薮入り」か、「お江戸OB落語会」でやろうと思います。

作っていて感じたのは、この噺は、地噺の部分が多いので、「絶対音階」が必要なくらい、噺のキーが重要だろうということ。

今月の東京落語会で、桂平治さんの「佐野山」を聴きました。
参考にさせてもらうには足元には及びませんが、こういう類の噺は、自分の喋りが確立出来ていないと難しいということを痛感しました。

趣味のマナー

「粗忽長屋」で、マメでそそっかしい八っつぁんが、ずぼらでそそっかしい熊さんを連れて、人だかりのしている浅草の観音さまの前に行き、行き倒れになった熊さん?を連れ帰ろうとするのも厄介ですが、この自分勝手さには、まだ愛嬌があります。

一方、鉄道ファンの一種?の「撮り鉄」が、
撮影のために線路内に立ち入って、ダイヤが乱れたという事件が頻発しているそうです。
当局は、とりあえず"鉄道営業法違反"容疑で捜査を進めるが、実況見分を踏まえ、鉄道ファンに列車を止める意図がなかったかを慎重に判断して、場合によってはさらに罪が重い"威力業務妨害"や"列車往来危険"容疑の適用も検討するのだそうです。

全く関係のない・お金を払って乗っている多くのお客さんに迷惑もかけ、さらに危険極まりないこと甚だしい。 (`Д´)
これで万が一事故でもあれば、管理責任だなんて言われて
非難されるのは鉄道会社なのでしょうね。

(o^-^o) さて、わが身に振り返り、落語の徘徊をしていて、一般の人に迷惑をかけたり、マナーに反するようなことをしていないでしょうか?
これは気をつけなくてはいけませんよ。
例えば、聴いた落語のネタを職場でやって、「おやじギャグ」で顰蹙をかったり・・・
。(^-^;
普段の会話で、「するってぇとなにかい?」とか「・・・なんてぇことを」なんて言ったりして。
(゚ー゚;

藝、これ一生

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人間国宝の噺家・桂米朝による、味わい深く豊かな語りの世界。朝日新聞大阪本社版連載「米朝口まかせ」の書籍化第2弾。

ということで、桂米朝師匠の芸談が満載の本のようです。
弟子・孫弟子のことも語っています。
やはり、お弟子さんが大勢いるというのも、大切なことなのですね。

続きを読む "藝、これ一生" »

マイナースポーツ

「事業仕分け」などもあり、スポーツ界でも、特にマイナーなスポーツは大変ですね。

今回のオリンピックは、派遣選手数は男女合わせても100名を切っているそうで、肥大化傾向が改められ、少数精鋭(とまではいきませんが)方針になっているそうです。

前回のオリンピックに比べてメダル獲得数が増えたのも、入口(オリンピック代表)のハードルを高くしたことと、長野オリンピックを見た若者が適齢期になったことが影響しているという向きもあるようです。

確かに、どの種目とは言えませんが、50位だとか60位だとかで、「自分の力が出せました。」なんて言う選手がいるのは、オリンピックは参加することに意義あり、という言葉を意識しても、「派遣する意味があるの」と思います。 
ε-( ̄ヘ ̄)┌
冷たい言い方ですが。

そんな中で、ある意味では、あの「シャツ出し・腰パン」よりも残念なできごとがありました。

日本が強くないある2つの種目で、代表選手が競技規定違反で失格になり、競技すらさせてもらえなかったというものです。 
「なにやってんだ」と思わず言いたくもなります。
代表に選ばれて行って、競技が出来ずに何もしないで戻って来るという訳です。
本人のケアレスミスで責任ありとはいえ、周囲だってもっとしつかりして欲しいものです。
箍が緩んでいるとしか思えませんよ。
それでなくてもマイナー競技なので、「今後はエントリーしない」なんてことになってしまいますよ。

2010年2月20日 (土)

こり生さんの書

201002201425000 OB会の寄り合いの後、同じく東京都美術館の別の展示会を鑑賞に行くという頓平師匠と、上野に向かいました。

東京都美術館で今日から開催の「東京書作展選抜作家展2010」へ。
落研同期の、二代目多趣味亭こり生さんが出展していて、招待状をもらったからです。

こり生さんの作品を探していると、ご本人とぱったり。
よかったよかった。
同期の三代目多趣味亭狂楽さんも、午前中に来てくれたとか。

「帯燥方潤」と読むそうです。

OB会の寄り合い

201002201226000 落研OB会の寄り合いがありました。

学士会館308号室で、蕪生会長以下6名出席。
仙台から友楽師匠が駆けつけてくださいました。

・会計と活動計画について
・現役の支援活動について
・OB落語会について
・OB会報について   等々・・・。

とりあえず、担当を仰せつかっている「OB落語会(お江戸OB落語会)」をしっかりやろうと思います。

それから、OB落語会の後、会報の編集に取り掛かろうかと・・・。

近所のたい焼き屋さん

201002201559000 最近たい焼き屋さんが増えているそうです。

スペースもとらず、材料も多くなく、比較的イニシャルコストが安く始められるので、脱サラの人も含めて、開店が増えているのだとか。

そういえば、つい1ヶ月前ぐらいに、自宅と駅の間、市役所の近くにたいやき屋さんがオープンしました。

余計なお世話ですが、売れ行きはどうなのでしょうか・・?

あっ、そうそう、会社の近くのたいやき屋さんは、約1年前に開店したのですが、先月末で閉店してしまいました。

全く話は変わりますが、駅前でずっと以前からあるたい焼き屋さん、並ばないと買えないほどのお店です。
10年ぐらい前でしょうか、そのたい焼き屋さんのご主人が宝くじの1等を当てたという噂を聞きました。
その噂が本当ならば、きっとお店は畳んでしまうだろうなと思っていたのですが、今も
まだやっています。
あの1億円はどうしたんでしょう。

・・・これも余計なお世話ですね。ごめんなタイ。

学士会落語会3月例会の案内

250pxgakushikaikan_1学士会落語会から3月の例会の案内が届きました。

3月の例会は、毎年「落語散歩」ということで、落語でお馴染みの街を歩く趣向です。

今回は、御茶ノ水・湯島・上野コースだそうで、学士会館から上野公園までの約5キロ。
ニコライ堂・湯島聖堂・神田明神・妻恋神社・湯島天神・清水観音堂・東照宮・・・。

そして、「東京落語散歩」「落語の江戸を歩く」「江戸落語便利帳」などの著書で有名な吉田章一先生が講師という、学士会ならではの豪華版。

このコース、いつもブラブラしているところです。

2010年2月19日 (金)

東京落語会

会場に着いた時は、扇辰さんが高座に上がっていました。

201002191826000_4 ◆  自家用車          桂枝太郎

 ◆  紋三郎稲荷      入船亭扇辰

 ◆  お見立て          三笑亭夢之助

 ◆  八五郎出世      五街道雲助

 ◆  佐野山            桂平治

 ◆  五月幟            三遊亭圓窓

今夜の出演者は、個性的な実力者で、聴き応えがありました。

201002191827000

扇辰さんの楷書の噺、夢之助師匠のくだけた話芸、雲助師匠の迫力ある語り。

仲入り後の平治さんの見事な素噺、トリの圓窓師匠の重厚な運び。

ところで圓窓師匠は、登場人物の「ぬう」「きょく」という名前の二人に喧嘩をさせていますが、こんな名前の職人がいましたかねぇ。
これは、「ぬう生」と「旭生」という、師匠の弟弟子の二つ目の時の名前ではないかと思うのです・・。
そう、この「ぬう生」こそ、あの圓丈師匠のことですよ。きっと。

・・・・今度の稽古の時に訊いてみようと思います。

柳田格之進

昨日の「やすらぎ寄席」での立川談幸さんの「柳田格之進」。
なんとも壮絶な噺です。

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この噺は、昭和50年の11月29日の落研主催の「馬生独演会」の時に、先代の金原亭馬生師匠を、舞台の袖で聴いたのが初めでした。
(馬生師匠は「柳田角之進」としています。)
その落語会で、高座返しを仰せつかっていた私には、馬生師匠が、別の世界の生き物(失礼)のように思えたものでした。
楽屋で静かに座って、コップに入れたビールをチビリチビリ。
「師匠、よろしくお願いいたします。」とお迎えに行くと、「はいはい」と言いながら、ビールをもう一口含み、「ちょいとはばかりへ・・」とトイレに立ち、舞台の袖に向かわれました。
もうかれこれ35年近くも前のことになるのですねぇ。

「後ろ姿が老婆のようだ!」
この噺で、最もつらく、印象的な台詞です。
いわれもない疑いを晴らすために、娘が吉原に身を売って作った50両・・・。疑いが晴れて(50両が見つかって)すぐ身請けをされて戻って来た娘の姿・・・。

私の「浜野矩随」で、母親を殺すか・殺さないかの演出があるように、娘を苦界に身を置いて廃人同様にするか・客を取る前に身請けさせるかの演出で、後味が随分変わって来ます。

馬生師匠のは、かなり悲劇的な結末だった気がします。
また、最近聴いたさん喬師匠は、一時は武士の娘と苦界のギャップに悩んだものの、何とか復活する形。
昨日の談幸さんは、「文七元結」のお久ほどではないにしろ、すぐに身請けされて戻って来る形でした。
・・・これは、やはりハッピーエンドがいいと思います。

「ならぬ堪忍、するが堪忍」、柳田の堪忍袋の一席でございます。

※「ならぬ堪忍 するが堪忍」・・・もうこれ以上はとても我慢できないというところを、じっとこらえて我慢するのが本当の我慢というものであるという教え。

前田のクラッカー

藤田まことさん扮する「あんかけの時次郎」が宣伝していた「前田のクラッカー」ですが、実は、実物を見た(食べた)記憶がありません。

あの頃は、「クラッカーって、どんな食べ物(お菓子)なんだろう・・?」
ってなもんや・・・
関西のメーカーだから、なかなか関東では食べられなかったのかもしれません。
そして、あの番組が終わると、いつの間にか商品名を聞くこともなくなってしまい、記憶も遠のいてしまいました。

Maedaところが、それから15年近く経ってからのこと。
私の記憶が正しければ・・、新幹線開通前の東北本線の栃木県か福島県のあたりで、線路沿いの田畑などに立っている宣伝看板に「前田のクラッカー」というのを見つけました。
「へぇ~、まだあのメーカーはあるんだ。まだクラッカーを売ってるんだ。」と、懐かしく思ったことがありました。
当時工事中だった東北
新幹線の高架橋に沿って、確かあった気がするのです。
特急「ひばり」に乗って通り過ぎる一瞬しか見られませんでしたが。

昨日は、あのNHKのニュースでも、あまりにも有名なフレーズだったので、「あたり前田のクラッカー」って、商品名を言っていました。
藤田さんのご不幸のときに不謹慎ではありますが、大変大きな宣伝効果だったことでしょう。

一度、食べてみたいと思います。

2010年2月18日 (木)

やすらぎ寄席

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雪は午前中で上がりましたが、寒い夜です。

6時ちょっと過ぎたあたりで会場というか本堂に入ると、私で四人目でした。
今夜が第157回ということは、毎月1回で13年続いている訳ですね。
今月は立川流の番です。

201002182203000_2    ◆   大安売り            立川松幸

    ◆   唖の釣り            立川ぜん馬

    ◆  お七            立川志遊

    ◆   柳田格之進      立川談幸

予想して、使い捨てカイロを持って行きましたが、本堂は下から冷え込んで来ました。
抽選会で、ぜん馬師匠の手拭いが当たりました。

あたりまえだの・・・

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「俺がこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー」テレビの黎明期に大ヒットしたフレーズ。
実に鮮烈でしたねぇ・・・。
コテコテの上方コメディ時代劇で、毎週日曜日の夕方には、必ず視ていた気がします。

街道名物ご存じないか
     チビとのっぽの二人連れ
       顔の長さは違っていても
        なぜか気が合う
           なぜか気が合う
              気がぁ~ 合う~  でしたっけ?

Tokijiro


翌日の小学校では、「昨日の”てなもんや・・”視た?」が、みんなの合言葉でしたよ。
くだらない、低俗だと言われれば・・、そうだったかもしれませんが。
その「あんかけ時次郎」こと藤田まことさんが亡くなりました。
「中村主水」もいいけれど、私は「あたり前田のクラッカー」です。

いわと寄席

 神楽坂のシアターいわとで開催されている「いわと寄席」。

今年の開催予定の案内が、主宰者Hさんからメールで届きました。

古今亭志ん輔師匠と柳亭市馬さんの会の予約をしました。

  4月26日(月)志ん輔独演会      7時開演
  6月26日(土)志ん輔の日           3時開演
  9月28日(火)志ん輔の日          7時開演
  9月30日(木)市馬の日            7時開演
 12月28日(火)年末志ん輔独演会     7時開演 

K選手

オリンピックでの競技以前に、KY行動で大騒ぎになったK選手が、いよいよ本番に登場しました。

古い日本人的な言い方かもしれませんが、あるいは
「そういうファッションなのだ」と言われればそうなのかもしれませんが、どう見ても汚らしく、清潔感が全く感じられなくて、やはり私は好きになれません。
日本人の美的感覚、日本の美と
いうものはあるはずだし、そういうセンスも必要でしょう。
だって、演技の美しさを見せて魅せる競技でもあるのですから。

寄席でも「きれいな噺家さん」、相撲でも「きれいなお相撲さん」がいいですよ。


彼には、日本の代表として、せいぜい頑張って欲しいとは思いますがねぇ。 ┐(´д`)┌
正直なところ、熱く応援したいという気持ちにはなれません。

それにしても、先日の欽ちゃんの発言は重たいと思います。
今回の競技結果をしっかり踏まえた(出た結果なりの)、謙虚で誠実な態度が出せるか否か。
それが彼の品格(人品)を表すことになります。
もし、良い結果が出て「傲慢」、悪い結果で「ふてくされ」などするようなら、多くの視聴者から「もう二度と日本へ帰ってくるな!」コールが渦巻くことでしょう。
\(*`∧´)/
この対応が、今後の彼のみならず、この競技の将来にも影響するものだと思います。
それでなくても、前回のトリノ大会でも大顰蹙をかった競技ですから。

2010年2月17日 (水)

500系のぞみ

日本が世界に誇る新幹線の車両は、みんな「カモノハシ」みたいな顔になっていますが、弾丸のようなスマートなスタイルだったのが、500系と言われる車両です。

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日本で初めて時速300kmでの営業運転を実現。これはJR西日本の車両なのだそうで、残念ながら、「のぞみ」としては2月末で姿を消すのだそうです。
高速性能を追求した独特のデザインで今でも高い人気を誇る車両ですが、居住性や他の系列との共通運用に問題を抱えていたそうです。今後は改造を受け、山陽新幹線で「こだま」として走ることになるとのこと。
大阪出張の時に何度も乗りましたが、確かに、窓側の席などは、少し窮屈な感じがしました。

なかなかカッコよかったのですが、「こだま」ですか・・・。私は「鉄男さん」でもなんでもありませんが、やや寂しい感じがします。

女だてら・・?

この言葉は、今は差別用語に属するんだそうです。

それにしても、駅のホームから落ちてしまうほど酩酊した二十歳の女性。
一緒に飲んだ人がいるなら、なんと冷たい。
一人で飲んだのなら、なんと無謀な・・・。 何があったのやら。
女性は強く?なりましたね。

この女性も、助けてあげた青年も、無事で良かったですねぇ。
万が一何かあったら、「酔っ払いのために?」なんていうことになってしまったかもしれません。
美談と無謀も紙一重ですよね。
それに、女性を助けてあげた人が、シャツ出し・腰パンでなく、素朴な青年だったので、何かとてもホッとしましたよ。

「佃祭」や「文七元結」は、無欲の人助けが描かれ、「情は人のためならず」を語ります。

お嬢さん、どんな事情か知りませんが、飲み過ぎは色っぽくありませんよ。
それこそ洒落になりません。
女性は、ほんのり桜色が美しいのです・・。

スカイツリー300m突破

2010021600000017maipsocithum000smal 建設中の「東京スカイツリー」が300メートルを超えたそうです。

ちょうど、半分程度の高さになった感じですか・・・。

映画「Always三丁目の夕日」では、建設中の東京タワーが印象的でしたが、東京観光の「Hバス」では、建設中のスカイツリーとその周辺を巡るコースを発売しているそうです。
確かに、完成してしまったら、決して見られない景色ですから、ある意味では大変価値のあるものかもしれません。
「千両みかん」の、みかんの3かけらぐらいの価値はあるかも・・・。

鈴本下席

鈴本下席 隅田川馬石さんから葉書。
鈴本演芸場の2月下席は、馬石さんの芝居のようで、ご丁寧な案内DM。

季節は商売の難しい"ニッパチ"だし、オリンピック開催中だし、入りがよくないかもしれません。
でも、こういう時こそチャンスかもしれません。
2月下席は日がいつもより少ないから、あっという間に過ぎてしまいそうです。

2010年2月16日 (火)

十徳

「一目上がり」は、3・4・5・6・・・・と数字が増えて行くから、オリンピックで頑張って7・6・5・4と順位を上げたU選手とはパターンが違うことに気がつきました。

それならば、数字が減って行くという点では、むしろ「十徳」という噺と同じパターンですね。
5+5=10  4+4=8  3+3=6  2+2=
4、という具合。

八五郎はご隠居さんの家へ、ご隠居さんが着ている"十徳"の謂れを訊きに来た。
 ご隠居さん
は「これを着て立ったところを見ると、衣の如く。座ったところを見ると、羽織の如く。如く、如くで十徳だ」と教える。
 八五郎がたいそう感心をしたので、ご隠居さんは「両国橋と一石橋の由来」を聞かせる。
「下総と武蔵の二つの国に架かったから両国橋。お金後藤、呉服後藤という二軒の後藤さんが金を出し合ってかけた。五斗(後藤)に五斗で一石だから、一石橋」。
 またもや感心した八五郎は、これを他の者にも聞かせようと、床屋へ乗り込んだ。 ところが、橋の謂れはみんなが知っていて、無駄になってしまった。
 ならば、「十徳の謂れを教えよう」と始めるが順調にはいかない。
「これを着て立ったところを見ると…、衣のようだ。座ったところを見ると…、羽織のようだ。ようだ、ようだで、やぁだ」
「なんだ?」
「着て立ったところを見ると…、衣…みてぇ。座ったところを見ると…、羽織…みてぇ。みてぇ、みてぇで、むてぇ」
「なんだ、そりゃ?」
「立ったところを見ると…、衣に…似たり。座ったところを見ると…、羽織に…似たり。似たり、似たりで、これは、したり」

この噺、圓窓師匠と、別の言い方はないかと考えているのですが・・・。

九代目桂文治師匠

落語百選の噺家列伝は、九代目桂文治師匠。

落語百選≪36≫文治師匠は、昭和51年に倒れて闘病の後、53年に亡くなったので、ケチだったというのと、八代目林家正蔵(彦六)師匠と同じ稲荷町の長屋住まいだったことぐらいしか知りません。

八代目・九代目は大柄の雰囲気がして、逆に十代目は小柄な師匠でしたから、文治像というのは定まりません。

昔の噺家さんは、よく師匠や一門が変わっている気がします。
この文治師匠も、橘家から始まり、八代目桂文治や二代目桂三木助に師事した後、あの三代目小さん門にもいたりして。
考えてみると、林家彦六師匠も、三遊一朝爺さんに師事して三遊亭圓楽を名乗ったり、蝶花楼馬楽(柳家の名跡)で小さん襲名を狙ったり、最後は林家の止め名の正蔵になったり。
それぞれ事情はあるのでしょうが、バラエティに富んでいます。

柳派だとか三遊派だなんて言うのは、意味がないのでしょうかねぇ。
名前じゃなくて、噺家さんそれぞれの芸なのでしょうね。

「花筏」のネタ本作り

83606448お江戸OB落語会でやろうと思っている「花筏」のネタ本作りを始めました。
学生時代は、圓楽師匠の音源を参考にさせてもらいましたが、今回は柳亭市馬さんのでチャレンジしてみようと・・・。

市馬さんの相撲好きは、歌好きと同じぐらい有名で、それぐらいですから、相撲甚句は玄人はだし、噺の中の呼び出しなどは、プロと見まごうばかり・・・。悔しいぐらいです。
N文亭の人に、「流三さんは滑稽噺や長屋噺はやらないんですか?」って訊かれたことがありましたが、今回の「花筏」もねぇ・・・。

でも、この噺のオチも「途端オチ」というのか、好きですねぇ。
市馬さんの音源では、オチを言った直後、客席から「うわぁ、やられたぁ。そうオチが来るか。」という感じて、歓声が上がり、すぐ後に拍手喝采になってしまっています。

一方で、「薮入り」も並行してやってみようかと思っています。

欽ちゃんのコメント

選んだ方も選ばれた方も「?」の、あのお子ちゃまアスリート騒動の中で、萩本欽一さんのコメントが目に留まりました。

「五輪は国民みんなを喜ばせる特別な舞台」とした上で、「金メダル取ってきて、『ごめんなさい』と言ったら、みんな許してくれるよ」と汚名返上へ温かいエールを送った。
「(オリンピックじゃなくて)別の大会だったら、あんなカッコでも許されたのかもしれないけど…。五輪は長い歴史があるし、特別な舞台だからねえ。自分のために行くんじゃなくて、おじいちゃんから子供まで、国民みんなを喜ばせるために行くんだから。いろんな意見が出るのは、当然じゃないのかなあ。」
五輪は老若男女の誰もが楽しみにしている、テレビでいえば“ゴールデンタイム”のようなものというのが、欽ちゃんの考え。80年代に“視聴率100%男”として、全国民を爆笑の渦に巻き込んできた男の目には、腰パン姿や舌打ち会見は空気が読めない「バンザーイなしよ」に映った。
だが、ピンチはチャンスでもある。一躍、“時の人”となっただけに、本番でのパフォーマンスは期せずして国民的関心事となった。「みんな注目しているよ。だから、ここで金メダルを取ってね。『あんなカッコして、ごめんなさい』と言ったら、みんな許してくれる。みんな拍手してくれるよ」。気持ちを切り替え、金メダル獲得へド〜ンといってみよう!!とエールを送った。(スポーツ報知より)

欽ちゃんらしく、ストレートな表現をせず、柔らかい言葉を使って、ちょっと優しすぎると思いますが、共感できる部分がありますね。
人として、人と交わって生きて行くのが業である人間として、自分の主張を通す時・所と、逆に他人に譲る時・所があることを、遅ればせながら分かったのなら、本人の想定を遥かに超えた影響、地元や大学までもが巻き込まれた事の重大さを認識できたのなら、社会人の一員として認めてあげましょう。
別に「お世話になった多くの方々に恩返しがしたい」などと、しらじらしい優等生発言をしなくていい。T・P・Oに相応しい、普通の感性を持った言動をして欲しいものです。もう子供じゃないんだから。
ノブレス・オブリージュですよ。


2010年2月15日 (月)

発表会のチラシ

まど深さんが、5月の発表会のチラシ案を作ってくれました。

現物を見ると、「いよいよだな。」という感じになります。

・・・ということは、落研の「お江戸OB落語会」のチラシも作らないといけないのかな・・・?

一目上がり

いかにも落語らしい噺。

八公は隠居の家にある狩野探幽の雪折れ笹の絵に芭蕉の賛の掛け物を見て感心し、思わず「音羽屋!中村屋!高麗屋!・・・」と褒めると、隠居にそんな褒め方をしてはいけない。「結構な賛ですね!」と言いなさい。
そうすれば、お前に対する世間の見る目が変わり、八五郎先生と呼ばれるようになるからと告げられる。
 八公は大家さんのところへ行き、掛け物を「結構な賛(3)ですね!」と褒めると、大家は「これは根岸蓬斎先生の詩(4)だ」という。
八公はこれは隠居がもうろくして3を4と間違えたと思い、次にお医者さんのところで「結構な4ですね!」と言うと、今度は「これは一休禅師の悟(5)だ」という。
八公は「何だ一目つつ上がってる。今度5と言ったら6と言われるから、はじめから6と言おう」と、芳公のところで「結構な6だね」と言うと、「これは七福神(7)だ」と言われる。
悔しい八公は続いて芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」に「結構な8だね!」というと「これは芭蕉の句(9)だ」

地口で、3から9まで、ひとつずつ増えていく噺です。

一方、長野7位ソルトレーク6位トリノ5位
そしてバンクーバー4位。
汗と努力の、実に結構な「一目上がり」ですね。



落語百選≪36≫

落語百選≪36≫ 「一体、この裏(長屋)をなんだと思うんだ!」
「へぃ、大家さん、この裏も"花色木綿"でございます。」
・・って、一所懸命やりましたよ。
「全日本学生落語名人位決定戦」で、審査員のお一人だった五代目小さん師匠の前でも・・。

  ◇ 花色木綿  笑福亭三喬

  ◇ 茶の湯    瀧川鯉昇

学生時代は、「花色木綿」がどんなものか、黒羽二重なんて良く知りもしないくせに、偉そうな顔をして・・・。

「金明竹」の口上に出て来る、高価な骨董品の数々を見るのも面白い。ひとひとつ当たってみると、物凄い名器・名品のオンパレードなのに、"のんこのしゃぁ"なんて言って・・・。
「風羅坊」が松尾芭蕉の雅号だというのを知らないと、なぜ「古池や・・・」の掛軸が出て来るのか分からないでしょう。
横谷宗珉が名だたる金工で、それこそ浜野矩安・矩随親子のコンペティターだったり・・。
「宗珉の滝」という噺も、甚五郎物と同じような背景の噺です。

「根岸の里のわび住まい」。黒板塀に見越しの松、なんていうのは、JR鶯谷駅を降りた景色を見て、到底想像のつかないですよ。
身を立て、名を上げ、一財をなし、老いては根岸あたりで優雅な隠居生活・・・。これが庶民の理想的な人生だったのでしょうね。

懐かしい場所

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今から約四半世紀前、私も一応「新婚旅行」とやらに行きました。
フィジーという、太平洋の美しい諸島でした。

国立演芸場に行った後、従妹と話していると、何と数年前に行ったと・・。
何か、自分の庭に無断で入って来られたような気に・・はなりませんでしたが、驚きました。

我々が行った頃は、クーデターの起こる前で、本当に平和でのどかな国でした。
稀代の出無精の家内も、あの島にはもう一度行ってみたいと言っています。

従妹が写真を送ってくれましたが、昔のことを少し思い出しました。

2010年2月14日 (日)

ラジオ寄席

数あるラジオの演芸番組の中で、私がこの番組を聴くのは、日曜日の夜8時という時間帯の良さに加えて、学生時代から聴き続けている(続いている)番組で、公開録音にも何度か行ったことがあるからです。
学生時代の公開録音の司会者は、確か大沢悠里さんだったと記憶しています。
「秋田の酒美酒○○がお送りする。らんまんラジオ寄席。」・・

プロ野球のオフシーズンだけの、半年だけの番組ですが、地方の会場での公開録音の様子が、何ともいえない雰囲気がします。
それに、いつも聴いている噺家さんも、何となく普段と感じが違っていたりするもので。

  ◇ 親子酒     桃月庵白酒

  ◇ 桂歌春      鍋草履 

今夜は、スポンサーの地元である秋田での公開録音でした。

白酒さんも歌春さんも明るい高座の面白い噺家さんで、しかもロケット団の漫才もあり、楽しい番組でした。

五輪生中継・・

「オリンピックの話題は極力抑えて」と言った、その舌の根も乾かないうちに一言申し上げます。

何気なくテレビを見ていると、国営放送のアナウンサーが、「それでは、○○(競技名)の
生中継の模様をお伝えします。」だって・・・。

おいおい、生中継の模様って、カメラを設置したり、インタビュースペースを作ったりするのを見るの? 
カメラマンやスタッフの様子を映すの?
そうじゃないでしょ。
「○○の模様を生中継でお伝えします」でしょう。

うるさいオヤジです。

やっぱり・・・

プログを読んでくれている友人の「FIさん」に、「これから暫くは、オリンピックの話題が続くのかな?」と言われました。
あまり一喜一憂したくはなく、なるべく触れるのは慎もうと思っているのですがねぇ。

ただ、相変わらず、マスコミが余りにも選手や世界の実態とかけ離れた情報、即ち日本代表選手全員がメダル候補のようなヨイショ報道ばかりで、大衆をミスリードしているようなので、そんなものに乗りたくないなと思います。
前回のトリノの時は酷かったですからねぇ。

ヽ(゚ω゚ )ノヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノヽ( ゚ω゚)ノヽ(゚ω゚ )ノ 尤も、純粋にそれぞれの競技に全てをかけている、オリンピックの日本代表に相応しい選手たちには、是非頑張ってほしいと思います。

早速、ノーマルヒルのジャンプ決勝が行われましたが・・・。
やっぱり・・・。 
(ノд・。)

腰元彫り

腰元彫り
国立演芸場に展示されている煙草入れ。
太神楽の鏡味小仙という人が愛用していた物のようですが。
これに飾られているものこそ「腰元彫り」ですよ。
江戸は寛政の時代に、腰元彫りで親子二代で名人と言われた、浜野矩安・矩随に思いを馳せました。

2010年2月13日 (土)

明日は・・

明日は・・
負け惜しみでなく、戦後間もなくの"ギブ・ミー"の時代ならともかく、チョコレートなんて・・。
上野駅にある、有名なベルギーの"G"とかいう店の前も、多くの女性で賑わっていましたよ。

もういい加減に、見え透いた商業主義に乗るのはやめましょうよ。

・・が、彼女たちは、もしかすると、好きな人や義理なんとかではなくて、「自分へのご褒美に」なんてんで、高いチョコレートを買っているのかも。
それなら、勝手にどうぞですが、ね。

国立中席「鹿芝居」

5283_12_2 傘をさすほどではないものの、みぞれ模様。

国立演芸場の「鹿芝居」を観るのは、今年で何度目になるでしょうか・・・?
いつもと違うのは、隣に最近落語に目覚めた従妹が座っていること。
自分が演る訳ではありませんが、満足してもらえるかな、気に入ってもらえるかなと、この公演に誘った身としては、大変気になるところです。

   ◆ たらちね    三遊亭多ぼう

   ◆ 手紙無筆    金原亭馬吉

   ◆ 小粒       金原亭世之介

   ◆ 宮戸川     古今亭菊春

   ◆ 酒飲み     蝶花楼馬楽

   ◆ 大師の杵   林家正雀

   ◆ 源兵衛狐   金原亭馬生

   ■  【鹿芝居】 世話様々浮世死神

 芝居としては、ストーリーも短く、登場人物の少ない噺ですから、やや物足りなさを感じましたが、楽しませてもらいました。
「鹿芝居」、馬生・正雀一座のご贔屓も多くいるようで、立ち見も出ていました。

パンダ復活と

上野動物園に、再びパンダがやって来ることになったそうです。
あのI都知事が、中国に頭を下げたのでしょうか?
オリンピック招致失敗やら、最近パッとしない感じでしたから、背に腹を変えられないと思ったのでしょうか?

落語界とパンダとは、実は因縁浅からぬものがあるのです。
それは、昭和の名人三遊亭圓生師匠と上野動物園のパンダの命日が同じだという。
名人の死が新聞のトップ記事をパンダに取られたという、落語界屈辱?の歴史があるのです。(これは事実なのです。)
昭和54年9月3日は「パンダと圓生が死んだ日」と、歴史に刻まれているのです。

んっ・・待てよ。パンダが復活する?それなら圓生も復活するかもしれませんよ。
「"Xデイ"はパンダと圓生が戻って来た日」になるといいですね。

東京ボーイズ

寄席の常連の「東京ボーイズ」。
今朝の永六輔さんのラジオ番組に出演していました。
もともとはトリオ漫才だったのですが、残念ながらリーダーが亡くなってしまい、今はコンビで頑張っています。
爆笑タイプではありませんが、素朴な笑いを提供してくれるのが好きですね。観ていて安心するのです。

"ナゾかけ問答"が売り物で、今朝も、「浅田真央ちゃんという人を、"ナゾかけ問答"で解くならば、朝飯昼飯食べません。今日から晩食うわ(バンクーバー)って言ってますぅ~」なんてやってました。

そしていつものオチ、
東京ボーイズという人を、"ナゾかけ問答"で解くならば、種を蒔かない畑です。いつまで経っても芽が出ないぃ~」・・・。

ご近所づきあい

201002111152001会社の独身寮の隣の家から、「寮の廊下の窓が開いていて迷惑だから、すぐ閉めて!」という、苦情の電話があったそうです。
なんでも、寮の廊下の窓と隣家の台所の窓が接していて、奥さんが大変気になるんだそうです。

すぐに管理人さんに閉めてもらい、これから換気などは別の窓を使うようにしてもらいました。
自宅から遠くないので、様子を見て来ました。
部屋の窓でなく、廊下の窓ですから、目が合ったりすることはないと思いますが、確かに同じぐらいの高さで接していました。

嬉しいメール

落研の後輩「下宿家さん丈」さんから、大変嬉しいメールが届きました。

「お江戸OB落語会」に、さん丈さんの同期の「(二代目)東風亭梅香(こちてい・ばいこう)」さんが出演したいという・・・。しかも自作のネタでと。 ヽ(´▽`)/

何でも、本人のPCの具合が悪いので、同期のさん丈さんが代わってエントリーしてくれたという訳。 
(*^-^)

 さん丈・梅香両師匠は、私が4年生の時の1年生でした。
「東風亭梅香」という名前は、わが落研で最も優れた、高貴な名前だと思います。
勿論、「
東風吹かば 匂い起こせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」に由来します。
尤も、この梅香さんほど、美しい名前と実物のイメージの違う人も珍しいのですが・・・。

わが落研には、このほかに、「杜の家とん平」・「恋し家古狂」・「宝亭六方」・「猩々亭酒楽」・「酩亭千鳥」・「金研亭志ん昼」なんていう、とてもいい名前があるのです。
おおっと、「金願亭乱志」を忘れちゃぁいけませんね。

2010年2月12日 (金)

名司会者「玉置宏」さんの訃報

横浜にぎわい座の館長、かつての名司会者である玉置宏さんが亡くなられました。享年76歳。

1956年、明大卒業後、文化放送にアナウンサーとして入社。
1958年フリーとなり司会業に専念。
「ロッテ歌のアルバム」(TBS系)、『象印スターものまね大合戦』(テレビ朝日系)、『にっぽんの歌』『昭和歌謡大全集』(テレビ東京系)、『ラジオ名人寄席』(NHKラジオ第一)などの長寿番組を担当していました。

確か、横浜ベイスターズの大ファンでもあり、弱小球団を一生懸命応援されていました。

・・もうずっーーと"ご無沙汰"になってしまいますね。

「奇跡のリンゴ」と「百年目」

「奇跡のリンゴ」を斜め読みしました。

なるほど、ある部分、目から鱗が落ちるような所も多くあり、「課題図書」としては合格だった気がします。
自然と人間の関係・・・。科学であり、哲学のようでもあります。
水に話しかけると美しい結晶になる。
草花を褒めると綺麗な花が咲く。
・・・別の本で、こんな話も読んだことがある気がします。

そして、落語「百年目」です。
お店の大旦那が、番頭に話しかけるクライマックスシーンです。
大旦那は、天竺(てんじく)の栴檀(せんだん)の大木と南縁草という雑草の話を始めます。
栴檀は南縁草を肥やしにして生き、南縁草は栴檀の下ろす露で繁殖する。持ちつ持たれつで、家ではあたし、店ではおまえさんが栴檀で、若い者が南縁草。
南縁草が枯れれば栴檀のおまえも枯れ、あたしも同じだから、厳しいのはいいが、もう少しゆとりを持ってやりなさいと、番頭さんをやんわり諭すのです。


人は、時々、否、いつも自然に対して傲慢ですね。
そのうち自然から、大きなしっぺ返しをされるかもしれません。
地球温暖化を議論する公聴会を
、大雪で中止させられてしまうぐらいの皮肉は、まだまだ自然の洒落なのですよ。

服装の乱れ

バンクーバー冬季五輪も開催間近になりましたが、スノーボード・ハーフパイプ(HP)男子のK選手に服装の乱れがあったとして、日本選手団の入村式への出席を自粛させたそうです。日本からバンクーバーへの移動の際、公式服装のシャツを腰から出してネクタイを緩めるなどした姿を空港で目撃され、全日本スキー連盟は報道で知った人々から抗議を受けたのだそうです。
日本オリンピック委員会(JOC)は、スノーボードの監督とコーチを注意した。JOCの専務理事は「国民の税金を使った代表の服装じゃない」と話し、監督は「本人は反省しており、今後は競技に専念させる」と頭を下げたとのこと。
個人主義が横行する中、若い人からは、「個性があっていい」とか「本人の自由だ」とか言う意見が多いかなと思っていたのですが、渋谷の街で若者に聴いても、約7割ぐらいが批判的だったというニュースを見て、意外でもあり、とても安心しました。

いかに自由、いかに個人尊重とはいえ、「T・P・O」を理解できるバランス感覚は、どの世界でも不可欠だと思います。
フォーマルとカジュアル、マナー、自分が置かれた立場を弁えた言動というのは、国民の税金を使った代表だとかいう安易な次元でなく、人の道そのものですし、自由の先進国である欧米諸国でも厳しい眼で見られるはずですよ。
強ければいいんじゃない。勝てばいいんじゃない。自我を通せばいいんじゃない。
それが品格というものでしょう。

本人は「反省してま~す。競技に影響ありません。」と、一応は謝罪しているようですが、納得はしていない表情でしたね・・。
監督が「言葉足らずのところがありまして・・」なんて、小学校の先生のようなフォローをしていました。
何故か、成人式で暴れる輩や元横綱とイメージが重なりました。
残念ですが、所詮それだけのアスリートなのかもしれませんね。

こり生さんから

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落研同期の、二代目多趣味亭こり生さんから、自らも出展する書道展の案内状が届きました。

2月20日から26日まで、上野の東京都美術館で開催の「東京書作展選抜作家展2010」。
こり生さん、今度は、どんな力作を出品しているのでしょうか?

上野の森で芸術鑑賞と洒落てみますか。

  【会期】    2010年2月20日〜2月26日
  【時間】    9時〜17時(入場16時30分)
  【料金】    無料
  【会場】    東京都美術館

2010年2月11日 (木)

サラリーマン川柳

大手生保D生命が募集した、「サラリーマン川柳百選」。

ひととおり拝見して、私なりのベストスリーを、瞬間の感覚で選んでみました。次に一覧したら変わるかもしれませんが。

 ◇ チェンジとは 言ってたことを 変えること

 ◇ おやじギャグ 何度も言うな 聞こえてる

 ◇ 先を読め 読めるわけない 先がない

最近ではリストラやうつ病や自殺の増加、格差社会の拡大、税負担や熟年離婚の増加などから、もはやユーモアでなく、やや度を越えたブラックユーモアで、残酷すぎるきらいもあると思います。
マスコミでは川柳を通して、サラリーマンを晒し者にするような報道も見られますからね。

一方、川柳の愛好家からは、「サラリーマン川柳は、社会風刺やブラックユーモア、短絡的な韻や駄洒落に偏るあまり詩(ポエム)としての要素がおざなりになっている」という批判もあるようです。
まぁ、あくまでもお遊びですからねぇ。
落語・漫才好きのおじさんが、近頃のお笑い(芸人)を嘆くようなものかもしれませんね。

おかげさまで、私はさほど切実に感じていないというのもありまして、無責任に楽しませてもらっていますが・・。

奇跡のリンゴ

会社の若手の研修の事前課題として、参考図書を指定して読ませなくてはいけないのですが、選定に迷いました。
活字離れが甚だしいといわれる世代に、参考図書というのも押し付けがましい部分もあるのですが、こういう機会でも与えないと、本など読まないのではと・・・。
今までは、ビジネスもの、自己啓発ものが多かったようですが、今回は少し趣向を変えてみようという訳で、「奇跡のリンゴ」というのを選んでみました。

それよりも、参考図書に指定したからには、私自身も読まなくてはいけないということに気がつきました。

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「絶対不可能」を覆した農家Kの記録、という副題が付いています。
NHKテレビの「プロフェッショナル仕事の流儀」で反響が物凄かったんだそうです。
へぇ~、ちっとも知りませんでした。
私がこの番組で知っているのは、※柳家小三治師匠の回だけですから・・・。
※2008年10月14日放送
≪笑いの奥に、人生がある≫
落語家は人を笑わせる職業。しかし、小三治は無理やり人を笑わせようとするのは、本物の芸ではないと考えている。
小三治は、かつて師匠の五代目小さんから、お前の噺(はなし)は面白くないと言われ、深く悩んだ。
Photo03落語の面白さとは何かを追い求めている中で、伝説の名人、古今亭志ん生の言葉を聞く。
その言葉は「落語を面白くしようとするには、面白くしようとしないことだ。」
落語自体が持っている面白さを素直に演じることで、無理やりうけようとしない。小三治はそれ以来、本物の芸を突き詰めている。

ひょっこりひょうたん島?

瀬戸内海の小さな無人島が公売(競売)にかけられ、ある法人が落札したそうです。
ひょうたんのような形をした小島です。

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自分だけの島なんて、お伽噺の王様のようで、夢がありますね。
落札価格は、1億1万円だとか。
客観的に評価すると、船を接岸する場所や平地もないので、せいぜい5〜6百万円だろうと・・。
でも、漁場としては絶好だとか。
それにしても、落札した会社は、何に使うのでしょう?
まさか、産業廃棄物処理場なんかにはしないと思いますが。

  苦しいこともあるだろさ
    悲しいこともあるだろさ
     だけど僕らはくじけない
      泣くのはいやだ笑っちゃお
       進め ひょっこりひょうたん島
        ひょっこりひょうたん島
          ひょっこりひょうたん島〜ぁ
 
懐かしい・・・。

また言っちゃったぁぁ・・・

Mizaru

三河の若殿様が、また言ってしまいました。
(もうやめたいと思っているのに、次々と新ネタを提供してくれるので、つい。)

「当社は絶対に失敗しない全能の存在とは思わない。」・・・。
その場のマスコミ担当者が唖然としたそうです。

「当社は絶対に失敗しない全能の存在たりえたい。」と言うのがトップでしょう。
人の命を預かる物を作るメーカーのトップが、「全能の存在ではないから失敗もします。」と言ったという訳で、大顰蹙。

こういう時は、何を言っても揚げ足を取られるものではあるものの、これまた軽率の誹りを免れることはできないでしょう。
やっと発言したと思ったら原稿の棒読み、やっと自分の言葉で語ったらKY発言。
ちょいと気の毒ではありますが、そこまで求められる存在の会社なのですから・・ねぇ。
社長、頑張って

2010年2月10日 (水)

また週刊新潮

《圓楽死後3ヶ月で高座対決に発展した「三遊亭圓生」襲名争い》
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こんな見出しを新聞広告で見たので、早速駅で買いました。

以前から七代目襲名を宣言している三遊亭鳳楽師匠と、六代目の弟子の三遊亭圓丈師匠が、落語対決をするというもの。
3月17日に浅草東洋館で"名跡争奪戦"が行われるんだとか。

これから色々な動きが出て来そうです。

そうだよねぇ・・・

お荷物 実は、このあいだの三三さんの独演会の時、「あれっ?」とは思ったのですが、やっと合点が行きました。
何となく、場内が全体的にいつもと違う雰囲気がしていたのです。
座席にコートとマフラーを置いて写真を撮って、あれぇ、こんな椅子だったっけって。

News100203_3疑問が氷解。
国立演芸場のHPを覗いていたら、やはり椅子んがリニューアルされていることが分かりました。
新しい椅子なので、座面の跳ね上がりも強くなっていました。

News100203_4 国立演芸場ではこのたび客席いすをリニューアルしました。新しいいすは、より華やかで温かみのある張り地を使用し、木製の背板と相まってこれまで以上にくつろげる雰囲気となりました。
足もとのスペースなども以前よりゆったりできるよう工夫されています。
ですって

紀州・・・

(どうも舌鋒が激しくなってしまいますが、もう少しお許しいただき・・)
有事に際して、トップのとる言動により、その組織の明暗がくっきり分かれることがあります。

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大先輩で、広報を担当していた人が、お詫びや弁明の会見の時は、指の先まで力を入れてまっすぐに伸ばし、顔をこわばらせながら、自分の言葉で、ひたすら下手に出ることが大切だと言っていました。消費者やマスコミに対する真摯な態度は、理屈ではないということです。 m(_ _)m
これも、決して問題解決の本筋ではありませんが、"二次災害"を防ぐという点では、非常に重要なリスク管理手法だと思うのです。
欧米の企業では、記者会見対応専門の演出家やスタイリストがいるそうですから・・・。

(*´σー`) しかし、残念ながら、本邦トップ企業を自他共に認めている「T社」は、トップがなかなか出て来ないばかりか、中途半端な立場の役員が、不遜とも思える態度で、さらに時にはあざ笑ったような表情で、責任逃れの発言をしました。
(本人は否定するかもしれませんが、多くのマスコミや聴視者にはそう映ったと思うのです。) ヽ( )`ε´( )ノ
さらに、やっと出て来たトップは、自分の言葉でなく、用意してあった文を棒読みしてしまいました。
絵に描いたような"二次災害"ではなかったでしょうか。 ┐(´-`)┌
しかも、結局はリコールする(=:欠陥を認める)ことになったのですから、あの会見は一体何だったんだろうということです。
かつて営業利益を兆円レベルで上げた「T社」には、この「二次災害リスク回避管理」が出来ていなかったというわけです。

一方、経営統合を破談にした「K社」と「S社」は、それぞれトップが単独で、自分の言葉で語りました。
「S社」はオーナー企業ですから、ある意味当然ではありますが、「K社」の社長は、多くの記者の前で、一人だけで、自分の言葉で説明をしました。
これこそ、有事に当たって、有事だからこそトップが為すべきビヘイビアだと思います。

さて、落語に「紀州」という噺があります。
八代目将軍を決める時、本命だった尾張(尾州)公が妙な見栄を張ったために、その座を紀州公に取られてしまう噺です。
世界一を目指す「T社」は、尾張ではなく三河(三州)がルーツですが、今は同じ愛知県です。
残念ながら、歴史は再び繰り返されてしまいました。
折角世界一が目前だったのに、初動を間違えて水の泡になってしまいそうです。
「トンテンカントンテンカン、天下ぁ取ぉる、天下ぁ取ぉる・・ベィシュー(米州)」。

「追い出し」発表会

落研では、卒業生を送るイベントとして「卒業生追い出し発表会」をやっていましたが、今年も2月27日に開催されるそうです。

我々の頃は、入試が終わり、合格の発表が行われる3月20日頃にやっていたものでした。
その直前に春の合宿をやり、その勢いで卒業生を追い出すということでした


合宿では、追い出しの時に披露する「落語劇」の練習をしたものでした。
とてもとても「鹿芝居」とはほど遠い・・、それはそれば酷い劇?でしたよ。゚゚(´O`)°゚
でも、かなり真面目に落語に取り組んでいた落研でしたが、唯一この時ばかりは羽目をはずして楽しんだものです。 ヽ(´▽`)/
「らくだ」「御神酒徳利」「宿屋の富」あたりをやった記憶がありますよ。

そういえば、今だから話せるのですが、合格発表の時は、1年生に詰襟を着させて掲示板の前に立たせ、掲示された瞬間に「あったぁーー!」と叫ばせ、すかさず胴上げをしたものです。
○○新報の夕刊や▲▲放送のイブニングニュースのトップを飾ったものでした。
これは、"やらせ"でなく"撮らせ"とでも言うのでしょうか・・・。
お互いに阿吽の呼吸でしたねぇ・・・。
今なら・・・、とてもできないでしょう。 
┐(´д`)┌

2010年2月 9日 (火)

太神楽・鏡味仙花さん

日曜日の「まるらくご」で、”至近距離”で拝見した太神楽の「鏡味仙花」さん。
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会場が狭いので、最前列やや右に座っていた私に、傘や鞠や金輪や升などがぶつかるのではと、大変気を使っていただき、何度も話しかけて(無事確認して)もらったにも拘らず、普段女性と話すのに慣れていないため、反応が鈍く、冷たく感じられてしまったかもしれません。
そうではないんです。
実は、おじさん照れていたのです。
志ん丸さんは、「若く見えますが、実は85歳なのです。」と言っていましたが、いえいえ、実際の歳よりはずっと若く見えますよ。
それに、襷十字に綾なした姿は、背筋がピシっと伸びていて、一層凛々しく、若々しく見えました。
(ここだけの話ですが、私は本当の歳を知っているのです。)

仙花さんの師匠の鏡味仙三郎師匠は、確か兄弟弟子?の仙之助さんという方とコンビを組んで、元気な若手としてご活躍されていましたから、その頃からよぉ~く知っています。
当時「鏡味仙之助・仙三郎」コンビは、「おめでとうございま~す
」の「海老一染之助・染太郎」ご両人と並ぶ人気でした。
ご本人、「寄席の中村吉右衛門」のキャッチフレーズで、高座ではお囃子さんからズッコケ鉦が鳴らされますが、どうしてどうして、お若い頃はなかなかのイケ面でした。
今は、"鏡味仙三郎社中として、寄席などには
お弟子さんたちと一緒にご出演されていますが、なかなか良い雰囲気の一座です。

それから、お弟子さんの仙三(せんざ)さん。私は流三(りゅうざ)さん。
確か私と同じ山梨県のご出身で、苗字も「M」で、私と同じだった気がします。
一昨年の「学士会落語会」の時に、やはりソロ活動で拝見しました。
どうも、他人のような気がしません。

こういう伝統芸に身を投じて頑張っている若者には、心から拍手を送りたいと思います。(出来ればご祝儀も?
)

とにかく先日は、あまりにも狭いので、仙花さんも苦労していました。
毬や撥を投げ上げるのも、天井が低くて、とても大変そうでした。

そこで私は、思わず「もう少し屈みませんか(鏡味仙花)」と、心の中で叫びましたが、分かったかなぁ、分かんねぇだろうなぁぁぁ・・。          ┐(´(エ)`)┌

縁談の難しさ

日本のトップ企業で、初動を誤った世界一の自動車メーカーのゴタゴタが続く中、今度は食品(飲料)大手の経営統合が破談になったというニュースがありました。

日本の企業がグローバル企業として生き残るためには、どの業界のトップ企業でも、"規模の利益"を追い続けなければいけないという宿命の中では、通常ならありえない組み合わせの"縁談"が持ち上がるもので、K社とS社の統合話などは、まさにその典型でした。
5〜10年前には、金融界で大きな合従連衡が相次ぎました。
この中でも、昔なら信じられない組み合わせもありましたが、とりあえず結婚した後も、離婚することなく続いているのは、商品の差が少ないのと、支援的な要素があったのと、オーナー企業ではないことが、何とかもっている原因なのだと思います。
ところが、今回の2社は、その3点全てに該当していませんから、なかなか落とし所が見つからなかったのでしょう・・・。

次の新しい組み合わせが出て来るかもしれません。

真打昇進襲名披露

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ご贔屓?の、柳家三之助さんと三遊亭窓輝さんたちの真打昇進披露興行が、3月21日の鈴本演芸場から5月20日の国立演芸場までの約2ヶ月間行われます。

国立演芸場でチラシを見つけました。

2010年2月 8日 (月)

「浅草ことぶ季亭」のこと

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昨日の古今亭志ん丸さんの独演会「まるらくご」に行き、我々の「お江戸OB落語会」の会場の下見も出来ました。

座椅子で40席、壁際などにベンチ風席で約10席の合計50席程度がキャパシティでしょう。
やはり、座椅子での窮屈感は否めません。
それから、トイレは1ヶ所しかなく、男女の使用時間を分ける等の工夫が必要です。

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ということで、お客さんには、やや息苦しさを強いるかもしれませんが、さすがに新しい演芸専門貸席だけに、高座の雰囲気や建具や柱などの美しさは、非常に満足できるものだと思います。
20~30人ぐらいの秘密の集まりには最高だと思います。

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楽屋も含めて、細かな部分は見ることができませんでしたが、蕪生師匠が気に入られたのも納得でした。

かなり謙虚に計算しているのですが、もしかすると、当日はOBは、立ち見が楽屋で聴かざるをえないかもしれません。

年枝の怪談

三三さんは、「年枝の怪談」をかなりの頻度で演っているようですね。
多くのプログに、三三さんの噺の感想が書かれていますが、それはその方々におまかせするとして、この噺のルーツを探りました。
調べてみると、やはり稲荷町の正蔵師匠(
彦六の正蔵・八代目正蔵)の創作のようですね。


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「年枝(ねんし)の怪談」は 昭和25年に NHKラジオ「放送小咄会」で聴取者から募集した「お題」を盛り込んで、八代目正蔵師匠が創った「お題噺」で、「年枝の噺」と題して放送されました。
その後昭和39年8月14日の「東京落語会」で、「年枝の怪談」として口演されたそうです。

ところで、年枝の師匠の二代目春風亭柳枝という師匠は、あまり詳細は分かっていないようです。
文政5年(1822年) - 明治7年(1874年)、本名は不詳。
最初は初代柳枝の門で栄枝といい、文久初年に師匠柳枝がトリを勤めていた吾妻橋際の東橋亭に出演し、その時に名も柳朝と改めている。明治2年に二代目春風亭柳枝を襲名する。
俳人としても秀でていて、安政の大地震が起きた時も『早冬になるや桂の割るゝ音』、『埋火をかきならしては独り言』と即詠している。
辞世の句は『今さめる酒が真言の月の雨』。

彦六の正蔵師匠は、古典落語、就中、芝居噺を得意とする正統派の師匠ですが、新作落語も随分おやりになっています。文芸路線の噺のひとつ、平岩弓枝作「笠と赤い風車」で芸術祭賞(だったかな?)を受賞しています。
この噺の中に、お得意の「真景累ヶ淵」の「豊志賀」を入れるあたりは、正蔵師匠らしいと思いますね。

あぁ上野駅・・

あぁ上野駅・・  毎日乗り降りしている上野駅。
普段は人混みを縫うように急ぎ足で歩くのですが、昼下がりのちょっとした瞬間に、ホッとしていると、新しい発見があるものです。
中央改札口前の切符売場の自動券売機がズラ〜ッと並んだ上に、大きなステンドグラスがあるのを発見。
あぁ上野駅・・ 別に昨日今日飾られた訳ではなく、ずぅ〜ッと前からあったようですが、"鑑賞"させていただくのは初めてでございまして・・。
ついでに、中央改札口の上にも、大きな絵が描かれているのです。

Rising East Press

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東京スカイツリーと地域を結ぶコミュニティマガジン。北千住駅の東武のエリアで見つけました。

東武鉄道の"ナショナル・プロジェクト"と言っても過言ではないであろう東京スカイツリーの出来上がり具合を告知したもののようです。

それにしても、このタワーが完成すると、落語国を眼下に見下ろすことになります。
八っつぁんも熊さんも、こんなに高い所から覗かれているとは思わないでしょう。

2010年2月 7日 (日)

ラジオ寄席

「らんまんラジオ寄席」。今夜は三遊亭圓彌師匠の特集。

八代目春風亭柳枝師匠に入門、師匠没後に六代目三遊亭圓生師匠門下へ移ったのは、圓窓師匠と同じ。
四角い感じの親しみやすい顔で、声も良く、いかにも噺家さんという雰囲気の師匠だった気がします。
噺も上手かった。
私は、2006年4月に亡くなる直前、新宿末廣亭昼席のトリで「三十石」を聴いたのが最後でした。(この同じ芝居の時の「子別れ」が最後の高座だったようです。)

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  ◇ 紙入れ      三遊亭圓彌

  ◇ 子別れ(下)    三遊亭圓彌

踊りやお囃子の名手で、志ん朝師匠が中心になってやっていた(今も続けられている)「住吉踊り」でも重要な存在だった・・・。
ちょいと調べてみると、
舞踊が趣味で日舞は藤間流の名取り。圓生師匠のレコード「圓生百席」では出囃子・送り囃子の鳴り物を担当した。また通常、出囃子で唄入の曲が使われることはありませんが、この「圓生百席」ではこの唄も担当したそうです。
圓窓師匠から、結局叶わなかった幻の九代目春風亭柳枝襲名のことも聞きました。


・・もっと陽が当たってもよかった師匠かもしれませんね。

まるらくご

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「浅草ことぶ季亭」は満員。

◆ 初天神  古今亭志ん丸

◆ 鰻の幇間  古今亭志ん丸

◆ お茶汲み  古今亭志ん丸

高座と桟敷席の距離が近い(狭い)のに加え、最前列のやや上手側の座椅子に座ったので、それこそ毛穴まで見えるくらいです。

志ん丸さんの力演・熱演ぶりは、着物の膝の、ちょうど手を置いている部分が、汗で手の形に濡れて、色が濃くなっていたことからも分かりました。

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噺の出来は、「初天神」はネタおろし、「鰻の幇間」は昨日ネタおろしの復習だったようですが、さて、どうだったのでしょう・・。

ところで、最前列に座ったおかけで、助演の太神楽の鏡味仙花さんと、楽しくコンタクトすることができました。
寄席などで何度も見ていますが、師匠や兄弟子と一緒ですから、あまり目立ちませんが、今日のようなソロ活動?では、全く違った一面が見られました。
と同時に、普通のお嬢さんなんだな、とも。

浅草ことぶき亭

浅草ことぶき亭
お江戸日本橋亭の桟敷席よりちょっと小ぶりぐらいの広さでしょうか。
非常にアットホームな雰囲気です。
今日は約50席ぐらいの設定でした。
これくらいの空間は、若手の噺家さんにとっては貴重ですね。

強風

物凄い風が吹いています。
これから、浅草へ出かけようと電車に乗ると、強風のため、江戸川の鉄橋は徐行運転をしているそうです。
確かに、風でひっくり返ったら大変ですから。

昔、地下鉄東西線が強風でひっくり返ったことがありました。
地下でどうやってひっくり返るのって、真面目に訊いていた人がいました。
あの人は、地下鉄の電車をどこから入れるのかも知らなかったのでしょうね。

残しておきたい江戸情緒・・

急病説が流れている、T横浜にぎわい座館長は、「一週間のご無沙汰でした」だけでなく、名調子で司会をしていました。

「残しておきたい江戸情緒、下座のお囃子、寄席幟・・・。
この『ラジオ名人寄席』には、かつて一世を風靡した、東西演芸界の名人・上手・人気者が、お得意の出し物で御機嫌を伺います。」

NHKラジオの「ラジオ名人寄席」という番組のオープニングでの口上です。
主として昭和初期頃からの昭和期に、寄席や劇場、ラジオ、テレビ放送で活躍した「名人」「上手」「人気者」の落語家や漫才師の口演の模様を、席亭と名乗るご本人の解説を交えてテープ録音等で紹介していた、大変楽しい演芸番組でした。
そういえば最近放送されていないなぁと思っていたのですが、今回の病気のニュースで初めて知りました。 
(*´д`*)

(lll゚Д゚) 2008年3月に番組で放送した落語に、権利関係者の使用許可を得ていない音源が含まれていたことが判明し、その責任をとってご本人が降板を申し出て、番組は打ち切りとなったとのこと。
なるほど、そうだったんですね。・・・とても残念ですね。

2010年2月 6日 (土)

月例三三独演

月例三三独演 

一時ほどの超満員という訳ではありませんが、毎月満員を続けているのは"本物"の証でしょう。

前座さんも助演もいない、文字通りの独演会3席でした。

    ◆  蒟蒻問答     柳家三三

    ◆  首提灯      柳家三三

    ◆  年枝の怪談   柳家三三

「首提灯」はネタ出しされていましたが、あまり聴く機会のない噺。
圓生師匠の十八番のひとつだと思いますが、やや気味の悪い内容で、個人的にはあまり好きではありません。

「年枝の怪談」は、確か彦六の八代目正蔵師匠の創作ではなかったかと思います。(あるいは掘り起こし物?)
複雑なストーリーではありませんが、実在の人が登場し、聴き応えはありますね。
三三さんのは、学士会落語会だったと記憶していますが、一度聴いたことがありました。

お荷物

お荷物 冬の落語会徘徊は、"荷物"が多くなるので、やや憂鬱です。
コートを着ていますから、たたんで膝の上に乗せて聴かなければなりません。
3月になれば少し寒くても、コートを着ずにいられるのでしょうが、この寒さではねぇ・・。

余った時間の楽しみ

余った時間 仕事が終わり(今日は出勤日だったのです)、「月例三三独演」までの時間、最近あまり行っていない神保町の古書街へ立ち寄ってみました。
腹ごしらえは、すずらん通りの行列のできる「Nキッチン」で、お馴染みのカツカレー。700円也。
夜の部5時開店後間もなかったので、何とか並ばずに席を確保。
長髪をブロンドに染めたお姉さんが、威勢の良さとぶっきらぼうのボーダーラインで、手際よく客を捌きます。
おじさんには、ツーマッチなボリューム(言葉正しいですか?)なのですが、なぜか食べたくなるのです。
チェーン店のようですが、この店しか知りません。

さぁ、いざ国立演芸場へ。

挫折?

 プロ野球もキャンプインし、球春間近となりましたが、某球団の期待の若手選手が、キャンプの宿舎のホテル建物上階から飛び降り自殺したそうです。
 大リーグで活躍中のI選手二世とも言われていたとか・・。
 事情は分かりませんが、痛ましいことです。

別のスポーツの世界では、普通の人なら責任や批判で死にたくなるほどの重圧にも能天気でいる親方、いや人がいるというのに。

自殺者は、年間3万人を超え、増加傾向にあるそうです。

一週間のご無沙汰

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お口の恋人L提供「L 歌のアルバム」の司会者で「一週間のご無沙汰でした」の名文句で有名なというより、最近では横浜にぎわい座の館長でご活躍のTさんが、脳幹出血で重体だというニュースが流れています。

やっぱり解らない・・・

アスリートとしては一流と言われた元横綱。

車両自体に欠陥なしと、ユーザーを素人呼ばわりした大企業。

管理する責任ありと言いつつ、尻尾を切って開き直った政治家。

こういう画竜点睛を欠く人や企業を選んだ責任は、結局我々にあるのでしょうね・・。

「ただ強ければいい。」
「物が売れればいい。」
「選挙に勝てばいい。」  冗談じゃあありません。

かつて「金を儲けてなぜ悪い。」と言って、一般社会から退場させられた輩と同じですね。

やはり「品格」は大切。"ノブレス・オブリージュ"

・・元横綱Aは、”我(侭)龍転生”か・・・。
・・T自動車は、”ノー・プリウス・オブリゲーション”か・・・。
・・政治家Oは、”我流転嫁(天下)”か・・・・。

これでおしまいにしましょう。

2010年2月 5日 (金)

ニフティ寄席

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ニフティ寄席に、古今亭朝太さんの噺が配信されていたので聴きました。

 ◇ 干物箱     古今亭朝太

この「朝太」という名前は、古今亭の出世名で、確か志ん朝師匠も志ん輔師匠も、二つ目時代はこの名前だったはずです。
一門の期待株なのでしょう。

玉蟲左大夫

落研の寝坊師匠が、仙台の友楽師匠に関する地元の新聞記事を教えてくれました。

Img_0003_5(前略)「仙台藩の坂本竜馬」とも称され、幕末に非業の死を遂げた仙台藩士、玉虫左太夫の業績を演劇や落語など3本立てで紹介する「玉虫左太夫の世界」が13日、仙台市若林区文化センターで開かれる。
(中略)落語は、東北大落語研究部OBで「桂友楽」の高座名を持つ大友健弘さん(67)が創作落語「玉虫左太夫の生涯」を披露。「奥羽越列藩同盟締結に奔走した玉虫は、スタンスこそ違え、仙台藩の竜馬とも言うべき人物。同時代に生きた2人を対比させ、魅力を浮かび上がらせたい」と語る。(後略)

とにかく、友楽師匠のパワフルな活動には、驚きと尊敬に値するものです。

今日も解らない

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「車両と運転者の感覚のズレで、ブレーキが利かないと感じてしまうもので、車両の欠陥ではない。」という主張。
解りませんねぇ。


・・確かに機械(ハード)の欠陥ではないのでしょう。
でも、車が(を)安全に走(らせ)るためには、ドライバーの意のままに車が挙動しなければ、そういう設定(ソフト)にズレがあるなら、それは総合的に車として立派な(甚大な)欠陥なのではないのでしょうか。
ドライバーの感覚と合わない挙動をする車なんて、怖くて運転できませんよ。
部品メーカーならともかく、世界一を自認する会社なのに、ハードの技術のみにおぼれて、ソフトも含めた総合的な技術の拙なさを自ら語りましたね。
やはり、勘違いしているようです。
社長は相変わらず出て来ませんし・・。
解りませんねぇ。今日も。

「帯久」みたい。


如月の徘徊

如月の徘徊新宿末廣亭2月上席の芝居は、3・4代目桂三木助追善興行なんだよな。
2月3日の節分は、寄席に行くと、豆まきならぬ手拭いまきがあるんだよな。
・・なんて思っているうちに、節分が過ぎてしまいました。
今月は、土曜日の「三三独演」から徘徊スタートになりそうです。
国立演芸場です。

ポスト「ゆとり世代」

(。・w・。 ) 「ゆとり世代」といわれる世代が跋扈しているようですが、この何とも歯痒い世代の次の「さとり世代」と言うのが出現しているんだそうです。

(*^m^) 「ゆとり世代」は、失政「ゆとり教育」を受けた世代で、指示待ちで、中身より外見重視だと言われているようです。

(;;;´Д`)ゝ 「さとり世代」というのは、結果のわかってることに手を出さない。草食系。過程より結果を重視。浪費をしない。・・・。

確かに。

2010年2月 4日 (木)

聞いてないよ

聞いてないよ 昨日の夜、帰宅時間あたりから、雨が降り始め、そのうちにみぞれとなり、雪に変わりました。
そんなこと天気予報では聞いていなかったので、また駅前のコンビニでビニール傘を買う羽目になってしまいました。

今朝は、道路はそれほどでもありませんが、公園の木や屋根は白くなっています。

天気予報といえば、先日、テレビのある天気予報キャスターが、「今日は北風が吹き、気温も上がらない、真冬のような寒さの1日になるでしょう。」だって。
おいおい、"真冬のような"って、今まさに真冬だろう

何かこう、あまり考えずに話すんでしょうかねぇ。
真冬のようなというのは、晩秋や早春の頃の、季節はずれに寒い時に使うのですよね。
"小春日和"だって、春に使う言葉ではありませんから。

 初雪や 二の字ニの字の 下駄の跡

初雪でもないし、積もってもいないし、下駄も履いていないし・・・。

世の中ホントに解らない

民主主義で認められている権利を行使した人を組織の掟に背いたとして辞めさせ、人の道に背いた行動をした人を守ろうとする組織なんて。
そりゃぁ色々な事情や柵もあるのでしょうが・・・。
一門内での執拗な「魔女探し」があったのでしょうね。きっと。
解りませんねぇ。

部下(秘書)が3人も逮捕されて、さらに起訴されようとしているのに、上司が何の責任も問われないなんて。
大山鳴動ネズミも出ず?
司法(裏)取引でもあったのでしょうかねぇ。
これまた解せないですねぇ。

こんなに世界中で「リコールだ」「
欠陥車だ」と大騒ぎになっているのに、最高責任者の社長が出て来ないなんて。創業家の若殿様を守っているんでしょうかねぇ。
つい昨日まで、世界一の企業だともてはやされていたのにねぇ。
こそこそしている気がしますねぇ。
こんな時こそトップが出て来なくては。
新車発表の時にだけ笑っていたって・・・
解りませんねぇ。

いずれも、守るもの、貫くものを間違えている気がするのですが。
結局、偉そうなことを言っても、最後は内向きになり、トカゲの尻尾切り、強いものに傅く、長いもの巻かれるということなのでしょうか。

何か、違う気がするんですがねぇ・・・。
「武士道」というものはないのでしょうかねぇ・・・。

「唐茄子屋政談」みたいな裁きをする人はいないのでしょうか・・・。

古地図と名所図会で味わう・・

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「古地図と名所図会で味わう江戸の落語」。

「明烏」「井戸の茶碗」「長屋の花見」「大山詣り」「黄金餅」「芝浜」……などなど江戸落語の名作を、古地図や名所図絵、浮世絵などをふんだんに用いながら解説。味わいのある語り口で登場人物たちの人情の機微を浮かび上がらせつつ、彼らが見ていた“光景”や辿った“ルート”をリアルに再現した超入門書。

落語を立体的に演じたり、イメージを膨らませるためには、例えば、街の位置関係などは、大いに参考になりますから、つい買ってしまいました。

落語上達の秘訣

師匠のブログに、茨城県坂東市の「噺っ子連」の発表会のコメントがあり、短期間で上達したメンバーの皆さんを褒めた上で、その上達の秘訣について書いておられます。

"噺っ子連のみなさんが急激に上達したのは、月に二度の稽古会で積極的に噺をしているからだろう。 どうしても、ついつい、「今日はできません」「今日は遠慮します」という人が多いんだが、、、、。"
http://ensou-rakugo.at.webry.info/201002/article_2.html

ドキッとするようなご指摘で、やはり王道はなく、ひたむきに稽古をする。人前で演るということなのたと思います。

2010年2月 3日 (水)

ライ麦畑の誰かさん?

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"誰かさんと誰かさんが麦畑・・"じゃなくて、「ライ麦畑でつかまえて」という大ベストセラーの作者が亡くなったというニュースを、先月の終わり頃に聞きました。

ホールデン・コールフィールド、16歳。プレップスクールを退学になったこの少年が、ひとりで巨大都市ニューヨークの街をさまよい続ける。その3日間の心の動きを、1人称で語り続けるこの物語は、1951年に出版されてから今日まで、ずっと若者のバイブルとして読み継がれている。
インチキとまやかしと欺瞞と嘘に満ちた大人の世界に反発し、反抗し、行き場のない思春期の孤独感、疎外感、エネルギーを自分の内に抱え、スラングに満ちた鋭く攻撃的な言葉を吐き出すホールデンの姿に、若者たちは共感した。
しかし、ホールデンはその場所にずっと留まってはいない。彼は、このインチキと嘘に満ち満ちた大人の世界から逃げ出すのではなく、反発する心を抱えたままで、この世界を生きてゆくことを決意する。

"会社のかつての部下が、学生時代に文学部のゼミのテーマがこの本だったとかで、勧められたので読んでみたことがありました。 が、ほとんどよく解りませんでした。 受容の落語とは対極にあると思います。なんでそんなに尖がるのかなぁと思ったものでした。

落語まんが寄席

9784405071247

いろいろ似たような落語本が出版されています。



「落語まんが寄席」。

落語の名作20演目を4コマリズムの漫画で知る・笑う・楽しむ。
ちりとてちん、寿限無、時そば…。落語の名作20本を漫画で味わえます。落語を楽しむために役立つ基礎知識や豆知識も満載で落語初心者にも嬉しい一冊。

この手の本にはあまり興味が湧きません。
落語は自分で想像してイメージを作るものですから、スクリーンの虎の巻は要りません。

節分

2月3日は節分。
節分とは本来、「季節を分ける」つまり季節が移り変わる節日を指し、立春・立夏・立秋・立冬それぞれの前日に、1年に4回あったものでした。ところが、日本では立春は1年のはじまりとして、とくに尊ばれたため、次第に節分といえば春の節分のみを指すようになっていったようです。

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立春を新年(元日)と考えれば、節分は大晦日(おおみそか)にあたります。
平安時代の宮中では、大晦日に陰陽師らによって旧年の厄や災難を祓い清める「追儺(ついな)」という行事が行われていたそうです。

節分といえば豆まき。
室町時代以降は豆をまいて悪鬼を追い出す行事へと発展し、民間にも定着したようです。
そういえば、お騒がせの横綱A。成田山新勝寺などの豆まきをドタキャンしたようです。
自らまいた豆、じゃなく種ですから仕方ありません。

騒がしい世の中でも、暦の上では明日から春です。

落語百選≪35≫

学生時代、某地方ラジオ局で、早朝5時から「早起きもう一度劇場」という番組をやっていました。

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到底朝の5時になんて起きられるはずもなく、さりとてタイマーをセットして録音するような根性もなかったのですが、何かの拍子に起きていて偶然に聴いた噺がありました。
「こんちわ〜、水道のゴムはいかがですか?」という甘く甲高い売り声。
顔も知らない。名前も知らない。
なんでも「六代目三升家小勝」という師匠だという。
柳家、林家は知っていても、三升家なんて・・・。
はまってしまいました。この六代目の三升家小勝師匠に。
・・・・そして遂に、少し悪乗りではありましたが、後年私は、この「水道のゴム屋」を高座で演ってしまいました。
確か2年生最後の噺。卒業生追い出し落語会の時に・・・。
きっと、自分でも演りたいと思うくらいインパクトがあったのでしょう。

 ◇ ねずみ穴    入船亭扇遊

 ◇ 二番煎じ    春風亭小柳枝

いずれも冬らしい噺で、とても難しい噺です。
いつかは演ってみたいものです。力とチャンスがあれば。

2010年2月 2日 (火)

正体不明の鳥?

近頃、都で流行るもの。
”日本に正体不明の鳥がいる。
  中国から見れば「カモ」に見える。
  米国から見れば「チキン」に見える。
  欧州から見れば「アホウドリ」に見える。
  日本の有権者は「サギ
」だと思っている。
  オザワにすれば「オウム」のような存在。
  ・・でも鳥自身は「ハト」だと言い張っている・・・。”
          ・・細かいところは違うかもしれませんが。

2月2日

2月2日。
しかも今日は、平成22年2月2日の2並びの日。
にわにはにわにわとりがいてうらにわにはにわにわとりがいる。
(庭には二羽ニワトリが居て裏庭には二羽ニワトリが居る。)

"夫婦(22)の日"とも言われているようです。
春風亭正朝師匠の「落語一日一話」では「三年目」。
幽霊が出るから夏の噺だと思うのですが・・・。季節感なし。

そして、"キャンドルマス"というのが今日なのだとか。
聖母マリアが天使ガブリエルから受胎告知を受けた日。教会でミサの始めに蝋燭を持った行列を行うため、「キャンドルマス」と呼ばれているそうです。この日でクリスマスシーズンが終わり、クリスマスツリー等を燃やすとのこと。
・・・そうか、キリスト教の「どんと祭」の日か・・。

そんなことより、実は今日は、「結婚記念日」なのです。

初動

T自動車のリコール問題が大きくなっています。
一連の動向を垣間見て、リスク管理とトラブル対応の初動の大切さを痛感します。
どこかのスポーツ団体は、そもそも組織も人も、そのレベルにもありませんから、今さらという気がしますが、あのT自動車がねぇ、ややお粗末な感じは否めませんね。 (-.-)
そんなはずがないとの慢心と一流だとの驕りが、切っ先を鈍らせたのでしょう。
対応が後手に回り、説明が遅れて批判が拡大し、傷口を自ら広げてしまいました。

リスク対応と言えば、10年ぐらい前のS製薬は素晴らしかったです。(^.^)
確か、店頭の商品に毒物が入れられた際に、全国の店頭から全ての商品を引き揚げ、同時に全国に告知をしたのです。
このコストと売上減少で何億円もの損失を被ったはずですが、全社一丸となった消費者重視の対応が高く評価され、その損失に余るメリットを享受したのです。
様々事情は異なるでしょうが、毅然とした姿は貴重です。

某スポーツ団体も、足元の興行や既得利権にばかりこだわっていないで、思い切った改革をやれば、必ずファンはついて行くのに。(__)

ごらく茶屋

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横浜市で、「ごらく茶屋」という会員制の落語イベント(を主催する)団体があります。
以前、横浜に勤務していた頃、神奈川県民ホールで開催される落語会に通ったものでした。
昨年は、圓窓師匠の独演会もありました。

平日夜の落語会なので、今はなかなか行くことができませんが、定期的に案内DMが届きます。

2月26日(金)は、「柳家三三独演会」だそうです。
勿論?行くことはできません。
DMの中に、三三さんに関する神奈川新聞の記事がありました。
昨年10月27日の「神奈川文化賞未来賞」を受賞した時のもの。
そうそう、三三さんは小田原市の出身でした。
"古典落語若き実力者「突き抜けた存在」に"という訳で・・・。

「故郷へ錦」っていうのでしょうか。
私も、故郷へ錦を飾りたかった・・・。「錦の袈裟」じゃ駄目でしょう。

2010年2月 1日 (月)

貴乃花親方当選

旧弊打破への世論の期待はあったものの、無謀とも言われた貴乃花親方の理事選立候補。
大方の予想を覆して、見事に当選

暴力事件、大麻事件、品格騒動、今回の横綱A事件等々・・・、国の関与もある「公益法人」としては、あまりにお粗末ですから・・・。

そういえば、「落語協会」「落語芸術協会」も公益法人だったはず。
伝統や慣例、芸能だからという言い訳に胡坐をかくことのないように、「他山の石」としてもらいたいものです。
※他の山にあるどんなつまらない石でも、自分の宝石を磨くのには役に立つ。≒人の振り見て我が振り直せ。

大雪注意報

2月になった早々、大雪注意報が出ているようです。
2月(如月)は、寒さで着物を更に重ねて着ることから、「着更着(きさらぎ)」とする説が有力とされ、草木が生えはじめる月で「生更木(きさらぎ)」とする説もあるようです。
寒くて当たり前なのかもしれません。

"欲深き 人の心と 降る雪は 積もるにつれて 道を失う"
気をつけなければいけません。

まるらくご

「まるらくご」・・・。古今亭の有望な若手真打の古今亭志ん丸さんの落語会のようです。
来週の日曜日(7日)の予約をしてみました。

Butai_index2実は、動機において不純な部分があるのです。
というのは、会場が「浅草ことぶ季亭」。お江戸OB落語会の会場でもあるので、その下見も兼ねてという・・・。

志ん丸さんは、二つ目(志ん太)時代に、にっかん飛切落語会などで何度か聴いたことがあります。

ニフティ寄席

 私は、メールやこのプログもニフティを使っていますが、@ニフティのトップページを何気なく見ていたら、「ニフティ寄席」という文字を見つけました。
http://yose.nifty.com/
古典落語を中心とした音声コンテンツを配信する、会員制のオンライン寄席です。出演するのは若手の「二つ目」噺家。未来の噺家を発掘しませんか?
というキャッチフレーズで、1月28日からスタートしたようです。

落語のことは何でもというスタンスの徘徊人生?ですから、早速月額315円の会員登録をしようと思います。

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