ラジオ寄席
「らんまんラジオ寄席」は十代目桂文治師匠の特集。
「子ほめ」と「八百屋お七」の2題。
そうか、2004年1月31日、落語芸術協会会長の任期最終日に、80歳でなくなったんだ。
ということは、没後6年ということですね。
文治師匠は生粋の江戸っ子で、言葉使いも大変うるさかったそうです。
印象に残っているのは、接客商売の挨拶で、お客さんを見送る時。
「ありがとうございました。」と言う人が多いが、「ありがとうございます」が正しいという。
考えてみると、有り難く思っているのは、過去形でなく、今現在なのですから、現在形の「ありがとうございます」が正しい気がします。
時間が経ってから、「ありがとうございました。」と言うべきですよ。
そこで私は、できるだけ現在形で言うように努めたものでした。
とにかく面白い噺家さんでした。
「源平盛衰記」や「お血脈」などの地噺は、文治ワールドでした。
今、弟子の平治さんが演っていますが、改めて聴くと、よく似ていますね。
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