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2010年1月

2010年1月31日 (日)

寅年睦月の落語徘徊

 このプログも2年目を迎え、一回りしたので、マンネリ化しないように、さりとて自己満足にならないように、自然体を忘れずに、続けることが大切だと思います。
【聴く】
 ◆   7日  三遊亭窓輝真打昇進記念落語会
 ◆ 10日    シーハイル寄席
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  ◆ 13日  月例三三独演
 ◆ 15日  東京落語会
 ◆ 16日  朝日名人会
 ◆ 16日  馬津郷寄席
 ◆ 21日  やすらぎ寄席
 ◆ 23日  花形演芸会
 ◆ 25日  紀伊國屋寄席
このペースだと年間100回程度ということですね。
【演る】
 11日に、自習落語会で、「三方一両損」で、今年初めてご機嫌をお伺いしました。
ところで、落語っ子連発表会と落研OB落語会を予約していた会場が、突然使えなくなり、それぞれ別の会場を探すはめになってしまったのにはまいりました。
落語っ子連は、開催日を2ヶ月近く延期せざるを得なかったものの、無弦さんの人脈のおかげで格安のスペースを予約できたばかりか、師匠とオーナーとのご縁が判明したという余禄まで付きました。
落研OB会も、何とか新たな場所を見つけられました。
いずれも、最初の場所と比べて、結果的には場所もコストも安くなり、会場としてもベターになりました。めでたし、めでたし・・・。
 学士会落語会から、9月例会での「学士会落語会員落語会」への出演オファーがありました。
大変光栄なことであり、喜んで参加させていただくことにしました。

【書く】
このプログのアクセス累計が、何と40,000件を超えました。

ラジオ寄席

「らんまんラジオ寄席」は十代目桂文治師匠の特集。

「子ほめ」と「八百屋お七」の2題。

Bunji

そうか、2004年1月31日、落語芸術協会会長の任期最終日に、80歳でなくなったんだ。
ということは、没後6年ということですね。

文治師匠は生粋の江戸っ子で、言葉使いも大変うるさかったそうです。
印象に残っているのは、接客商売の挨拶で、お客さんを見送る時。
「ありがとうございました。」と言う人が多いが、「ありがとうございます」が正しいという。
考えてみると、有り難く思っているのは、過去形でなく、今現在なのですから、現在形の「ありがとうございます」が正しい気がします。
時間が経ってから、「ありがとうございました。」と言うべきですよ。
そこで私は、できるだけ現在形で言うように努めたものでした。

とにかく面白い噺家さんでした。
「源平盛衰記」や「お血脈」などの地噺は、文治ワールドでした。
今、弟子の平治さんが演っていますが、改めて聴くと、よく似ていますね。

志ん輔師匠

古今亭志ん輔師匠のCDを買いました。

"お客さまからご覧になると、芸人というのはバカな生き物だなぁとお思いでございましょうけれども、なかなかどうして、これでぇ・・バカなんでございましてね。考えようによるってぇと、こういうバカな人間を呼びに来るバカがいるのでございまして、・・それをまた喜んで観に来る・・・・、ありがとうございます。"
・・・志ん輔師匠、お得意のオリジナルのマクラです。
初めて末廣亭でこれを聴いた時、私は、爆笑しながら、同時に背筋が痺れるような衝撃を感じました。うわぁ~こりゃぁ物凄いマクラだと・・・。
この短いフレーズの中に、様々なテクニックや間がちりばめられていると思いました。
そもそも、客席が志ん輔師匠の登場を待っていなければ、拍手が起こるほどの反応が生まれるはずもありませんから。

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収録されているのは、「だくだく」・「王子の狐」・「片棒」。
お目当ては、チャレンジしようと思いながらも躊躇している「片棒」です。

「王子の狐」は、随分前の1986年の録音ですから、若々しい志ん輔師匠です。
真打昇進して朝太から志ん輔になって、ちょうど1年ぐらいの時です。
まだ成長途上にあった時期ですから、若々しい口跡に、大師匠の志ん生師匠の雰囲気を窺うことができます。

そういえば、この頃、NHKの「おかあさんといっしょ」のレギュラーで出演していましたね。
我が家でも、二人の子供が「しんすけさん」なんて言って、大好きでしたよ。じゃじゃまる・ぴっころ・ぽろりといっしょに。

(※1982年4月から1999年3月まで17年間に渡って、NHKの『おかあさんといっしょ』にレギュラー出演。)

志ん輔師匠の噺は、しっかりと台詞として決めて、志ん朝師匠直伝で流暢に語る部分(台本のある部分)と、アドリブ的に喋る部分とのバランスの絶妙さが魅力です。
気だるそうに出て来て、のんびりとした雰囲気で語り始めるのですが、そのうちにそれぞれの噺の世界に誘い込む。

近々、大名跡襲名の噂も現実的になりつつあるようで、久々に納得のできる大看板復活になるかもしれません。

林家正楽師匠

「東京かわら版」の巻頭での紙切りの林家正楽師匠の対談を読んで、何とも自然体な師匠の生き方に、羨ましさを感じました。

お弟子さんとの関係や、先代や先々代の師匠のこと、客席から受ける注文のことなど・・・。

写真は、私が、2年前に鈴本演芸場で、当日のトリだった古今亭志ん輔師匠を注文して切ってもらったものです。

2010年1月30日 (土)

アクセス数

この画面右肩にあるアクセスカウンターが、昨日40,000件を超えました。

そもそも、自分だけの自己満足のために始めたものですから、特別に意識したり、無理して増やそうとしていた訳ではありませんが、このうちの3割が自分でアクセスしていたとしても、約30,000件近くになるということで、有り難いような、怖いような・・・。 o(_ _)o

内容や考え方などに偏りがあるのは、当然のこととしてお許しいただくとして、落語と同じ受容の気持ちで見て、それ故に行わなければならない人の道を外れることには、自分の心の整理をする意味も含めて、しっかりメモしておきたいと思います。

圓朝座

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毎年2月11日に、鈴々舎馬桜師匠が、独演会と「圓朝座」という落語界会を開いています。
よく通っていたのですが、ゲストだったある師匠の噺のことで、私のイメージと合わなかったので、暫くご無沙汰しています。

馬桜師匠も今年で還暦なのだそうで、独演会では、いろいろご趣向を考えているようです。

言ってみようなかな・・・・。

横綱A

(*`ε´*)ノ  泥酔の末、暴行事件を起こした横綱A。
当初は関係者への暴行事件で、既に示談が成立しているものと報告されていたにもかかわらず、実際は一般の人への暴行事件だったことが、後から発覚しました。
一部では角界からの追放もありうると報道されています。

ε-( ̄ヘ ̄)┌  本人も相撲協会も、何かを語る価値もないですね。

以前から、不祥事や事故が起こった後の対応の悪さで、社会や市場から追放された企業が多くあります。
「私も寝ていないんだ!」と言って社会全体から糾弾された、空気の読めないアホ社長。
「目の前が真っ白だったって言いなさい!」と息子の社長へのひそひそ声が聞こえて嘲笑・冷笑された料亭のマヌケおかみ。
「社長、本当のことを言って下さい」と、息子や社員から諭された強欲なバカ社長・・・。

看板力士だからと、今までも大甘の対応で、この師弟を増長させ、生き延びさせて来た協会こそ、上記のような沈み行く船のような組織と同じ気がします。

「今は理事選挙の最中だから、終わってから理事会で・・。」
このことひとつをとってみても、協会のリスク感覚や非常識さが分かりますよ。
力士一人の問題でなく、この組織はもしかすると、否、やっぱり駄目かもしれませんね。
┐(´-`)┌

「お相撲さんにはどこよて惚れた 稽古帰りの乱れ髪」
  →「お相撲さんには愛想がつきた 蒙古生まれの乱れ龍」

東京落語会継続

また、東京落語会の継続の時期になりました。
半年過ぎるのは早いものです。

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今までも頓平師匠もメンバーになっておられるので、落語観賞プラス一献が楽しみでしたが、最近になって、金魚師匠もメンバーだということが分かりましたから、嬉しさ倍増です。

席はかなり後ろですが、ずっと変えずにいます。
通路に面しているので、入場が遅くなっても、他の方々の迷惑にならないので、この場所に居続けしようと思います。

半年前までの6ヶ月間は、隣がご夫婦だったようですが、必ず酒臭い臭いをさせ、貧乏ゆすりをしたりで、非常に気分が悪かったのですが、今のクールは席が変わったか、退会したのか、別の人になっていますので、安心して鑑賞することができます。

2010年1月29日 (金)

この落語家に訊け!

「この落語家を聴け!」という本と同じ著者による「この落語家に訊け!」・・。

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本の内容を知っている訳ではありませんが、この中に登場する噺家さんの顔ぶれを見て、何かこう、偏った感じがするのは私だけでしょうか。
ナチュラルなのは、せいぜい市馬さんぐらいで、後は、よくも悪くも個性のある人か、ある流派に属している人ばかり。

確かに、それなりに人気のある人たちなのでしょうが、品や清潔感を感じない人もいて・・・。

このメンバーで落語界が語られていると、一般の方々に思われたくないのです。尤も、私も"一般"の中の偏屈な一人ではあるのですが・・・。

マチュピチュ豪雨

南米ペルーで、豪雨により、有名な遺跡の近くに、おおぜいの観光客が取り残されてしまったというニュースがありました。
地球の裏側の、いかに著名な場所とはいえ、日本人観光客もかなり含まれているということですから、これもまた驚きです。

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マチュピチュという場所は、、ペルーのウルバンバ谷に沿う高い山の尾根(標高約2,057m)に位置する、よく保存されたインカの遺跡。
「マチュ・ピチュ」は現地語で「老いた峰」を意味し、山裾からはその存在を確認できず、しばしば「空中都市」「空中の楼閣」「インカの失われた都市」などと呼ばれているのだそうです。


不謹慎ですが
、このマチュピチュというのは「街・水ピチャ」、水浸しみたいな読み方ですね。

春風亭栄橋師匠の訃報

東京かわら版で知った、春風亭栄橋師匠ご逝去の報。

長い間難病との闘いを続けておられたことを知っていただけに、大変残念です。

享年70歳。

2010年1月28日 (木)

東京かわら版

Img_0001 いつも納得できないのは、「東京かわら版」を定期購読で郵送してもらうよりも、本屋の店頭で売られる方が早いということ・・・。

今月は、紙切りの林家正楽師匠です。

飄々とした高座は、寄席には欠かせない存在です。確か、以前、寄席のトリを勤められたこともあったと記憶しています。

紙切り、太神楽、曲独楽、声帯模写などは、寄席ならではですよ。

昔、確か"波多野栄一"という「百面相」をやるお爺さんがいました。
正直なところ、「なんだこりゃ」と呆れるほどのものでしたが、二度三度見ると、そのくだらなさと、それを一生懸命やる姿が、何か可笑しくなったものでした。

浜野矩随

なごやか寄席のCDの圓楽師匠の「浜野矩随」は、昭和49年、私が参考にさせていただいたのが昭和53年の鈴本演芸場での録音。もうひとつが平成2〜3年頃の映像。

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同じ圓楽師匠の同じネタでも随分違うものです。

3つのタイミングで聴いてみて、やはり私が一番多く聴いている昭和53年のが、一番語りがまとまっていると思います。

もし、なごやか寄席の音源を聴いていたら、この噺をやろうとは思わなかったかもしれない。
いや、決してこの録音の出来が良くないという訳ではありません。
作品として、一番脂が乗っていると思うのです。

魔法使いサリュー?

落語っ子連の"まどる"さんは、落語好きのOLで、柳亭左龍さんの落語会お手伝いなどもしているそうです。
来月、お江戸日本橋亭で、左龍さんの独演会があるそうで、とても丁寧なご案内メールをいただきました。
平日の夜なのですが、何とか覗いてみようと思い、予約をお願いしました。
さすがに落語好きなだけあって、噺もよく知っています。
親子ほども違う人と話ができるのも、、落語のおかげです。

マハリクマハリタ柳亭左龍・・、。魔法使いサリュー。
サリュー、サリュー、サリューちゃぁん・・・。

2010年1月27日 (水)

ひぐらし寄席

今日の「ひぐらし寄席」行き、断念しました。

ちょっと疲れ気味なのです。
どうも、S亭のことで・・、多くの方々にご迷惑をかけましたから。

馬石さんには全く関係ないのですが、ごめんなさい。 o(_ _)o

有楽町西武閉店

2010012600000055jijpbus_allthum00_2 有楽町西武が年内で閉店するそうです。

朝日名人会をやっている有楽町朝日ホールと同じ有楽町マリオンに入居しています。
確かに、1階は映画館のチケット売り場もあり、数寄屋橋から銀座に抜けることも出来るので、待ち合わせする人で混雑していますが、店内は閑散としていたのかもしれません。
有楽町駅前に新しい商業ビルもオープンしたのも大きいでしょう。
あの膨大なスペースはどうなるか・・・。
同じように出店している阪急はどうするか・・・。
オープンして約四半世紀。栄枯盛衰が見えます。

近くにオープンしたのが「イトシア」、有楽町西武は"イタワシヤ"・・・。

バレーボール?

アメリカのGMが、傘下のスウェーデンの自動車メーカーをオランダの企業に売却するそうです。

このディールは上手く行くことでしょう。
売り手が「サーブ」で、買い手が「スパイカー」だそうですから。

これでGMは、銭んなる(ゼネラル)?

菜刀息子

落研に関西出身で上方落語を演る後輩がいて、「乱志さん、(小南師匠の)菜刀息子はええでぇ。ごっつう好っきゃねん。」と、度々聞かされていました。

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「何だよ、変な名前の・・。"ながたん"なんて読めないし。」

"所変われば品(名)変わる 難波の葦も 伊勢で浜荻"
・・・このフレーズで始まります。
菜刀(ながたん)は、菜っ切り包丁のこと。

四代目桂米團治「上方人情ばなし・定本弱法師(よろぼし)」・ながたん息子」が手本になっているそうです。
謡曲にある「弱法師」を意識しているよう。


小南師匠は、この噺を15年かけて完成させたとのこと。
前半の売り声で表現する時間と季節の移ろいの描写。
後半の天王寺境内の賑わいの描写。
そして、横軸に親子の微妙で、悲しい関係・・・。


この噺は"地口落ち"なのだそうですが、私はずっと"考え落ち"だと思っていました。
父親の気持ちに、トンチンカンな答えをする息子。
結局、いくつになっても親の心配を理解できない馬鹿息子の台詞だと思っていたのです。
「菜刀誂えて・・・」と「長々患って・・・・・」の地口だとは、思いもよりませんでした。

やっぱり小南ワールド横溢の人情噺でした。泣きました。
「乞食に黙って物
をやるんやないで、芸を買うてやるんやで・・・。」
・・男の世界です。

弟子の小南治さんが、江戸バージョンで演っているそうです。
・・・一度聴いてみたい。

カウントコール

野球のカウントコールが、「○ストライク△ボール」から、「◎ボール▽ストライク」となるようです。
メジャーなどに合わせるということですが、そもそも、なぜ日本の野球は、メジャーと違っていたのでしょうか?
名前のように、「氏・名」でなく、「名・氏」なのと同じなのでしょうか?
そうか「店賃(たなちん)」じゃなくて「賃店(ちんたな?)」と言うんだ。

「これは、これは、"すたんぶびょう"でございますなぁ。」
・・"すたんぶびょう"って?
 箪笥・屏風を逆さまに言ったのですよ・・・。
┐(´д`)┌

2010年1月26日 (火)

人身事故

帰りの電車が途中で急停止。
貨物列車が踏切で人身事故だということで、その場に立ち往生してしまいました。

私は、幸い座っていたので、とりあえず苦痛ではありませんでしたが、40分ぐらい停車したままだったので、立っている人たちは大変そうでした。

それでも、文句を言ったり八つ当たりしたりする人はいません。
「(誰にも怒りをぶつけられないし、)仕方ないや・・」なのでしょうが、日本人は立派ですよ。

34年前の今日

昭和51年1月26日。
三木内閣のM沖縄開発政務次官が、在任1ヶ月で辞任し、自民党を離党しました。

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何となく覚えていますよ。
二日酔いのまま記者会見を開き、「公務と酒とどちらが大切か?」との問いに、「酒に決まってんだろ!」って言っちゃった。

若かりし頃の立川談志師匠です。
実は、とっても気の弱い突っ張り屋さんという感じでした。
参議院決算委員会を寄席を理由に欠席したり・・。

「なごやか寄席」のCD

紀伊國屋寄席に行ったついでに、2階の「ミュージック・テイト」で、思わずCDを3枚買ってしまいました。

51t082jl8cl__sl160_5 そのうちの2枚は「なごやか寄席」のCDです。

  ◇ 浜野矩随・宿屋の富  三遊亭圓楽

  ◇ 菜刀息子 (上)・(下)   桂小南

圓楽師匠のは、浜野フリークの
○○のひとつ覚え。
51lsix7lg2l__sl500_aa240_ そして、小南師匠の「菜刀(ながたんむすこ)」は、学生時代に聴いて印象に残った珍しい噺(人情噺)という点で、最右翼のひとつです。

「浜野矩随」が母親の本音の愛ならば、「菜刀息子」は「火事息子」と同様の父親の建前との狭間の愛だとも言えるでしょう。

このシリーズ、なかなか渋い物もありそうで、しかも1,800円、期待して行きたいと思います。

次の噺

今年もらえる高座のチャンスに、どの噺をぶつけて行くか・・・。
考えてはいるのですが、「ああでもないこうでもない」と、相変わらず迷いに迷っています。

・・・それで・・・、以下のようなプランでと。

  5月22日  お江戸OB落語会   花筏or片棒

  5月29日  落語っ子連発表会   浜野矩随  

  9月18日  学士会会員落語会  ねずみ

 11月・・・日  OB落語会(仙台)   笠と赤い風車、甲府ぃ

まだまだ未確定要因大。
外野からも色々言われる場合もありますから・・。

先日、N文亭の幸太さんから、「流三さんは滑稽噺はお演りにならないのですか?」と尋ねられました。
大変に正鵠を得たご質問で・・・、口ごもってしまいました。

2010年1月25日 (月)

紀伊國屋寄席

Img 紀伊國屋ホール入口に、まど音さんと窓蕗さんがいました。
3人でもぎりを通ろうとした時、まど音さんが「あれ?流三さん、私のチケットは?」。
「えっ?この間渡しましたよ。」
「あぁそうだった。置いてきちゃったぁ!」・・。

でもさすがに太っ腹な紀伊國屋さん。
「私の隣の席で、私が買ったから間違いありませんから。」と事情を説明すると、入れてくれました。
ありがとうございます。感謝、感謝・・・。 
m(_ _)m
ロビーで話をしていると、今度はまど深さんが入って来ました。まど女さんも遅れて来るとのこと。

  ◆ 平林               春風亭朝呂久

  ◆ 壺算               三遊亭窓輝

  ◆ 締め込み      柳家三三

  ◆ 蜘蛛駕籠      三遊亭歌司

  ◆ 干物箱       林家たい平

  ◆ 小間物屋政談   三遊亭圓窓

今日の出演者は、みんなマクラの振り方がうまかったと思います。
ということは、やはり芸達者だということでしょう。

たい平さんが、マクラでお得意の物真似を、干物箱にしっかり繋げたのを受け、圓窓師匠は圓生師匠の真似の話題になりました。
昨日の稽古の後の雑談で、「ほうじの茶」の話題になったのと同じ事も仰っていたので、「この話は、昨日直接聞いてるんだぜ〜」なんて、ささやかな優越感に浸ったりして。

師匠の長講「小間物・・」の前半のミステリアスな演出から、大岡裁きのユニークな展開まで、じっくり聴かせていただきました。

ほうじの茶

昭和53年に刊行された季刊「落語」創刊号で、保田武宏さんが、圓窓師匠の「ほうじの茶」の評論をしていたのを見つけたので、コビーを師匠に持って行きました。

この評論のことは、師匠も知らない
(忘れてしまった?)ようでした。

Ggking_kich2530 圓窓師匠は、「ほうじの茶」は、圓生師匠から筋立てや蘊蓄などをおしえていただいて、それを参考にしてご自身で作って演ったのだそうです。
圓生師匠の真似(声色)は、勿論ご本人の前では演らなかったそうですが、三越落語会での若手中心の企画で、圓窓師匠がトリでこの噺を演ったことがあったそうです。
その時、仲入り前ぐらいに圓生師匠がゲストで出演されていたそうですが、圓窓師匠は仲入り後にお帰りになったと思い、圓生師匠の声色も入れて演ったのだとか・・。
舞台がはねた後、高座を囲んでの三本締めの音頭を(帰ったと思っていた)圓生師匠が取るのを知って、圓窓師匠が驚いていると、圓生師匠が楽屋から出て来るなり、扇子で圓窓師匠の頭をこつんと叩いたんだそうです。物凄く温かいものが感じられる師弟の話で、圓窓師匠も懐かしそうでした。

ところで、この「ほうじの茶」というのは、典型的な音曲噺。
圓窓師匠は、漫談や司会で有名だった「宮尾たか志」さんに初めて会った時、突然お礼を言われたんだそうです。
「オレの親父の十八番だった噺を掘り起こしてくれてありがとう。」。
聞けば、宮尾たか志さんの父親こそ、三代目柳家つばめ師匠なのだそうで。調べてみると、昭和17年に亡くなった噺家さんで、本名が「宮尾正造」とありました。

面白いですね。人に歴史あり。噺にも歴史あり。・・ですよ。

寄席文字の橘右近師匠も、このつばめ師匠のお弟子さんだったようです。宮尾たか志さんも懐かしいですね。

圓窓師匠の「ほうじの茶」は、キングレコードの「昭和の名人 古典落語名演集 六代目三遊亭圓窓 一 」に、明烏とのカップリングで収録されています。 圓窓師匠の声色の熱演がとても面白いCDです。

「お江戸OB落語会」エントリー

232 「お江戸OB落語会」の案内をメール送信したところ、早速、志ん志師匠と寝蔵師匠からエントリーの意思表示を受けました。

お二人は、既に演題も決めておられるようで、達人と名人の出演が決まりましたので、もう成功間違いなしです。

さて、私も演題を決めなくては・・・。

2010年1月24日 (日)

百人一首

51 稽古がひと通り終わった後、師匠との雑談で、百人一首の話になりました。

都内某区のある小学校では、百人一首を採り入れているそうで、落語の授業に行った師匠が紫式部の歌の書いた札をもらって帰ったところ、とても大きな間違いに気づいたという・・。

紫式部の歌は、小倉百人一首の第57番目。
「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな」ですよ。
ところが、もらった札は「もぐりあひて・・・・・
」だった・・。えっ
「めぐりあう」のはとてもロマンチックですが、「もぐりあう」んじゃ駄目でしょう・・。

師匠が気がついてすぐに電話をしたそうですが、「あぁ、そうですか。」だって・・・。心配ですねぇ。東京都某区です。
小学生が大きくなって、恥をかきますよ。この頃覚えたことは忘れませんからね。

この後、暫く百人一首の色々な話題で盛り上がりました。こういう時間は貴重ですねぇ。

私は・・・、第51番の
藤原実方朝臣が好きなひとつですよ。
「かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる想ひを」

落語っ子連稽古会

落語っ子連の発表会や「へ組」の稽古の場などを巡って翻弄された「S亭」と離れ、門前仲町のクレスに集約して心機一転の稽古会。
「S亭」との一件のおかげ?で、師匠も、メンバーも、勿論私も、随分肩身の狭い思いをさせられましたが、メンバーとは新年から、もう何度か顔を合わせて来ましたので、結束がますます強くなった気がします。雨降って地固まるというやつですね。 ┐(´д`)┌ヤレヤレ

5月最終週の土日が発表会ということになりましたから、時間的にも余裕が出来て、仕切り直しての稽古です。

無弦・まど深さんは「へ組」から、まど音・窓蕗・まどる・商人・窓口さんと流三が「ん組」。

とても熱気に溢れた稽古でした。
 ◇  代書屋     三流亭窓口
 ◇  小言念仏    三流亭商人
 ◇  松竹梅     三流亭びす太
 ◇  千早振る    三流亭まど深

・・・・私は、「浜野矩随」のカットバージョンなので、今日は一服。

発表会の日程と演題が決まりました。

 日時   [ん組] 平成22年5月29日(土)17時より
       [へ組] 平成22年5月30日(日)13時より

 場所   プラサギターラ  地下鉄「要町駅」徒歩0分
 木戸   1,000円[未定]
 演題   [へ組]            「ん組」
       無弦   厩火事      まど音  半分垢
              円ドル  長短       窓蕗   小噺
       まど女  首屋       商人   小言念仏
       まど舞  桃太郎      窓口   代書屋
       まどる  つる       びす太  松竹梅
       まど深  千早振る   流三   浜野矩随
      
《圓窓   お楽しみ》    《圓窓      お楽しみ》
      ※番組(出演日・順番)は未確定。

市馬さんが・・・

昨日の花形演芸会で、トリの菊之丞さんが言っていました。

300pxryogoku_great_sumo_hall 仲入り前に出演の市馬さんが、高座を終えると着物を着替えて、大相撲を観に国技館に向かったと言っていました。
砂かぶりで、黒っぽい着物を着た、勝負審判と見間違えるような人が、テレビに映るかもしれない・・。

帰宅後に、各局のスポーツニュースで、相撲の結果を眼を皿のようにしたのですが、朝青龍が邪魔で、確認できませんでした。(なんてミーハーな・・・)

結果はともかく、昨日の取組は、なかなか充実した内容だったようですから、面白かったことでしょう。

貴乃花騒動・・・

20100129_2 門外漢が偉そうなことは言えませんが、色々な問題や柵(しがらみ)はあるにせよ、また伝統的な世界とはいえ、環境の変化なども総合的に考えると、守旧的な親方や協会の理屈よりは、何となく貴乃花親方の考え方の方に若干のシンパシーを感じるのです。
やり方はもう少し方法はないものかと思いますが・・・。

一門とか部屋とか・・・、世の中も変わり、興行のやり方も変わり、ファンも変わり、そもそも角力気質も変わり・・、いずれどこかの航空会社のようになってしまいやしないかと・・・。

相撲協会も(実は落語協会もそうですが)、元力士(や芸人さん)だけで運営されています。マネジメントやガバナンスの一部は、外部の専門家の"文官"に任せた方が良いと思うのですが・・。素人には無理だと思うのです。

それから、強くて立派な日本人横綱が出て来れば・・・。


2010年1月23日 (土)

花形演芸会

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最近は、花形演芸会もチケットが入手しづらくなっています。落語以外の人気の色物さん(お笑い)も出演するからでしょうか。今日も、カンカラとU字工事が出演で、楽しみにしていました。

会場は立ち見も出る満員でした。

◆ たらちね     柳亭市也

◆ 代脈       柳家さん弥

◆ 松山鏡      瀧川鯉橋

◆ 粗忽の釘     柳亭市馬

◆ らくだ       古今亭菊之丞

市馬さんに対する客席からの万雷の拍手と、「待ってましたッ!」の掛け声は物凄かったです。
完全にメジャーになりましたね。

公演が終わり、演芸場を出たところで、出演した神田阿久鯉さんが楽屋の方から歩いて来たので、すれ違いざまに「お疲れさまでした。」と声をかけると、「ありがとうございます。」という明るい声と笑顔で応えてくれました。 

柳家小三治会長内定

落語協会の公式ホームページに、柳家小三治師匠の落語協会会長が内定とアップされていました。
新聞報道のとおりでした。

勇み足

( ゚д゚)全国紙S新聞が、ちょいと洒落にならないミスをしたという話。

S新聞は、大阪版朝刊の1面に掲載した、ここのところお騒がせの与党O幹事長関係の記事の中で、1カ所「O容疑者」と表記するミスがあったとして、同日付夕刊におわび文を掲載したというもの。
 間違いがあったのは、「O氏の立件視野」との記事で、最終段落だけ「O容疑者」と表記していたそうですよ。 

もし、立件されなかったら、・・・報復が怖い・・・?
それにしても、極めて間の悪いミスですねぇぇぇぇ。
ミスした新聞社のセクションでは、週明けからメンバーが入れ替わることでしょう。

そういえば、今となればでしょうが、昭和天皇がご崩御された時、やはり一部でお悔やみの記事が先行したことがあったような記憶があります。

速報性(スピード)を重んじる業界ですから、様々なパターンを事前に準備しておくのでしょうが、気をつけないと・・・。
本人の名誉を大きく傷つけることになってしまいますから。
(*`ε´*)ノ

朝三暮四(朝四暮三)・・?

朝三暮四(ちょうさんぼし)。朝四暮三とも言うそうで。

外反母趾(がいはんぼし)でもありませんし、朝令暮改とも違う・・・。

目先の違いにとらわれて、結局は同じ結果であることを理解しないこと。また、言葉巧みに人を欺くこと。転じて、変わりやすく一定しないことや生計の意味でも使われる。

〜中国・宋の狙公が猿を飼っていたが、その猿たちにとちの実を朝三つ晩四つ与えると言ったら猿たちは怒ったが、朝四つ晩三つにすると言ったら喜んだという故事から。

某国の総理大臣は、言葉巧みに人を欺いているということが、言いたかったのでしょうか・・?

2010年1月22日 (金)

小三治師匠が落語協会会長

今朝の読売新聞の記事。
「柳家小三治師匠が落語協会の会長にご就任」というものです。


 落語協会は、鈴々舎馬風会長の後任に柳家小三治師匠の就任を決めた。3月の総会で正式決定する。

順当というか、誰でも納得できるものだと思います。
これからは、今までの本職の演芸の仕事に、会長職という大変な激務(だろうと思います)が加わりますから、健康にだけは注意していただきたいと思います。

とにかく健康であれば命も要らないってやつで。
小三治師匠も70歳なんですからね・・。

感動を・・・? 

オリンピックが間近になり、国内のプロスポーツも新シーズンが始まろうとしています。

よく「みんなに夢や感動を与え(ら)れるように・・・」と抱負を語るアスリートがいます。
が、このフレーズを聞く度に、「なんて不遜な・・」と思っているのは私一人でしょうか?気になりませんか?
私は、何か釈然としない気持ちになってしまうのす。
ましてや「ら抜き」言葉で言われるとなおさら・・。
「国民に感動を与えれるように」なんてね・・・ゾクゾクッ

もし言うのなら、「感動してもらう(もらえる)ように・・」「夢を持ってもらう(もらえる)ように・・」「・・を感じてもらう(もらえる)ように」でしょう。

「与える」というのは、別に与えて欲しくない人もいるし、あまりに高ピーな視点に立った表現だと思うのです。
あれは、受ける側が「感動を与えてくれてありがとう。」なのであって、アスリート本人が「感動を与える」というのはおかしいでしょう。
日本語では省略されることが多いですが、「主語」が大切ですね。

多くのアスリートは、無邪気に使っているのだと思いますが、周囲の大人も、おかしいと気がつかないのでしょうか?
この「与える」アスリートは、女子柔道のYちゃんあたりが走りのような気がします。

それから、多くのプロ選手が、ヒーローインタビューなどの時、「○○のひとつ覚え」のように、「応援よろしくお願いしま~す」ってぇのもいやですね。
せめて「また(是非)応援してください」でしょう。
それよりも、もっと気の利いたコメントを用意しておくべきですよ。プロなんだから・・・。

週刊「江戸」

Img_0003デアゴスティーニの新シリーズの週刊「江戸」。

落語を趣味とする者としては、その舞台である江戸のことを知りたいという衝動はありますね。

定期購読をしようか、どうしようか・・・・・。

もう少し考えよう。
知りたい衝動は是としても、衝動買いというのはねぇ・・。

全盲の落語家プロデビュー

大阪の天満天神繁昌亭で、全盲の落語家がデビューしたという記事を見つけました。

P2009111600147 桂福団治門下の桂福点さんという噺家さん。

福点さんは先天性緑内障のため、生後すぐに右目の視力を失い、中学時代から左目の視力も落ち始め、高校で失明。
その後、幼少時から好きだった落語や音楽のほか、障害者支援などの活動に参加し、1996年からは、手話落語に取り組んでいる福団治さんの指導を受けてきたそうです。

先日、圓窓師匠がご出演された「シーハイル寄席」という、某盲学校出身の視覚障害者のグループの落語会で、三畳さんと流上さんという、眼の不自由なお二人の噺を聴きました。
仕草や振り、空間の作り方など、かなりのハンディがあるにも拘わらず、しっかりした噺をしたのが
、とても印象に残りました。
師匠は、長い間見守り続けているようで、「大きくなるにしたがって大きな声が出せるようになり、上達も早かった。」と仰っていました。

さて、この福点さん、「心眼」を演るのが夢なんだそうです。
桂文楽師匠の十八番で、目の不自由な梅喜さんが主人公。
みんな、明るく前向きに生きているんですね。

ピジョン星人

太陽系惑星地球にある"ヒノモト"という小国は、今、オトワ系宇宙から来た「ピジョン星人・オキーユ」に支配されています。

この異星人の辞書には、"苦労"や"貧乏"という庶民的な言葉はありません。
この星は、特に"高額子ども手当"制度が充実していjます。

先日、オキーユが、「地球から見れば、人間がいなくなるのが一番優しい。」と発言したと報道されたこと
で、ヒノモトの民たちは、「それを言ったらおしまいだよ。」など、リアリティのない発言に失望を覚えている様子です。
ことほど左様に、最大の武器である"ユーアイ光線"を発射しながらの発言には、ピジョン(ビジョン)がなく、人々を呆れさせることが多いようです。


いつまでも、そんなことばかり言っていると、メラメラとオトワ(音)のするようなヒノモトった(火の点った)オキーユ(お灸)をすえられてしまいますよ。

その時になってハッと(鳩)しても遅いのに。

学士会落語会例会のDVD

先週末の例会に行かれなかったので、学士会落語会のI委員が、予約していた過去の例会を録画したオリジナルのDVDを送ってくださいました。(有料です。)

東大落語会や代表の山本進さんをはじめとするOBの絶大なお力で、なかなか味わえない贅沢な企画で楽しませてもらっています。

200901171539001 今回配布されたDVDは2枚。
  ① 平成20年7月の「林家正雀独演会」
     ~真景累ヶ淵を聴く
  ② 平成21年1月の「新春特集」
     ~落語と踊りと寄席囃子・唄

そうだった。そうだった。
それぞれとても楽しかった。ためになった。

2010年1月21日 (木)

やすらぎ寄席

天気予報がズバリ!
春のような暖かさから一転、元の寒さに逆戻り。
北風吹く愛宕下の真福寺。

第156回「やすらぎ寄席」は、圓楽一門会の番。

201001211858000_2 ◆ 千早振る 三遊亭鳳笑

◆ 竹の水仙 三遊亭楽之介

◆ 文七元結 三遊亭鳳楽

お目当ての鳳楽師匠は、長講「文七・・」。
30人ほどの観客、客席最前列でたっぷり聴かせてもらいました。

201001211813000 お寺の本堂で、音響も雰囲気もよく、落語向きなのですが、冷え込んで来て、最後は足元が寒くなりました。

こういう場所で、OB落語会をやるのも一興かもしれません。
ただし、貸してもらえるか、貸してもらえるとすれば、いくらで・・・・?

この落語会、暫く通ってみようと思います。

売り声で伝える江戸風情

私は江戸っ子どころか、過疎の村の田舎者ですが、昔、魚屋さんが軽トラックで売りに来ると、手持ちの鐘(呼び鈴?)で呼び込みをしたものでした。
その鐘を借りて、鳴らし(振り)ながら近所を走ってあげると、魚屋のおじさんが、「ボク、ありがとう」って言って、お駄賃に5円くれたものでした・・。

"先々の時計になれや小商人"
・・商売の要締を語る名言であり、当時の江戸の市井を表す名台詞でもあります。

今朝の日経新聞最終ページの文化欄に、売り声芸人?の宮田章司さんが載っていました。
宮田さんの売り声は寄席で何度か聴いたことがあります。
聴く前は、「売り声だけ聴いたって」とか、「それが芸なの?」とか、「そんな商売(寄席芸)があるんだ」とか、やや否定的な思いでいたのですが・・。
売り声から発展する話題の深さに驚いたものです。

そう言えば、桂小南師匠の十八番の「菜刀息子」は、売り声だけで時間と季節の移り変わりを表現したものでした。

なっとなっとぅ、なっとぉ~
     とうふぃ~、なまあげ、がんもどきぃ~

ねんきん定期便

Img_0001ねんきん定期便」というのが届きました。

おかげさまで、私は年金がしっかり繋がっていますので、とりあえず安心はしています。

・・・が、転勤や転宅、転職の多い方は、きっとチェックが大変でしょう。

それにしても、いずれ支給される年金年額の表示を見て・・・・、うーーん。

老後の心配もしなければいけないかも・・・。

江戸っ子の職人のように、「金は腕の中に入ってる。だから宵越しの金なんざぁ持たねぇ。」なんていう啖呵は切れませんから・・。

「金は財布の中にもない。宵越しできる金なんざぁ、はなっからねぇんだ。」なんだから。

鈴々舎馬桜師匠からメール

鈴々舎馬桜師匠から、恒例2月11日の独演会の案内をいただきました。

 ☆ 鈴々舎馬桜独演会 =着物の会・特別編= ☆

  
  日時:2010年2月11日(木曜日・祝日)

  開場:14時40分 
  開演:15時 終演予定:17時10分

  場所:お江戸日本橋亭 

  木戸:2500円(自由席・定員制)

  演題:崇徳院・猫の忠信

  ゲスト:春風亭一朝

  下座:恩田えり

 いろいろなご趣向があるようですから、要チェックです。

カルガモ走法

昔、大手町の大手商社本社の池から、広い道路を歩いて横切り、皇居のお堀に行くカルガモ親子が評判になりました。
親鳥の後に一列になってついて行く雛鳥たちが人気者でした。

そこで、「カルガモ走法」というのは、高速道路の料金所で、ETCの感知を免れるために、前車の後方1メートル以内に接近して通過するという、危険かつ違法な走法なのだそうです。
あまりにくっついて通過するので、ETCは1台しか通過していないと感知してしまうという・・。

大型車の後ろにぴったりくっついて走るのがカルガモのようだということで、警察官たちが命名したそうです。
特に大型のトレーラーの後だと、容易にゲートをトレーラー(通れらぁ)と言う訳で・・。

それにしても、本当に卑怯な輩がいるものです。

大型貨物車のすぐ後ろを借りるから、「借りる貨物車→借る貨物→かるかもつ→かるかも→カルガモ」となったのカモ。



2010年1月20日 (水)

「お江戸OB落語会」の告知

朝令暮改ではありますが、先日クローズしたばかりのホームページのトップだけ再開して、東京でのOB落語会の告知を開始しました。

 ★★ 東北大学落語研究部≪お江戸OB落語会≫のご案内 ★★
    ーーー念願の東京でのOB落語会を開催します!ーーー

  ◇ 日時   平成22年5月22日(土)午後1時開演[予定]
  ◇ 場所   浅草ことぶ季亭(あさくさ ことぶきてい)
           ~東京都台東区寿1-6-7 
            地下鉄銀座線「田原町駅」より徒歩3分
            
http://asakusakotobukitei.jp/default.aspx
  ◇ 木戸   入場無料

    ◆◆ ただいまOBの出演者を募集しています!◆◆ 
       出演ご希望の方は下記までご連絡ください。
         ranshi-kingantei2@mbn.nifty.com

ひぐらし寄席

Img_0002 隅田川馬石さんから、「ひぐらし寄席」の案内葉書が届きました。

1月27日(水)19時・日暮里サニーホールコンサートサロンで。

馬石さんは今回は「夢金」。

ゲストは、立川談修さん。

行ってみようかな。久しぶりに。

末廣亭2月上席

電車の中で三木男さんの姿を見たのも何かの因縁?

Yakei 末廣亭の2月上席は「三代目・四代目桂三木助追善興行」 。
三代目は50回忌、四代目も没後10年ということなのだそうです。
三代目のお弟子さん、四代目と親交の深かった噺家さん、三代目の孫・四代目の甥の桂三木男さんがご出演です。

こりゃまた面白そうな芝居ですねぇ。

あの有名人

どのオリンピックか忘れてしまいましたが、日本が出場をボイコットしたモスクワの次のオリンピックです。
柔道の山下泰裕さんが、痛めた足を庇いながらも、悲願の金メダルを獲得しました。

 決勝戦の相手は、「わしゃ知らん」とかいう名前のエジプトあたりの選手でした。
山下選手の足を攻めずに戦ったというんで、当時、日本人には大絶賛されましたよ。

その山下さんが、虎ノ門を一人で歩いているのとすれ違いました。
あの顔は、人違いする顔ではありませんから。間違いありません。
思っていたより小柄で、真っ黒に日焼けしていました。
心の中で、「山下!あの時はよく頑張った!」と、30年近く前に言うべき歓声を、こっそり叫んでいました。

 後で調べました。
「わしゃ知らん」なんていう名前なはずがないですから・・・。
1984年のロスアンゼルスオリンピック、エジプトのムハメド・ラシュワン選手でした。
決勝では山下選手が負傷していた右足を攻めなかったことが話題となり、同年の国際フェアプレー賞を受賞しているそうです。

わしゃ知らん・・・ラシュワン・・・。
でも、腕のたつ選手だったはずです。ラシュワン(辣腕)と言うぐらいですから。

父と息子(と祖父)の誕生日

 今日1月20日は、父親と息子の誕生日です。
                                                        
       我が家は、亡くなった祖父も同じ1月20日が誕生日でしたから、4代続けて1月生まれ。
しかも私(8日)を除いて、3人が誕生日が同じという訳です。

さらに、息子は父親(息子にとっては祖父)の還暦の誕生日に生まれましたので、干支も同じということになります。

 ついでに、私の曽祖父も1月20日生まれだったという噂を聞いたこともありますので、5代続いているのかもしれません。
ここまで来ると、やや正確性に疑いありですが・・。

 去年の今日も同じことを書きました。

2010年1月19日 (火)

OB落語会の会場決定!

落研OB会の蕪生会長から、とても嬉しい知らせ。

Butai_index2 今日、蕪生会長が、「浅草ことぶ季亭」を訪ね、正式に申し込んでくださったとのこと。
一旦決まっていた会場をキャンセルせざるをえず、皆さんに多大な心配と迷惑をかけて、本当に申し訳なく思います。

落語っ子連もそうですが、苦労はしましたが、かえって良い会場を探しあてることができて良かったと思います。

頭隠して

 落研の先輩の志ん志師匠から、「まだホームページの掲示板が見られるし、コメントも入力できるよ。アレレ?」とのメール。

 ・・・・。確かに、ホームページのトップは非公開にしたのですが、貼り付けている掲示板は停止していませんでした。(そういう仕組みとは知りませんでした。)
  玄関には鍵をかけたが、リビングの窓の鍵をかけ忘れていたという訳で、文化系の情けなさです。
トホホ・・。 (;´д`)

 それにしても、こうやって心にかけてくださり、祭りの後片付けまで見守ってくださる先輩もいる。
あぁ有り難いなぁ。 ヾ(;□;)э
ホームページの試行も、決して無駄ではなかったんだなぁと、ひたすら感謝、感謝です。

でも、ちゃんとクローズ出来たのでしょうか

落語百選≪34≫

Img ◇ 粗忽の使者    柳亭市馬

◇ 素人鰻       古今亭菊之丞

「素人鰻」に2パターンあり。

まずは、"士族の商法"を軸に、"神田川"の金という鰻職人が出て来る噺。
もうひとつは、二人が連れ立って鰻屋へ行き、ただで酒を飲もうとする噺。

前者は、桂文楽師匠の十八番の「素人鰻」で、後者は通称「うなぎ屋」と呼ばれる滑稽噺。

文楽師匠が、あの張りのある声で、金が酔っ払って行く過程を描き出すところは、ここまで一人でなりきれるものかと、初めて聴いた時に驚いたものでした。

個人的には、この金のような輩、酒癖の悪い人は最も嫌悪していますから、あまり聴きたい噺ではありません。
いい歳をして、酔っ払って、人にからんでいる酒乱を、人格すら否定しますから。

もしかして・・

日曜日の夜、落語っ子連のメンバーと別れて、池袋から山手線外回りに乗った時、座席にどこかで見たことのある青年がいました。

黒革のジャケット(ハーフコート?)を着て、大きな紙袋とショルダーバッグを持って・・・。
誰だったかなぁ・・・。
整った顔の真ん中の鼻を見て、ハッと思い出しました。
あのお祖父さん譲りの鼻は、二つ目の「桂三木男」さんじゃあ~りませんか。

駒込で降りて行きました。

2010年1月18日 (月)

「替り目」の薀蓄

先日の雲助師匠の「替り目」のコメントの後、はて元々どんな噺だったのかを、ちょいと調べてみました。

「落語のあらすじ 千字寄席」によれば、概ねこんなことが書かれています。

文化9年(1812)、江戸で刊行された笑話本「福三笑」中の小噺「枇杷葉湯(びわようとう)」が原話なのだそうです。
酔った亭主が枇杷葉湯(=暑気払いに効く甘い煎じ薬)売りに無理やり燗をつけさせるくだりが、現行の落語の後半に一致し、オチも同じなのだとか。
落語としては、大阪で「銚子の代わり目」または「鬼のうどん屋」としてよく演じられたため、
夜泣きうどん屋の登場するくだりは、当然その間に付け加えられたものでしょう。
東京では大正期に二代目三升屋勝次郎が、音曲噺として新内、都々逸をまじえて演じましたが、昭和に入り、五代目古今亭志ん生が十八番にしました。
志ん生は後半(うどん屋にからむ部分)をカットし、かみさんを買い物にやった亭主の独り言を入れ、ほほえましい夫婦の機微を見せて結んでいました。
今ではこのやり方がスタンダードになり、うどん屋の部分がカットされるだけに、笑いは薄くなりますが、一種の人情噺として定着し、独特の味わいを持つにいたっています。

・・なるほど、雲助師匠の大師匠にあたる志ん生師匠も十八番にし、色々手を加えていたというわけですね。
お互いに文句を言い合いながらも、心の底では、しっかりお互いを受け容れている。
・・・人情噺ですか。

ライブ&パンチ

昨日の会場下見での話。

師匠とオーナーが雑談を始めて少したった時。
「以前C町に住んでいた頃に、同じ町内に有名な噺家さんが住んでいると聞いていました。」
「えっ?そりゃぁ、あたしのことですよ。」
「ええっ!」
何と、元同じご町内だったことが判明。

さらに・・、
「あたしんちにいた猫のライブが・・」
「家のパンチという猫が・・。」と、猫談義に・・。
そして、この後で驚くべき事実が判明。
このライブとパンチという猫は、実は同一人・・同一猫物らしい。

Punch012 師匠宅で飼っていた猫が、何匹もいる他の猫との折り合いが上手く行かず、家出をした後で、偶然にも、何とこのオーナーが拾って育てているという・・・。
しかも、会社のキャラクターとして人気者なっていて、師匠は何年ぶりかで、この猫ちゃんと写真で再会を果たしたという訳・・・。

元の飼い主の所で、他の猫との猫間関係に悩んで家出したライブくん、暫しホームレス生活をしていたが、やはり近所の猫好きに飼われることになり、パンチくんと名付けられました。
何年か後、元の飼い主と今の飼い主が、ひょんなことから知り合いになりましたとさ。
今の飼い主さん、本当は別の猫を飼おうと思ったそうですが、このライブくんがか細いので心配だったのと、青い眼が可愛くて、引き取って飼い始めたそうです。
そんな弱かったパンチくんも、今や芸達者の人気者で、とても充実した猫生を送っているのです。

「乱志&流三」ならぬ「ライブ&パンチ」という、二つの名前を持つ猫くんが結んだ縁です。
これは、立派な「ニャン情噺・君のニャは」ですよ・・・。
ニャンとも言えない良い噺じゃないですか。

球史・急死・・・

昨シーズン久しぶりに日本一になったジャイアンツの背番号19番が誰かを、私は知りません。
でも、間違いなく小林投手は19番で巨人のエースでした。

「法政大の江川が巨人に入団するらしいよ。」
「えっ?そんなことが出来るんですか?」

あの「空白の1日」と言われた1978年11月のあの日、私は、衝撃の記者会見が行われている読売新聞社と同じ町内の、厳しい就職協定の中やっと内定した会社の手続きの最中に聞きました。
あの騒動のあおりで、翌年突然トレードされたのが、小林投手でした。野球選手とは思えない華奢な体つきなのに、物凄いピッチャーでした。
あの年は、小林投手が投げる時だけ阪神を応援したものでした。

「男は黙って・・」なんていうコマーシャルが流行ったのもこの頃だったのかなぁ。お喋り男にはつらいコピーでしたが・・。

心筋梗塞。享年57歳。・・合掌。

2010年1月17日 (日)

落語っ子連発表会の新会場

201001171728001 当初予定した会場の都合で、変更を余儀なくされた落語っ子連の発表会ですが、日程を変更して開催することに決まりました。
今日、師匠も含めてメンバーが連れ立って、新しい会場候補先を下見に行きました。
そこで、全員一致して会場に決定しました。

            ≪落語っ子連発表会≫
     日時  平成22年5月29日(土) 午後5時~
          平成22年5月30日(日) 午後1時~
                     (開演時刻は未定)
     場所  プラサギターラ ホール
             ~地下鉄要町駅4番出口前

あれから・・

15年前の今日。
朝6時のニュースで「先ほど京都府を中心に、かなり強い地震があった模様です。詳細が分かり次第・・」というのが、第一報でした。
揺れた瞬間に、通信のインフラが寸断され、実は京都でなく神戸だったと分かるまで、時間がかかったのでしょう。
・・あの阪神淡路大震災から15年経つのですね。
会社が阪神地区に多くの拠点があり、住んでいる人も多かったので、悲惨な状況を目の当たりにすることになりました。
仕事で、被害状況を確認するために関西に向かったのは、1週間後でしたが、至る所で青いシートがかけられた建物や瓦礫の山を見て、体が凍りついてしまった記憶があります。
まだまだ、様々な後遺症が残っていることと思います。

つい先日、ハイチというカリブ海の国でも大地震が発生したようで、死者は何万人にも及んでいるとか。
今までの生活が、文字通り足元から崩れ去ってしまう恐怖。

確か、それまでは、関西は地盤が強固だから大丈夫だと言われていましたよ。
地震が起きたら、実は活断層が・・、なんて。

だから、中東に地震はないなんて・・
あれだけ石油を掘りまくっているのだから、油がきれてグラッと来るかもしれない。
だから、あのドバイの高〜いビル、心配ですよ。

ページが見つかりません。

午後9時30分に、落研OB会ホームページの公開を停止しました。
検索すると、「ページが見つかりません。」という画面が出ます。

もともと、OBの皆さんに広く情報を提供する目的で試行開始しましたが、あまり手応えがなく、一旦クローズさせてもらうことにしました。

捲土重来を期したいとは思っています。
どうも、このままでは誰もやってくれそうにありませんから、ホームページのことも勉強して。

雲助師匠の「替り目」

 昨日の朝日名人会。
プログラムでは、仲入り前が「替り目」。
どちらかというと、落語会のあまり深いところで演られる噺ではないような気がしていました。

雲助師匠、トリの権太楼師匠が演ろうとしていた酒飲みのマクラを丁寧に演り、ゆっくりと本題に入ります。
・・「元帳見られちゃった。」で落とすと思いきや、まだ噺が続きます。
そうか、うどん屋に燗をつけさせてオチまで演るんだな・・・。
すると、勿論うどん屋に燗をつけさせた後で、ここに新内流しが入って来ました。
三味線も入れて、格調の高い雰囲気を醸し出します。

滑稽話としての「替り目」は、とても秀逸な噺だと思いますが、実はこのあたりに元々のテーマがあったのではないかしらん。
酔っ払いが管を巻くのは、夜の街に通りかかる人との関わりを描く舞台の設定のためで、ここからが本題ではないか・・。
昔の寄席では、ここを中心に聴かせていたのではないか。
そんな気がしました。
当たらずと言えども遠からずという気がするのです。

この噺は、「船徳」「野ざらし」「宮戸川」など、大きな噺の"序"や、一シーンを取り出したというほどではないかもしれませんが、深~い噺なのかもしれません。
雲助師匠によって、温かい江戸庶民の生活や文化の一端が見えて来ました。

落語に出る人となり

いつ・どこで・誰の・どんな噺かは忘れましたが、多くの落語を聴いて来て初めて、不愉快になったことがありました。 (-_-X)

明らかに、演者の巧拙・噺の出来の良し悪し・会場の雰囲気・観客の質などが原因でなく、その演者の噺そのものを聴いていて不愉快になって来たのです。
聴いていて、演者の作る主人公が、噺のイメージと合わない。
「違う、違う・・。そうじゃない。そんなに悪者じゃない。」ε-( ̄ヘ ̄)┌
言葉遣いが荒っぽいというのは、職人が出て来る落語では当たり前ですが、荒っぽいんではないんです。
何かこう邪悪で汚ないんです。ヤクザのような(と言っても良く知りませんが)感じなのです。


きっと、この演者は、人品、生き様、落語に対する姿勢などに問題があったのでしょう。
それが、何気ない仕草や台詞の中に出て来た・・・。
映画や演劇では、極悪非道の役ならば、とりあえず表面的にはうまく誤魔化せるのかもしれませんが、演出・主役・脇役・通行人・・・全て一人で演る落語では、誤魔化せないでしょう。

人となりは高座に表れる・・・。怖い、怖い・・・。 ∑(=゚ω゚=;)


2010年1月16日 (土)

馬津郷寄席

201001161959000_3 会場に飛び込んだのが6時1分前。
受付にいらっしゃった席亭に新年のご挨拶。

 ◆ 道具屋    春風亭朝呂久

Img_0002_4  ◆ のめる    春風亭一之輔

 ◆ 粗忽の釘   春風亭一之輔

  ◆  蛙茶番    春風亭一之輔

お楽しみ抽選会は、2人に1人は何か当たるというもの。

私は、出演者のミニ色紙。

一緒にいったIさんは、一之輔さんの手拭が当たって、大変喜んでいました。

朝日名人会

201001161359000 通し券の抽選にハズレ続けていて、やっとチケットが確保出来たと思ったら、学士会落語会の新年例会とダブルブッキング。
泣く泣く?でも嬉々として来た有楽町朝日ホール。
日比谷公会堂で与党の大会が行われているので、幹事長のスキャンダルも加わって、街宣車からのアジ演説や報道のヘリコプターの音も、遠くから聞こえて来ます。

  ◆ 手紙無筆    古今亭志ん坊

  ◆  松竹梅           立川志の吉

  ◆ 宿屋の富        桃月庵白酒

  ◆  替り目            五街道雲助

  ◆  五人廻し        古今亭志ん輔

  ◆ 猫の災難         柳家権太楼

Img_0001 4千何百円か出しているのですから、充実しているのも当然でしょうが、なかなかのものでした。
前半は半分夢の中でしたが、雲助・白酒師弟はいいですね。
雲助師匠は、昨年の三越劇場での口演が、何か賞を受賞したこともあって、乗りに乗っています。
仲入り後の志ん輔さん、昨日に続いてですが、昨日が素晴らしかったので、さらに期待が高まります。
・・やっぱり上手い!
雲助・権太楼両師匠の後の間に入ってさらに輝きを増していた感じです。
圧巻は、吉原の縁起を語る部分で、会場からは拍手喝采でした。
トリの権太楼師匠は、相変わらずの爆笑高座でした。
仲入りの時にロビーで、この落語会をプロデュースしている京須さんをお見掛けしました。

閉演が5時10分。
慌てて、6時からの馬津郷寄席に向かいます。
果たして間に合いますか・・。

あれっ?

あれっ? 「浅草ことぶ季亭」に行ってみました。
2階でエレベーターが開くと、正面がその場所。
マンションの一室みたい。隣は、特許事務所など・・。
大きめのドアは、鍵がかかっています。
そうか、事前に連絡しなくっちゃいけなかったかな・・?

・・無駄足。

雷門から

雷門から 浅草の雷門通りから東方を望むと、我が家の子どもたちが幼い頃「恐竜のウンチ」と呼んだ巨大なモニュメントのある某ビール会社の本社ビルの左手に、ただいま建設中の「東京スカイツリー」が見えるようになりました。
今250メートルぐらいでしょうから、2倍以上の高さになるんですね。

三流亭窓口さんへ・・

窓口さんへ連絡が届いているか不安なので、【業務連絡】します。

窓口さ~ん
落語っ子連のMLはご覧になれますか?
あるいは、メール等で連絡が届いていますか?
メンバーの中で、見ることのできない人がいたようなので、確認です。
特に、ここのところ、発表会の日程・会場の変更など、色々動きがありましたので。
稽古場も、「へ組」「ん組」ともに、門前仲町のクレスさんにお願いすることになりました。
来週24日は、予定通り「ん組」の稽古会です。

浦島伝説

師匠の噺の中で、確か浦島伝説というのがありました。

玉手箱を開けてお爺さんになってしまった浦島太郎が、今度は鶴を助けます。
助けた(怪我をした)鶴に乗って行くシーンがあります。
「傷ついた鶴に乗って大丈夫?」という、強烈なくすぐりに爆笑が起きます。

Pic_tm_logo ところが、現実の社会では、この「傷ついた鶴」は傷が治るどころか、その傷がもとで死んでしまいました。

かつてこの「鶴」に在籍していたという作家のAさんが、こんなことを仰っているようです。

(社員の)思い出とかプライドとかは一切関係なく、いらない組織は消えて行くのがいつの時代も宿命。みんなが思っているほどは困らないんだよ。

よく「君が転勤したら、ウチは取引をやめるよ。」「君がいなくなったら組織が立ち行かない。」なんて、舞い上がってしまいそうなことを言われることがあります。でも、ついぞ実際にその人がいなくなって取引が切れた、組織が崩壊したという話を聞きません。
経済行為や組織は、特に日本のような成熟したレベルの高い社会では、そんなことでは揺るぎもしないし、人の心も移ろい行くものなのです。そういうものですよ。
いくらでも後に続く人や組織は出て来るものです。
過去の栄光にすがり、時の流れに鈍感で、自らを鍛え続けることを怠った組織は、生き馬の目を抜く厳しい社会から、レッドカードを突きつけられるのですね。
だから、JALのOBの皆さんには大変申し訳ありませんが、今回の倒産の責任は、今だけではなく、過去にもあるのです。

助けた鶴から、「反物を織るのに金が要る」と言われて渡したら、そのまま逃げられた。・・・あぁぁぁ、「鶴」じゃなくて「鷺(詐欺)」だった。
助けた鶴から「絶対隣の部屋を覗かないで」と言われていたが、あまり静かなので覗いてみたら、部屋の家財道具一式がなくなっていた。・・・あぁぁぁぁ、「鶴」じゃなくて「ペリカン」だった。
オチの説明をしてはいけませんが、ペリカンというのは、日本通運の宅配便のキャラクターだというのを知らないと、この小噺は面白くありません。

このペリカンも、既得権益で揉める中途半端な国営企業との提携が上手く行かず、消えて行くようで・・・。
げに恐ろしきは、武家の商法・・・。

朝日名人会通し券落選

Img_0002 朝日名人会の通し券の抽選は、また落選でした。これで5連敗です。

170席に対して、なんと1,117通の応募があったとのこと。
2席希望する人もいますから、実質150~200倍の競争率になるのではないでしょうか。

まぁ仕方がありませんね。
発売の都度、頑張ってゲットするしかありません。

柳家三之助さんから

Img_0003 今春真打昇進の柳家三之助さんからDMが届きました。

真打昇進、真打披露興行の告知です。
いかにも几帳面な三之助さんらしい、大変行き届いた内容です。

以前から聴いて親しみのある噺家さんですから、頑張って欲しい。大きくなって欲しい。

窓輝さんも同時昇進ですから、何とか顔を出したいと思います。

2010年1月15日 (金)

東京落語会

お正月らしく、寿獅子で始まった今年の東京落語会。

Img_0001 ◆ 道具屋      瀧川鯉太

◆ 紀州       桂竹丸

◆ 豊竹屋            古今亭志ん輔

◆ 城木屋            桂歌丸

◆ 粗忽長屋         林家たい平

◆ 紙入れ            鈴々舎馬風

いや〜ぁ、志ん輔さんが素晴らしかった
何て言えば良いのか、語りもくすぐりも間も、そこいらの噺家さん(失礼)とは次元の違う世界でした。
久しぶりでしたが、やはり上手い

たい平さん、今騒がれているのは、元総理大臣の"越山会"じゃなくて、今の幹事長の"陸山会"ですよ。
こん平師匠は"越後"生まれだから"越山会"が聞き慣れているでしょうが、あの方は"陸中"ですから"陸山会"。
そんなことはどうでも良いのですが。
一般的な「抱かれているのは確かに俺だが、抱いているのは誰だろう・・・
」というオチを変えていましたが、まぁまぁ面白い工夫でした。

先輩の金魚師匠もいらっしゃいました。

圓朝に挑む!

Img_0001来月の国立演芸場の特別企画「圓朝に挑む!」。

文字通り、三遊亭圓朝作の噺に若手の噺家さんが挑戦しようというものです。

左龍さん、馬石さん、扇好さん、そして圓太郎さんというメンバー。

これは面白そうです。友人の分と2枚、チケットをゲットしました。

ホームページ休止の反応

先日、突然ながら落研のホームページをひと休みしたいとお願いして、OB会の委員の皆さまにお許しをいただきました。

もともと50周年イベントを一緒に企画した先輩方からは、以前からMLで交流していましたので、大変温かい言葉を頂戴し、かえって恐縮してしまいました。

アップ・ツー・デートで更新されていない状態にしたくないので、思いきって一旦休止を決意しましたが、安っぽくて、掲示板の機能ぐらいしかないようなものでは駄目で、しっかり体力と金も少しかけて作らなければいけません。
今回の蹉跌の最大の原因は、実はここにありと踏んでいます。

体力と根性と知識を充電して、復活を期したいと思います。

何て言っても、私の真情は、「憂きことの・・・・」ですから。

桂文治七回忌追善落語会

Img_0002

十代目桂文治師匠が亡くなって7年。

2月8日(月)に国立演芸場で、七回忌追善落語会が開かれるようです。

落語っ子連のまど音さんは、文治師匠のファンだったそうですから、教えてあげないと・・・。

2010年1月14日 (木)

会場候補?

会場候補? OB落語会の会場変更を余儀なくされ、色々あたる中で、「浅草ことぶ季亭」という演芸用の会場の存在を知りました。http://asakusakotobukitei.jp/default.aspx
ホームページを見ると、十分"ターゲットゾーン"にありそうです。

せめて場所の確認だけでもと、仕事帰りに行ってみました。
地下鉄銀座線田原町駅から国際通りを南下して間もなくのところに、目指す「浅草ことぶ季亭」がありました。
夜になっていたので中は見られませんでしたが、そんなに悪くはなさそうです。
下駄ばきのマンションで、1階は床屋さんと中華食堂でした。

今度の土曜日にでも覗いてみようかと・・。
他の場所と比べる上からも見ておきたいと思います。

絶対に東京でのOB落語会を実現させたいと思います。

長生きも芸のうち

Spf1001131952013n1 大関魁皇関が幕内最多勝記録を塗り替えました。千代の富士、北の湖、大鵬といった大横綱を凌駕しました。
とうとう引退した大関千代大海関は、大関最多在位記録を持っています。
プロ野球の工藤投手、サッカーのゴン中山選手と三浦カズ選手などの大スターも、全盛期をとうに過ぎた今も現役を続けています。

両大関の記録というのは、いずれにしても大変な記録で、賞賛に値するものではありますが、個(パーソナル)を尊重する時代だから成し遂げられた記録だと思います。
大関という相撲の最高位(横綱は別格ですから)の権威やイメージは、二人を含む最近の大関によってズタズタになってしまった感じもしますから・・・・?
どの世界にも、引き際の難しさ、引き際の美学が語られますが、そういう時代でもないのでしょうか・・・。

演芸の世界は、これも人によりますが、とにかく喋れなくても高座に上がってくれるだけでいい、なんていう師匠もいますよ。スポーツと違って、数字で表されるものではありませんから。
私は知りませんが、一旦幕が下りて再び上がると、高座に志ん生師匠が座っている・・なんて。きっとたまらなかったんでしょうね。

会場探し・・

時間帯など要求はうるさいくせに金がない輩を自認した上で、落語会の会場となりそうな施設をあたっていると、「帯に短し襷に長し」の場合が多いのではありますが、色々数多くある施設に驚いてしまいます。
これこそ「ハコモノ」行政の成果ともいえるかもしれません。

原点に戻って考えると、今から約4年前、尊敬する今は亡き麻雀亭駄楽師匠と二人で、「落語が演りたいね。」なんて話していた頃は、「とにかくどんな場所でもいい、物置でも布団部屋でも借りて、差し向かいでもいいから"駄楽・乱志二人会"をやろうよ。」なんて言いながら、夢を語り合っていたのですから。

ホームページの休止

私が「管理人」をやらせていただき、落研のホームページを試行して4ヶ月経過しました。

。゜゜(´□`。)°゜。 が、事前に十分予想していたとはいえ、機能や内容が稚拙なこともあって、レスポンスが極めて低く、このままではあまり存在意義がないような気がしていました。

そこで、主なOBの方々のご了承をいただき、一層の内容充実を期するため、とりあえずこのホームページは、1月17日をもってクローズさせていただくことにしました。
やはり、公開上での情報交換は、投稿にも気を使わざるをえず、なかなか難しいもののようです。
このプログとも話題や内容がかぶる場合もありました。

ということで、二足の草鞋をやめて、このプログ専門でやって行くことにします。

「出演」の返信

学士会落語会の出演依頼を受けたことについて、OB会長の蕪生師匠と、副会長の頓平師匠からコメントを頂戴しました。
お二方とも、出演に関してはご賛同くださいました。

ただし、蕪生師匠からは、「気負わずに、ネタは控えめに、厳選して」と、3つの”条件付き”です。
 つまり「お前の噺は気負いすぎて、長すぎて、デカ過ぎる!」ということですから、猛省して謙虚でないといけませんね。

・・・ということで、出演依頼のメールをいただいたN委員宛に、「末席を汚させていただきます。」と、返信しました。

2010年1月13日 (水)

月例三三独演

一番後ろの席だったので、何となく気楽な感じです。
三三さんは、昨年も一番聴いた噺家さんだとおもうのですが、随分ご無沙汰だった気がします。
えぇ〜と、直近で聴いたのは・・?、記憶にないくらいです。

Others001_ph01_2 ◆   二人旅        柳家ろべえ

◆   錦の袈裟     柳家三三

◆   火焔太鼓     笑福亭たま

◆   蜆売り         柳家三三

笑福亭たまさんは、三三さんと同い年で、京大卒なんだそうです。
まぁ笑わせようという努力と、上方パワーには一応敬意を表しますが、方向性の違いは明らかです。
仕込みなどは巧みで面白いのですが、とにかく粗い・・。

Others001_ph02今夜の「蜆売り」も、三三さんらしくしっかり纏めていました。
この噺の主人公は、蜆売りの子どもだと思うのですが、子どもが描ききれていなかった気がするのと、最後が尻切れトンボになった気がします。

個人的に釈然としないのは、鼠小僧が簡単なミスをするのと、最後に身代りを立てるというストーリーです。
天下の大泥棒ともあろう鼠小僧が小判の刻印に気がつかない?
それに、「なんだい、鼠小僧は往生際が悪くて、あんまり格好良くないな。」と思います。
確か、志の輔さんは自ら名乗り出るストーリーだった気がします。

そうは言いつつも、良い噺を聴くことが出来ました。

滲み出る人柄・人品

ヽ(´▽`)/ 先日の「自習落語会」でN文亭の皆さんの噺を聴かせていただいて、改めて落語の素晴らしさと怖さを実感しました。

 いくら隠したり取り繕ったりしても、語りにその人の人柄や人品が出て来てしまうものです。
落語を知っているとか、経験があるだとか、決してテクニックでは到底補えない、人となりが滲み出て、ストレートに感性に響いて来るのです。
特に落語は受容の芸能だから。
声や言い回しの裏に、その人の生き様そのものが見えて来ることがあります。
先日のN文亭の皆さんには、その良いオーラが横溢していた・・・。
勉強させていただきました。


 逆に、謙虚さのない傲慢な人であれば、必ずどこかで綻びが見えて来る気がするのです。 言葉遣いはきれいなのに品がない。何気ない登場人物の言葉や仕草に恐怖や邪悪さを感じてしまう・・・・。┐(´д`)┌

私自身も、きっとそうでないようにと念じながら、謙虚な気持ちで高座に上がろうと思っています。

そういう意味で、先日の時間はとても貴重でした。
本当に勉強になりました。
 o(_ _)o

学士会落語会からの・・

昨年の暮れ、プロゴルファーの石川遼選手に、マスターズから招待状が届いたそうです。

250pxgakushikaikan_1 そして私にも、学士会落語会のN委員から、「学士会落語会発足5周年記念特別企画・会員による落語会」への出演依頼のメールが届きました。

9月18日(土)の9月例会での企画だそうです。
出演者は、会員4〜5名とプロ1名の予定だとか・・。
先輩の弁痴師匠から「9月18日のスケジュールを空けておくように。」と言われたイベントです。

先日は、やはり学士会落語会のT委員からも激励のメールを頂戴し、弁痴師匠から頂戴した年賀状にも「よろしく」とコメントがありました。

他の先輩方にもお話した後、回答しようと思います。
勿論、「よろしくお願いします。」って・・。

落語会の会場

3月の「落語っ子連発表会」と5月の「落研OB落語会」の会場にお願いしていた「千一亭」が、諸般の事情から、お借りするのが難しくなってしまいました。

とても良い会場でしたから残念ですが、仕方ありません。
いずれにしても、突然起こったこの「ジプシー状態」を、一刻も早く脱しなければいけません。

≪落語ッ子連≫では、時間がなくなってからの会場探しも難しいので、日程を変更することに決まりました。

≪落研≫では、落語っ子連と同様に会場探しをしますが、出来れば日時は従来どおりでやる可能性を探ろうということになりました。

 ここでとても嬉しく頼もしいのは、こういう非常事態に際して、メンバーの気持ちが一緒になっていることです。
これも落語ですよ。「業の肯定」ですよ。受け容れましょう。
一連のプロセスでは、色々思うところもありますが、これも楽しまなくては・・。「長い人生、そんなこともあるよ」ってなもので。

誰だったか有名な人が言った「憂きことの なおこの上に積もれかし・・・」を思い出しました。

憂きことの なおこの上に積もれかし 限りある身の力試さん
   (熊沢蕃山)
不幸だとか幸福だとかというのは、その人の考え方一つ。
考え方が人生を幸福にもし、不幸にもするといえます。
自分の外側に幸福を追わず、内側に幸福を持っていればどんな困難、難題に対しても我が身の力を試す素晴らしい機会であり、自ずと感謝の念を持ちながら立ち向かって行けると思います。

2010年1月12日 (火)

高校生の快挙

我が郷里の山梨県は、無理矢理"首都圏"を名乗っていますが、過疎で人口も少なく、スポーツ等で全国的に目立つことも稀です。
ほとんどありません。
どの分野でも「全国優勝」なんてしたのを見た記憶がありません。
隣の静岡県出身の春風亭昇太さんからは、「武田信玄しか語るものがない県だ。」と、いつも馬鹿にされています。

昨日昼過ぎに、千一亭に向かうために千駄ヶ谷駅に降りたら、大変混雑していました。
国立競技場でサッカーの試合があるようでした。

100111_soc_yamanashi200 その高校サッカー決勝で、山梨県代表の「YG高校」が、初出場・初優勝という快挙をやってのけました。
他のスポーツ(野球など)でも、他県から有力な選手を集めている私立高校ですから、このチームも地元出身の子たちばかりではないかもしれませんし、個人的に全く関係はありませんが、とても嬉しいものです。
郷里の両親などは、とにかく地元(県内)であれば、それだけで応援していますよ。
大学駅伝でも、「YG大学は何番だ?」と、気にしながらテレビ観戦しています。そういうものなんでしょうね。
いずれにしても、どこの選手たちであれ、頑張りには大拍手です。

レベルの低い話ですが、私も「鰍沢」・「甲府ぃ」・「笠と赤い風車」・「富士詣り」などのご当地ネタを演りたいと思っています。

子どもの気持ち

父親の立ち位置というのは、母親に比べると難しいものですね。

゚゚(´O`)°゚ 経済成長著しい中国・重慶市で、今年の願いに「パパがずっと病気でいますように」と書いた小学生がニュースになったそうです。書いたのは重慶市内の小学校2年生。

仕事が忙しくて、これまでほとんど自分にかまってくれなかった父親が、年末に体調を崩し、年明けまで休養を命ぜられた間、父親と一緒にご飯を食べたり、宿題をしたり、買い物に出かけたりできたので、「パパが病気でさえいてくれれば…」と本気で思い、その気持ちを素直に「願い」として書いたということなのです。
何てかわいい、パパは何とつらい・・・。

┐(´-`)┌ 最近では欧米にならって、家族第一ということで、家族と一緒にいる、何よりも家族が全てという人が多いようです。
その考えは当然だと思いますが、具体的な行動論が大切で、母親と同じことをする、一緒にいることがそれだとは思わないのです。
仕事で家庭を犠牲にしてはいけませんが、家族も社会の中の存在で、一家の大黒柱ならば、社会(仕事)も優先しなければいけない。

(;´Д`A ``` 母親は感情で子どもを育てます。それが「母性」だからでしょう。
でも、父親は社会で生きて行く術を、形(自身の生き様)で教えて行くもので、少し神秘的な存在でなければいけないと思うのです。
だからつらいんですよね。
絶対的な接点の多寡だけが、家族のつながりの強さのスケールにはならないと思うのです。古いのでしょうかね。

真打昇進披露興行

Img_0004 今年の3月から、落語協会は4人が真打に昇進し、その披露興行が行われます。

柳家三之助・三遊亭窓輝・桂笑生改め文雀・桂文ぶんの4人です。

そうか、桂文生師匠のお弟子さん2人と、個人的に贔屓にしている三之助さんと、師匠のご子息の窓輝さんか・・・。

文生師匠は、確か宮城県のご出身でしたよ。

3月下席(21日)から、吉例によって鈴本演芸場からスタートして40日間の寄席定席とプラス国立演芸場でのご披露です。

何度か行けるといいですね。

2010年1月11日 (月)

落語っ子連新年会

渋谷で落語っ子連の新年会。
急な企画だったのですが、仕事で都合の悪い円ドルさん・窓蕗さん・商人さんなどを除いて、無弦・まど女・まど深・まど音・まど舞・びす太と私の6名が集合。

落語を愛好しているだけで接点が生まれた、今や仲間だと私は思っているのですが、大変楽しいひとときになりました。

発表会もあるし。とりあえずの決め事も確認できました。
「へ組」と「ん組」になって、稽古日も違って来たので、貴重な情報交換の場でもあります。

【業務連絡】
窓口さんには、ML未登録だったので、連絡が間に合いませんでした。びす太さんに登録をお願いしましたので、しばしお待ちを・・。

同窓っ子連自習落語会

千一亭で、本当さんが企画してくださった「自習落語会」と称する稽古会。
N文亭の方々が7名。落語っ子連は、まど深さんと私の2名。

◇ 法螺の種  N文亭恭ン恭ンさん
  とても穏やかな素敵な声で聴かせていただきました。
  オチも綺麗な噺で、「弥次郎」のセレブ版でしょうか・・・。
◇ 粗忽長屋   N文亭良好さん
  羨ましいぐらい落語向きの美声です。語り言葉も気持が良い。
  生意気に、上手(かみて)・下手(しもて)のコメントをさせていただ
  きましたが、ピシっと決まると、一層痛快な「粗忽長屋」になると
  思いました。
◇ 犬(創作)  N文亭岬さん
  ご自宅で飼っているワンちゃんとご家族の触れ合いを丁寧に綴っ
  た創作噺です。
  几帳面にワープロ打ちされたネタ本を頂戴しました。
  N文亭の皆さんのパワーと、幅の広さには感服してしまいます。
  しっかりオチも入っていて、お孫さんにも落語をご披露していらっ
  しゃるとか・・。
◇ 噺家の物まね    N文亭八叟さん
    芸能ごとに幅広い薀蓄をお持ちの方で、私は、普段の語り口調が
  大好きです。
  今輔・柳好・痴楽・文治・柳橋・円生・正蔵。いずれも先代や故人
  ですが、その真似の素晴らしいこと・・・。木戸銭を取れますよ。
◇ やかん    N文亭英太さん
  十代目文治師匠をベースにした「やかん」。落語をよくご存知で、
  ご本人も楽しそうに演っていらっしゃいます。
  拝聴していてとても嬉しくなりました。
◇ 芝浜     千一亭本当さん
  長講大熱演。お父上に聴かせてあげたかどうかは知りませんが、
  さぞご満足なさることだと思います。
  とにかく本当さんの熱意には脱帽です。
◇ 千早振る    三流亭まど深さん
  いつものまど深ワールド、安心して聴いていられます。

◇ 三方一両損    三流亭流三
  ・・・・・・・。ダメでした。

1時過ぎから始めて、終わったのが6時過ぎでした。
出来具合いはともかく、それぞれの思いを噺として語る楽しさは、何にも代えがたいものです。

私は、ひどい「三方一両損」でしたが、とりあえずなんとか無事に、今年の高座初めを勤めることができました。

成人式

今年もまた全国各地で、本当にごく一部の馬鹿な新成人が騒いだようですね。

今の若者は、ストレスを発散する場所もなく、何か打ち込むものを持ちづらいのでしょうかねぇ。
怖さというのも知らないようです。親や学校の先生などから叱られたことのないなんていう子も多くいるようで。

専門家も、叱ること、しかも適度な痛みと同時なのが最も効果的だと言っているようです。
叱られるのと、痛みを感じるのと、他人を思いやる気持ちを持つというのは、脳の同じ場所が司っているとか。

そういうインプットに欠けている集団ですから、自己中心・空気の読めない集団になり、時に暴徒化してしまうのでしょう。
それにしても、なかでも日本の最南端の県庁所在地での成人式は、いつもながら酷いものです。

こんな輩が、いずれ人の親になるのですね。・・・何をか言わんです。でも、彼らが、なにかとてもかわいそうに見えるのですが。
一部で、18歳で成人にという動きもあるようですが、こういう面を見てしまうと、恐ろしくなりますよ。

「薮入り」の熊さんや亀ちゃんの気持ちって、わからないかなぁ・・・。
「なまじ学問を身につけて理屈っぽくなるよりは、人の気持ちの分かる苦労人にした方がいい・・・。」って。

自分のロジックや主張だけをして、他者の声や事情に耳を傾けない成人も、実に多くいるものです。こういう輩を見ていると、腹が立つよりも、滑稽で憐れになってしまいます。

読売GINZA落語会

"ちけっとぴあ"の「プレリザーブ」、"イープラス"の「プレオーダー」という、先行チケット予約のシステムがあります。
対象になっている公演にエントリーすると、抽選ではありますが入手することができます。

最近、ぴあが元気がないのか、プレリザーブの公演が少なくて残念。
イープラスは、比較的多いのですが、当選しても席が良くない・・・。

落語会徘徊が減ったこともあり、利用頻度は減っていたのですが、3月1日の「読売GINZA落語会」にエントリーしてみました。

見事?当選。
・・でもイープラスのこと、S席なのにあまり良くない席・・・。
ま、いいか。

 ≪読売GINZA落語会≫
  日 時   3月1日(月)午後6時30分
  会 場   
ル テアトル銀座 by PARCO
  
出 演   林家木久蔵/柳家花緑/春風亭小朝/林家正蔵
         
/桂米團治

メインは、桂米團治さんですよ・・・。

談春さんの会

Img_0005立川談春さんの事務所から年賀の挨拶状とともに、独演会の案内が届きました。

飛ぶ鳥を落とす勢いの談春さんの独演会は、即日完売のようですが、東京厚生年金会館の大ホールで、SS席が5,500円だそうです。

物事は需要と供給のバランスで決まるとはいえ、ちょっと調子に乗っている気もしないではありませんが・・・・・。

古典の名調子、あの平家物語の序段にも、「おごれる人も久しからず、ただ今の世のJALのごとし」というフレーズもありますから・・?

「たちきり(たちきれ線香)」のネタ出しをしていますが、この噺、こんな大ホールで聴く噺ではない気がするのですが・・。

それでも、彼のことだから上手く演るんだろうし、「立川教・談春宗」の論客の宗徒たちが絶賛するのでしょう。

聴きに行こうかな・・・・。

貴乃花親方

大相撲の貴乃花親方が、日本相撲協会の理事選挙への立候補を決意し、一門を離脱するそうです。

相撲協会の理事(任期2年)は、慣例として五つの一門ごとに理事数を事前に割り振り、最近は3期連続で無投票で決まっていました。

これって、民主主義の中では、物凄く奇妙な現象ですよ。
全て、井の中の蛙の理事たちが、密室で談合して物事を決めている感じです。

そういう意味では、相撲協会と言うのは、まだまだ旧態依然とした組織・体制なのですな。

貴乃花親方自身も、横綱の晩年、四谷あたりの整体師の影響を受けて、何となくおかしくなった時期があったし、おかみさんもミーハーなので、個人的にあまりすっきりしたイメージがないので。

が、自浄作用の端緒になるのならよいのですが・・・。

三遊亭歌武蔵さんが、「相撲はスポーツではない。神事における余興のひとつである。」と言います。
だから、「花筏」や「佐野山」という、落語の名作が残るのですよ。

ところで、あの横審だった内舘牧子さんは、私の母校の駅弁大学相撲部の部長(監督?)でしたよね。確か・・・。

◆スポニチの記事(一部)
不祥事続きの角界を憂い、居ても立ってもいられなかったのだろう。「何かを変えたい」と語っていたのは5年前にもさかのぼる。二所ノ関一門から貴乃花親方を去らせたのは強い改革意欲だった。さらに一門の意味合いが有名無実化している現実にも後押しされた。
昭和30年代前半までは一門別に巡業を行っていたが、現在はない。取組、番付編成で公平性を保つため、五つの一門から4人ずつの親方で構成される審判部のバランスを取り、2年に1度の役員改選時に結束を呼び掛ける程度。若手親方の間からは「一門なんてなくした方がいい」との声が噴出していた。貴乃花親方が大きな風穴をあけたともいえる。


ウォーキングイベント

Img_0001 ちょっと前、ダイエットのために、かなり歩いていました。

神社仏閣の「ご朱印」を集めたり、ウォーキングイベントに参加したり・・・。

その中で、最長距離のウォーキングイベントが、新宿〜青梅43キロという「かち歩き大会」でした。

今年も案内葉書が届きました。

思えば、青梅街道だけでなく、東海道(東京〜横浜みなとみらい)、日光街道(北千住〜越谷)、中山道(巣鴨〜浦和)、川越街道(池袋〜新座)、水戸街道(日本橋〜柏)、千葉街道(秋葉原〜千葉)、甲州街道(新宿〜府中)、中原街道(五反田〜港北ニュータウン)等々、いずれも約20キロ程度を歩いたものです。

最近サボっていますから、また始めようと思います。

2010年1月10日 (日)

シー・ハイル寄席

王子駅前の「北とぴあ」が「きたとぴあ」でなく「ほくとぴあ」だと、やっと確認することが出来ました。

Img_3 「シー・ハイル寄席」は23回目だそうです。
シー・ハイルとは"スキー万歳!"という意味で、葛飾盲学校出身の方々のグループで、圓窓師匠は、第1回目から今回までずっと出演されているそうです。

前半は、シー・ハイル会員による歌やスキー活動の座談会と落語・・、何っ?落語?
プログラムには、「畳家三畳」さんと「馬寿之亭流上」さんとあります。
「たたみやさんじょう」「ばすのていりゅうじょう」とお読みするのでしょう。
我々の落研に「下宿家さん丈」という名前がありました。
「ばすのてい・・」さんは、之を入れない方が字数・字面ともに良いと思うのですが。(余計なお世話ですね。)
偶然ですが、二人の名前に"三"と"流"と"亭"が入っていますから、私の名前が出来てしまいますね。

◇ 寿限無      たたみ家三畳

◇ 長短       馬寿之亭流上

お二人とも視覚障害があるにも拘わらず、仕草もきちんとし、声もはっきりしていました。
八代目桂文楽師匠は、「心眼」など、盲人が主人公になっている噺をよく演っていたようですが、何となく思い出しながら聴かせてもらいました。

◆ 二番煎じ     三遊亭萬窓

◆ 水神       三遊亭圓窓

竹葉子さんのピアノとのコンビネーションよろしく、じっくり聴かせていただきました。

お開きの後の客席で、「流三さん!」と声をかけられたので振り向くと、日本髪(っていうのかな)に晴れ着姿のお嬢さんが立っていました。

よく見れば、「噺っ子連」の現役女子大生の「有難亭龍宮」ちゃんではありませんか。
そうか。明日は成人の日で、龍宮ちゃんは成人式なんですよ。
ついでのように(失礼)一緒にいたお母さんも、(このお母さんは水泳のインストラクターなんだそうで、うる、いえ活発な方なのですが、)今日は水着ではなく、着物を着ていました。
まだ3回目の成人式までは、かなり時間があるとは思いますが・・。

初席楽日の鈴本演芸場前

初席楽日の鈴本演芸場前 今日は10日。
寄席は、お正月初席の芝居の千秋楽。

寄席の世界は、二の席までがお正月だそうですから、まだまだお屠蘇気分が抜けていないようです。
予想どおり、鈴本演芸場は"満員御礼"です。

今年は、どこの初席にも行きませんでしたが、今年がますます落語隆盛となりますように。

銭形平次

試験神田明神と言えば有名なのが、明神下に住んでいた銭形平次親分ですよ。
葛飾柴又の寅さん、上州の紋次郎と並んで、碑や墓があるフィクションの英雄ですよ。

落語の与太郎さんなどの記念碑が建っても罰は当たらないとおもいますが。
でも、与太さんのようになろうとは、誰も思わないかもしれませんが。
八五郎や熊さんは、全体的にキャラが統一されていませんからねぇ

神田明神

試験上野から神保町まで歩く途中、神田明神へ立ち寄りました。

201001101401000 ちょいと参拝を、と思ったら大混雑ではびっくり。
今日はまだ寄席も神社もお正月真っ盛りでした。

参拝を諦めてお茶の水方面へ向かおうとすると、本殿の脇の舞台でお囃子が聴こえ、縁起物の舞いが始まりました。

良いものを観ることが出来ました。

母のメールのこと・・・

誕生日の日にもらった母からのメールをこのプログで紹介したところ、落語っ子連のまど音さんと、落研の駄馬師匠から、わざわざメールを頂戴しました。
(ありがとうございます。)

http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2010/01/post-fbb9.html

まど音さんは、いずれ息子さんに同じようなことを言う日が来ることだろう。その時にこのフレーズを使わせてもらいますよと、母親として、子を思う慈愛に満ち満ちたコメント。

駄馬師匠は、既に他界されたご母堂もよく仰っておられたと、母親を思い慕う温かいお言葉でした。


「父の愛は山よりも高く、母の愛は海よりも深し。」
・・・・って、落語の「桃太郎」にも出て来ますよ。

ここで、大変野暮ではありますが、父の愛と母の愛は、どちらが大きいかという問い。
地球上の最高峰は9000メートル弱、最深溝は10,000メートルを超えるそうですから、ここは"母の勝ち"でしょうか・・・?

「狸の"御殿"と狐の"宮殿"は5対9で狐の勝ち」というのと同じ、目くそ鼻くその話ですね。

親孝行しなくっちゃぁいけませんね。

本当さん

先日の師匠のプログに、本当さんに「芝浜」の稽古をした様子が載っていました。

聞くところによると、本当さんのお父上は、「芝浜」という人情噺がお好きなのだそうですが、体調がすぐれず、寄席や落語会にはなかなか行くことが出来ないので、息子の本当さんが「芝浜」を覚えて、お父上の前で演ってあげようということなのだそうです。

もし同じ立場に置かれたら、私も師匠に教えていただいて、噺をするでしょうか・・・・?
「よそう。また夢になるといけない。」・・・。

みんな違って②

Img_0003 金子みすゞという詩人は、子どもを残して自ら命を絶ったんだそうですが、その最後の一日を、圓窓師匠が創作噺にしています。

この噺が絵本になり、師匠とピアノのコラボCDが付いた、名付けて「みんな違って〜金子みすゞ最後の一日〜」が発売されるそうです。

師匠の口演を以前一度聴いたことがありますが、ピアノとの組み合わせが新鮮だった気がします。

落語のひみつ

1102871842 芸術新聞社・1575円、案内人/桂 平治・著/大友 浩・絵/阿部伸二の「落語のひみつ」。
かわいい本です。 


落語“通”への第一歩!
本書は落語の入門書です。
落語ビギナーさんも、寄席通いの常連さんも、本書に登場する四つのひみつを覗けば、落語がもっともっと楽しくなります!
平ちゃん&きつねくんと、いざ、落語のせかいへ出掛けましょう!

2010年1月 9日 (土)

みんな違って①

Image 師匠から、金子みすヾのことを教えていただきました。
何十年も、他人との競争に明け暮れ、その価値観だけで生きて来た身には、ある時まで、敗者の言い訳のように感じたこともありましたが、人として見たら、今まで自分が身を置いていた世界の喧騒が、少し空しくなりました。

落語というのも、寛容・受容で成り立っているものだと思います。
談志師匠の言う「"業"の肯定」です。


≪わたしと小鳥と鈴と≫
わたしが両手を広げても
お空はちっとも飛べないが

飛べる小鳥はわたしのように
地べたを早くは走れない

わたしが体をゆすっても
きれいな音は出ないけれど

あの鳴る鈴はわたしのように
たくさんな歌は知らないよ

鈴と小鳥と それからわたし
みんな違って みんないい


ナンバーワンにならなくてもいい。オンリーワンでいい。
これと一脈通ずるところがあります。

≪大漁≫
朝焼け小焼けだ大漁だ
オオバいわしの大漁だ

浜は祭りのようだけど
海の中では何万の
いわしの弔いするだろう


小噺でも同じ発想のものがありますよ。
私が落研で最初に演った「あたま山」にも、こんな発想がありますよ。
この世界観・宇宙観がいいですね。


※金子 みすゞ(かねこ みすず、1903年(明治36年)4月11日 - 1930年(昭和5年)3月10日)は、大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍した童謡詩人。

ザ・前座修業

NHK出版「5人の落語家が語る ザ・前座修業」(税別700円・稲田和浩・守田梢路)。

なかなか面白そうだと思います。
またまた衝動買い・・・。

786552b4502ef5519813a68a12c8fb050b9 [要旨]
人気と実力で知られる落語界の5人のスターたち。彼らはどのような修業を経て真打になったのか?徹底して叩き込まれる序列への配慮と礼儀。師匠への過剰なまでの気配り。トラブルや危機が起きたときのとっさの判断と対処法。―それぞれの経験をふまえ、独自のしきたりが生き生きと語られるなか、落語への限りない愛情が浮かび上がってくる。“社会の前座たち”に贈る、一人前になるための英知の言葉。

会社更生法・・・

ついに傷ついた「鶴」は、自力で再び羽ばたくことが出来なくなったようです。
理屈や言い方を変えても、要するに「倒産」なのです。

m(_ _)m まず、関係者がその倒産した現実を重く受け止めることが重要です。
そして、社会的影響もしっかり把握・斟酌し、再建の可能性を見極めた上で、ベストの対策を選択し、実行しなければならないのに、政治家やマスコミも入り乱れて、安易な支援発言や本業の評価をしない議論だけが空しく行き交っている感じがします。
酷いものです。

゚゚(´O`)°゚ 現役だろうがOBだろうが、倒産した会社なのですから、その関係者が経済的に打撃を受けるのは、冷たい言い方ですが「道理」なのです。
それが資本主義というものです。
古今東西、どの会社も、倒産したら、関係者は悲惨な目に会っているんです。
だから「鶴」も例外ではありません。

257548_t80jal 破綻したビジネスモデルをどうやって変えて行くか。それが今一番やらなければいけないことだと思います。

「ねずみ穴」でも「帯久」でも、商売は些細なことがきっかけで、傾いてしまうものですから。
謙虚になることですよ。

※会社更生法(かいしゃこうせいほう)は、経営困難ではあるが再建の見込みのある株式会社について、事業の維持・更生を目的としてなされる更生手続を定めるために制定された日本の法律である。日本における倒産法の一つ。最終改正は2006年(平成18年)3月31日法律第10号。

休刊・廃刊

自動車専門誌の「NAVI」が2月から休刊になるそうです。

活字離れと、趣味や感性の多様化、コンテンツの拡大等々、様々な要因があるのでしょうが、一時代を築いた書籍や雑誌が、時代の変遷により、その任務を終えるというのは、仕方がないとは言え寂しいものです。

Index_ph010_2 そういえば、学習研究社の「学習」と「科学」も、相次いで廃刊になるそうで、子供の頃、心ときめかせて毎号を待った私にとっては、とても残念であると同時に、よくここまで続いたものだという感慨も起こります。

「学習」が1946年創刊、「科学」が1957年創刊だそうですから、半世紀以上にわたり、私も含む夢多き子どもたちがお世話になった訳ですから。

以下は、学研のコメントです。
当グループが発刊しております1946年(昭和21年)創刊の『学習』は“「できる」よろこびと深く学びとるチカラを”をコンセプトに、1957年(昭和32年)創刊の『科学』は“小さな発見・大きな感動・科学っておもしろい!”をコンセプトに、多くのお子様に長い間愛され親しまれてまいりました。
しかしながら、児童数の減少やニーズの多様化等の市場環境の変化による部数の減少のため、誠に勝手ながら『学習』は2009年度冬号(2010年1月1日発行)、『科学』は2009年度3月号(2010年3月1日発行)の発行をもちまして休刊させていただくことになりました。
『学習』『科学』で培ってきた子
どもたちを育む力は、これからも各種の科学関連教材や「科学実験教室」等に随時活かしていく所存です。
皆様の永年のご愛顧に心から感謝申し上げますとともに、突然の休刊案内にて大変恐縮ではございますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

2010年1月 8日 (金)

親から・・

誕生日に、郷里の母親からお祝いのメールが届きました。
まぁ、いい年をしてということですが、親にしてみれば、いくつになっても倅は倅なのでしょう。

母親というのは、子供に対して何でも恥ずかしげもなく言えるものです。
一方、父親というのは、何か言えば説教がましくなり、子供からは煩がられるものです。
言葉でなく、生き様で語らないといけないのだから、父親は大変なんですよ。本当は。

母親からのメールの一部です。

誕生日おめでとう。
今日まで事無く来られた努力に讃辞を贈ります。
今までは若さが失敗も許しましたが、これからは人生の終着点に向けて有終の美を飾れる努力をするスタートです。頑張ってください。
年齢はいたずらにとっていません。体力は知らず知らずに年相応に衰えていますから、過信し過ぎないように赤信号を出します。
我が家にいつまでも幸せが続きますように祈ります。

・・・こんなこと、母親しか言えないものでしょう,ね。きっと。
ありがたいものです。

浜野矩随のおっ母さんほどではありませんが、我がおっ母さんもね・・・。
いつまでも元気でいて欲しいものです。 
m(_ _)m

佐々木政談

昨夜の窓輝さんの「佐々木政談」。
皆が善人という、落語らしい"奉行物"の名作です。
「帯久」などと違い、こじつけの裁断ではありませんから、実に爽快な噺で、出世話でもあります。
主人公が"子ども店長さん"みたいで可愛いですよ。
窓輝さんも、真打昇進が決まるちょっと前あたりから、大きな噺にもチャレンジしているようです。
果たして、昨日の「佐々木・・」の出来はどうだったでしょうか。
私の感想は・・・・いずれまた。

同窓っ子連自習落語会

昨日の窓輝さんの落語会に来ていた千一亭本当さんに、11日の「自習落語会」の確認をしました。
やはりシャレではなく、マジで開催するようです。
本当さんから「流三さんがトリですから、よろしく」・・。えっ?
・・シャレにならない感じ。
本当にマジでこの土日でさらわないと。
「三方・・」?それとも「浜野・・」?

それにしても、こういう悩みってぇのは、最高に楽しいですねぇ。
もっと迷うほど持ちネタを増やしたいものです。

誕生日

Hb_01s 今日が誕生日なのです。

(*^m^) この年令になると、誕生日の楽しみやありがたみはありませんね。

「・・・思えば遠くへ来たもんだ。」と思いますよ。

まだ小噺・・

いい加減にせんかい・・・。

「財務大臣の人事は、随分揉めたんでしょうね。」

「うん。菅々仙谷(侃々諤々)だったみたい。」

「それで、仙谷さんは納得したの?」

「うん。戦略相兼務の名を取って(なおと)、財務相は菅さんで良しと(よしと)したみたい。」

「そうか、こうなることは(菅)のいい仙谷さんは、先刻(仙谷)承知していたんだね。」

「う~ん。よく分かん(菅)ないけど・・・。」

  ※登場人物は、菅直人(かんなおと)・仙谷由人(せんごくよしと)の両氏です。

企業スローガン

大手家電メーカーS社が、新しいスローガンを発表しました。

起業姿勢を表すこれまでのスローガン「目の付けどころがSでしょ。」を一新して、新しいスローガン「目指してる、未来がちがう。」に変えるのだそうです。
(これまでのスローガンのSには社名が入ります。「スケベ」ではありません。)

さすがに今非常に勢いのあるメーカーだけに、自信に満ち溢れたフレーズですね。
「俺たちゃぁなぁ、てめえらとはレベルが違うんでぃ!」ってことでしょう・・?。
随分不遜じゃぁありませんか・・・。

各企業のスローガンもいろいろです。
  T自動車 ~ 「Drive your dream」
  ○ッテ ~ 「お口の恋人」
  コ○マ ~ 「安値世界一への挑戦」
  B○W ~ 「駆けぬける歓び」
  ○イキ ~ 「Just Do It !」
  サン○○ー ~ 「水と生きる」
  K建設 ~ 「100年をつくる会社」
 ・・・そして、某駅弁大学落研OB「仙都に笑いを」

2010年1月 7日 (木)

三遊亭窓輝真打記念落語会

Img圓窓師匠の息子さんの三遊亭窓輝さんが、この3月から晴れて真打に昇進します。
真打昇進記念落語会、昨年のうちにチケットは完売だったそうです。
私は、何と最前列の真ん中という最高の席です。

◆たらちね 三遊亭歌る美

◆動物園  三遊亭吉窓

◆親子酒 三遊亭小金馬

◆巷談 三升家小勝

◆猫と金魚 橘家圓蔵

◇真打披露口上
 吉窓・小金馬・圓窓・窓輝・小勝・圓蔵

◆枯木屋 三遊亭圓窓

◆佐々木政談 三遊亭窓輝

お祝いの会だけに、明るくほんのりした雰囲気が漂っていました。
師匠も感慨無量な表情で、緊張しつつも、嬉しそうでした。

最近、圓窓師匠のファンになったという従妹が、隣の席で"ばか笑い"していました。

またまた小噺

もうダメ・・。時事ネタばかりですみません。
前回の続き・・・です。

「Kさん、Fさんの後の財務大臣に就任した感想は?」

「いやぁ、あまりの重責に、身が削られる思いです。」

「そうですか? 自信満々に見えますが・・。」

「とんでもない。耳をすましてださい。"鉋音(かんなおと)"が聞こえるでしょ?」

く、く、苦しい・・・。

値上げ・コストダウン・・

いつも駅売りの新聞をSUICAで買っていますが、お正月早々から、日本経済新聞の値段が上がったような気がします。
今までは140円でしたが、160円になりました。
値上げするなんてちっとも知りませんでした。
しかも、150円を飛び越えて160円という暴挙!
デフレの中の値上げは目立ちますね。

ところで、何かと注目の航空大手が、機内での新聞配布と予約電話の無料サービスを打ち切ったそうです。
新聞の記事では、「シートベルトを締め、さて、新聞でも…と思っても、もう配ってはくれないわけで、しばらくは乗客から不満の声もあがりそうだ。」なんて言う向きもありますが、私にすれば、「そんな無駄なことまだやっていたの?」という感じですよ。
その昔、飛行機というのは特別なセレブな乗り物でしたから、また恐怖感を和らげるために、新聞・雑誌や湯茶のサービスなどをしたのでしょう。
が、今や過去の遺物。飛行機も移動のための単なる手段のひとつにすぎないのです。
私は、
10年ほど前、仕事の関係で年間80回ぐらい飛行機で移動していましたが、CAと言われる方々は、安全誘導などの最低限を残せば不要だと思いましたよ。
新聞なんて乗客が自分で用意すればいいんです。
湯茶サービスも、電車などと同じように、欲しい人にワゴン販売すれば十分ですよ。
あるいは自動販売機。
人件費の高い人を無駄に使っていますよ。
その分運賃を抑えたり、他のサービスを考えればいいのだと思います。
やはり、親方日の丸で、時の流れとともに変わるサービスの何たるかが分からず、乗り遅れたのでしょうね。
CAを、自宅からタクシーやハイヤーで通わせていたのですから・・・。
だから、経営が「左前」になるのは当然でしょう。

ところで、左前になるって、左前に着物を着ると(右利きの人は)懐から財布が出せないので、経済的危機の意味に使われているようで・・。


また小噺・・

性懲りもなく、勉強もせず・・。

「F財務大臣が辞任の意向だってね。」

「H総理大臣から三顧の礼で迎えられた、大久保彦左衛門みたいな人だよ。」

「だから爺は難い(辞意は固い)んだよ。」

  ピュー〜 さむッ

2010年1月 6日 (水)

友人たちと・・

前の会社の同期2人と、上野駅前の居酒屋で、モツ鍋と焼き鳥を肴に鼎談。

いつもは、池之端の"伊豆栄"あたりで、ちょいと乙にすまして飲むのですが、今日はがっつり腹ごしらえもしようと言う訳です。

どこで飲み食いしても、気の置けない仲間とは、時間を忘れてしまうものです。
近況や進路や人の噂話やら・・。

すっかり忘れてました

201001041059000 お正月を挟んだので、すっかり忘れていました。

千一亭での「同窓っ子連合落語自習会」が11日だったんです。

私も参加して「三方一両損」を演ろうと思っていましたから、おさらいしておかなくてはいけません・・・・。

ああしよう、こうしようと思う所もありますが・・・、
さて、どうなりますことやら。

師匠のブログ

年末の師匠のブログを拝見して驚きました。

ご自宅近くの道端で倒れている人を見つけ、おかみさんと二人で救急車を呼んで助けてあげたり、その数日後、今度は師匠自身がちょいと体調を崩して救急車に乗せられたとか・・・。
なかなか出来ないことですよ・・。

(*^-^) 昨日の国立演芸場の高座は、いつもと変わらないお元気な姿だったそうですから、安心しました。
演目は「半分垢」だったと、落語ッ子連のまど深さんから聞きました。

明日は、ご子息の窓輝さんの真打昇進記念落語会です。

落語百選≪33≫

Soseki_2夏目漱石をはじめとする明治文学と落語の関係。

三遊亭圓朝であり、三代目柳家小さんであり、初代三遊亭圓遊など、文学界あるいは作家に与えた影響の大きさといえば。

夏目漱石をして「小さんと同じ時代に生きられる幸せ
」とまで言わせているのですから。

噺家列伝は、先代の三遊亭円歌師匠です。
リアルタイムでは知りませんが、人気の高い師匠だったようです。

 ◇ 千早振る    入船亭扇辰

 ◇ 湯屋番      桂ひな太郎

 

小噺?

少し色褪せた時事ネタですが、ちょいと小噺などを・・・。

「落語好きにとっては、矢田亜希子が押尾学と離婚したのは大正解だと思うね。」

「どうして?」

「だって、"オチを学ぶのやだあきた(こ)"じゃなくなったから。」

・・・・もう一度勉強し直してまいります・・・。 
┐(´д`)┌

2010年1月 5日 (火)

バブルの塔?

20100105at03e_2  何かと話題の中東の国ドバイに、828メートル160階、総工費1400億円という超々高層ビルがオープンしたそうです。

800メートルと言えば、確か箱根駅伝で、国道1号線の最高地点と同じぐらいだったはずですから、東洋大学の山登りスペシャリストのK選手も真っ青というところでしょう。

今まで一番だった台湾のビルより300メートル高いし、ただいま建設中の東京スカイツリーより200メートル高い・・。
でも、行きたいとは思いませんね。

いただいた年賀状

三が日は帰郷していたので、年賀状を見ることができませんでしたが、今年受け取った中で、最も印象に残ったのは、高校の恩師のS先生からのものでした。

何の変哲もない内容ですが、最後に、以下のようなコメントがありました。
「元教師のクセで一言。去年の年賀状に〒番号が落ちていて探した。今年は落ちていないだろうね。」・・・・。

去年は、宛名を手書きで投函したので、あるいは郵便番号を漏らしたかもしれません。
先生は、パソコンやプログに詳しいのに、今年も宛名は、昔からの丸い字で手書きしていますから、書くときに不便だったのでしょう。
それにしても、今年も私が年賀状を出すのを前提に小言を言うのが、何と言いましょうか、先生ですよ・・。 
(*´σー`)

S先生は高校での3年間、ずっと担任で、専門は社会科。そして進路科でしたから、本当にお世話になりました。
笑い上戸で、私は、毎日のホームルームで、必ず一度はS先生を笑わせるのを自らのノルマにしていました。 
o(*^▽^*)o

「お前の性格は、落ち着きがないから法学部には向いていない。だから経済学部へ行け。」と、経済学専攻の方に大変失礼な指導をしてくれました。
その教え子は、先生の言うことは聞かずに、見事に?「法学部」に入学して、落研で卒業したのですから、不肖の教え子ですよ。

今年はちゃんと記入しましたから、来年の年賀状ではお小言はないでしょう。
でも、「恩師への年賀状の宛名ぐらいは手書きしなさい。」なんて言うかもしれませんな。

いつまでもお元気でいていただきたいものです。
・・・ね、小言幸兵衛さん。

思いがけないメール

「学士会落語会」の中心的な存在で、東大落語会OBのTさんから、大変丁寧なメールを頂戴しました。

「学士会落語会」を検索したら、私のこのプログが出て来たこと。
学士会落語会5周年企画の「会員実演会」に、私が参加しようとしていることへの感謝のコメント。
今月の例会に、私はダブルブッキングで出席できないこと。

それぞれに温かいコメントをいただき、感激してしまいました。

9月の実演会は、学士会落語会の役員の弁痴師匠から、「9月18日(土)のスケジュールを空けておくように。」と言われているので・・・。
ただし、私の出演が決まっている訳ではありません。勝手に自分で言っているだけですから・・。果たしてどうなることでしょう。

2010年1月 4日 (月)

初詣で

201001041055000会社の近くの虎ノ門金刀比羅宮に参拝。

◇ みな人の 祈る心も ことわりに
                      背かぬ道を 神や受くらむ
                     (藤原為守)

東京都神社庁の一月生命の言葉です。
「どんなことでも道理に背いた祈りを神はお受けにならない。」ということだそうで。

オフィス街の神社仏閣は、今日と明日あたりが一番忙しいのかもしれません。

201001041100000別に神道信者ではありませんが、日本人ですから、お祓いを受けると、
何となく心身が引き締まる思いがするものです。

ところで、境内で、大変珍しいものを見ることができました。
氏子の鳶(と思われる)の「梯子乗り」です。

ビルの谷間の梯子乗り見物も、また乙ですな。


仕事始め

Image あっという間にお正月休みが終わりました。

最近は、連休が多いので、4連休だった今回の年末年始は、特別長く感じないどころか、物凄く短く感じました。

仕事始めというより、先週やり残していた仕事を再開するという雰囲気ですよ。

それでも、今年も充実した仕事を、落語の合間にやって行きたいと、決意を新たにしました。

2010年1月 3日 (日)

帰省ラッシュ

どの新聞でもテレビでも、「正月の3日が帰省ラッシュのピークで、午後から深夜まで、各高速道路は30~50キロの渋滞!」

同窓会があったので、地獄の大渋滞を覚悟して、富士インターから東名高速に乗ったのが午後5時半頃。
「自宅着は夜中になる。」と家族にも伝えた決死隊。
・・・・?ところが、いつもの週末でも、「大井松田~横浜町田渋滞25キロ」なんて言うのは当たり前なのに、「厚木~横浜町田渋滞11キロ」。
えっ? 富士から沼津までが若干の渋滞、横浜町田インター近くでノロノロになった以外は、いつもの週末よりもずっと順調!

結局自宅着が午後8時。随分得をした気分になりました。

どうも、日中の渋滞の方が激しかったようです。
マスコミが、あまり騒ぎ立てるので、夕方に神奈川県を通過する時間帯を避けた人が多く、予想外に混雑が発生しなかったのかもしれません。
大衆心理というのは、難しい・・・。
でも、今日は本当にラッキーでした。
こんなことなら、同窓会にもっと遅くまでいればよかった・・・。 
(゚ー゚;

同窓会

中学校を卒業して、もう37年になるのかな?

何と言っても、山の中の過疎の町(村)。
中学校の同級生も学年全体で50名足らずでした。
でも、考えてみると、それで2クラスだったのですから、ある意味では恵まれた環境だったのかもしれません。

今と違って、世の中全体も貧しく、様々な境遇の子たちがいました。
中学校を卒業して就職した子も多くいましたし、故郷を離れて帰って来ない子もいます。
大学や短大に進学できた子が何人いたでしょうか・・・。

それでも、かなり頻繁に同窓会(我々は同級会と称していますが)をやっている学年だと思います。地元に残っていてくれる子が、旗を振ってくれているのが有り難いものです。

考えてみると、彼らとの接点というのは、幼い頃のほんの一瞬だったんですね。

日の設定が良くないので、ドタキャンも多かったようですが、それでも20人近く集まりました。

高速道路の大渋滞が予想されるので、途中、後ろ髪を引かれる思いで退席しましたが、何となくパワーをもらえた気がします。

箱根八里

誰とか、どの大学とか、特に贔屓がある訳ではありませんが、「箱根駅伝」は楽しみですよ。

東海道から箱根までの道のりというのは、落語のネタにも登場する場所が多く、例えば、箱根の山道やなどは「小間物屋政談」を思い出したり、小田原は「御神酒徳利」、藤沢あたりだと「大山詣り」、川崎から品川などは「匙加減」「品川心中」「ちきり伊勢屋」、そうそう芝のあたりは「浜野矩随」ではありませんか。 (*^-^)

それにしても、東洋大学の2連覇はお見事でした。特に往路の箱根の山登り5区のK君の力走は、去年にも増して素晴らしかったですよ。
チームも連覇するということは、とても難しいことだと思いますが、新しい監督のもと、本当に立派だったと思います。
 ∑(゚∇゚|||)

昭和なつかし亭

お正月は、マンネリテレビ番組のオンパレードで、辟易してしまうのですが、元旦の午後、この番組があることは知っていて、楽しみにしていたのですが、うっかりしてしまいました。

気がついてテレビのスイッチを入れたら、既に番組後半の「夕席」あたり。

でもね。途中からでも・・・、
青空千夜・一夜、松鶴家千代若・千代菊、春日三球・照代、Wけんじ、獅子てんや・瀬戸わんやという東京の漫才はよかった。
照代さんは、寄席には珍しい美人だと思っていたのですが、ほどほどだったり、言葉遣いが江戸弁だったりして。
何だろう・・、あのM‐1あたりとは全くと違う気持ちの良さは・・・。

最後は、志ん生師匠の「巌流島」でした。
志ん生師匠は、音は多く残っているものの、映像はごく少ないそうで、以前に「風呂敷」の映像を見たことがある程度なので、大変興味深く視聴しましたよ。
・・でも。
やっぱり私は、志ん生師匠は、分かりません・・・。

枝雀師匠の「代書屋」も視聴しましたが、面白いけれど、あそこまでやる必要があるのでしょうか・・・。

こういう類の番組は、コストもかからないでしょうから、是非頻繁にやって欲しいものです。

やってみたい噺

やってみたい噺目下の悩みは、これから高座にかける、師匠に稽古をつけていただきたい噺のことです。
何がいいのか。何ができるのか・・・。

今までは、学生時代に接点のあった(ちょいと演ったことのある)ものを、いわば「カバー」したものばかりでした。
持ちネタを増やす上からも、カバーばかりでなく、よく考えてやらないといけませんね。

とはいえ、演ったことのある噺の中でも、もっと磨き上げてカバーしたいものも多くあります。
「花筏」「薮入り」「花色木綿」「甲府ぃ」・・・などなど。

高座にかけられる可能性(所要時間や番組とのバランスなど)を考慮すると、なかなか難しくて・・・。
どうも、自分の技量が分かるだけに、演る前から逡巡してしまいがちなのが歯痒く思います。
それでも、「愛宕山」「明烏」「片棒」「鰍沢」「子別れ」「三味線栗毛」・・・。
五十音順で演題を挙げ始めると、とめどなくなってしまいます。

どうも「これはっ!」というものがありません。
とりあえず、無心無欲で出会う噺の出現を期待していることにしましょう。

2010年1月 2日 (土)

故郷の山

故郷の山故郷の山は、いつも同じ顔で、とても温かく迎えてくれるものですね。

田舎にいると、仕事のことや、都会の喧騒や、実は落語のことも別の世界のように感じてしまいます。
時間の流れ、静かさ・・・・。
ずっーーーといることには耐えられない身体になってしまいましたが、根底にこのリズムも流れているから、何とかもっているのでしょう・・・。

故郷の山は有り難きかな・・・。
故郷の山を見て、今年も良い年でありますようにと、心から祈りたい気分になります。

トリ・主任・とり

お正月早々から、暮れのような話題ですが、この間の圓窓師匠との話題のひとつに「主任(とり)」というのがありました。

主任・とり・トリというのは、今では、様々な公演などで、最後に登場(演技など)する人のことを言いますが、もとは寄席から出た言葉のようです。

トリとは、寄席で最後に 出演する人。いくつかある演目のうち最後を締めくくる人。その演目。演者の最後を取る(真を打つ)ことや、ギャラを取るところから、最後に出演する人を「トリ」と呼ぶようになったそうです。

紅白歌合戦では、白組(あるいは紅組)のトリ、本当に最後の「大トリ」という使い方をしていますが、寄席には「大トリ」はありません。後で作られた言葉なのでしょう。
それから、我々(落研などの半可通)が、仲入り前を「中トリ」と呼ぶことがありますが、これもないそうですよ。あくまでも仲(入り)前なのです。

ところで、トリの語源にもうひとつ説があるそうです。
それは、「干支(エト)」の酉(とり)から来ているという・・・。
子・丑・寅・・・・・・酉・戌・・・。
酉(とり)は戌(いぬ)の前。「酉の後は誰も戌(居ぬ)」ということで、酉が最後だという説。
これも、いかにも寄席っぽい説ではありませんか。

去年の落語徘徊

去年の落語徘徊の記録を辿ってみました。
並べてみると、改めて随分徘徊したものだと思います。

    1  
林家正蔵柳家三三二人会
   2  
新春国立名人会
   3  
花形演芸会
   4  落語っ子連
  5  お楽しみKOZA
  6  
月例三三独演
  7  学士会落語会
   8  らくだ亭〜
入船亭末広がりの扇の会
   9  鈴本演芸場正月下席
  10  圓窓コラボ

  11  
馬津郷(まつど)寄席
   12
  月例三三独演
   13
  漱石千思万考
   14
  福袋演芸場
   15
    三之助をみたかい?
   16 
 「落語百選」公開録画
   17
  冬の正蔵
   18  東京落語会
   19  
国立名人会
  20  
権太楼ざんまい
  21
  らくだ亭〜瀧川鯉昇・柳亭市馬二人会
  22  
市馬落語集
  23  三田落語会・昼
  24  三田落語会・夜
  25  
柳家三三と古今亭菊志ん
  26  
はちまん寄席
  27    落語っ子連
  28   
月例三三独演
  29  東京落語会
  30   
紀伊國屋寄席
  31    鈴本演芸場3月中席
  32
    らくだ亭
   33    いちのすけえん

   34    朝日名人会
   35    三人集・第1夜
   36    三人集・第2夜
   37  この人を聴きたい
   38  国立演芸場4月上席
   39   国立演芸場4月上席
   40  特撰落語会
   41  国立演芸場上席      
   42  とっておき寄席  
   43  柳家小三治一門会
   44  月例三三独演  
  45  長講三人の会
  46  東京落語会
  47  土曜ひる寄席スペシャル
  48  立川談志独演会
  49  鈴本演芸場4月下席
  50  柳家三三独演会
  51  馬津郷(まつど)寄席
  52  柳家さん喬独演会
  53  三遊亭圓窓独演会
  54  東京落語会
  55  鈴本演芸場5月中席
  56  月例三三独演
   57    鈴本演芸場5月中席
   58    三遊亭圓窓一門会
   59    落語っ子連
   60    市馬落語集
   61    林家三瓶襲名落語会
   62  特撰落語会
   63  噺っ子連
   64  東京落語会
   65  花形演芸会
   66  三遊亭鳳楽独演会
   67  読売GINZA落語会
   68  鈴本演芸場7月上席
   69  東京落語会
   70  銀座山野落語会
   71  特撰落語会
   72  三遊亭鳳楽独演会
   73  さん喬を聴く会
   74  馬津郷寄席
   75  同窓っ子連合同稽古会
   76  東京落語会
   77  鈴本演芸場8月中席
   78  鈴本演芸場8月中席
   79  月例三三独演
   80  ひぐらし寄席
   81  横濱落語会
   82  三遊亭窓輝の会
   83  かまがや来福亭
   84  学士会落語会
   85  国立演芸場9月中席
   86  圓窓誕生日会
   87  特撰落語会
   88  芝居噺
   89  三遊亭鳳楽独演会
   90  三田落語会
   91  国立名人会
   92  松戸竹扇落語会
   93  東京落語会
   94  馬津郷寄席
   95  国立名人会
   96  圓楽一門落語会
   97  国立演芸場12月上席
   98  国立演芸場12月中席
   99  やすらぎ寄席
  100  東京落語会
  101  圓窓人情噺を聴く
  102  紀伊國屋寄席

・・アァ疲れたぁ・・・。(^-^;

2010年1月 1日 (金)

落語聴き始め

 今年の落語の聴き始めは、NHK教育テレビ。

何気なくスイッチを入れると、落語をやっているではありませんか。
こいつぁ春から・・、ってぇやつですな。

   ◇ 初天神    柳家小三治

約30分のうち、マクラで約10分。
噺に入って団子のところまで約15分。
残りは、凧の部分・・・。

いかにも小三治師匠の初天神でしたよ。

今年の高座

今年の高座今年も頑張って、数多くの高座に上がりたい。
勝手な思い込み・可能性の部分も含めて、とりあえず以下は何とか出たいものです。

 ◇  1月  同窓っ子連落語自習会「三方一両損」  

 ◇  3月  落語っ子連発表会「浜野矩随」     

 ◇  5月  OB落語会(東京)「未定」

 ◇  9月  学士会落語会会員発表会?「ねずみ?」

 ◇ 11月  OB落語会(仙台)「未定」  

学士会落語会は、全く自分勝手なものですから、何とも言えませんが、それぞれ乱志と流三とで、バランス良く出演できればいいなと思います。


謹賀新年

        ☆ 謹 賀 新 年 ☆

新年明けましておめでとうございます。

今年も、「聴く」「演る」「書く」の落語三道楽を続けて行きたいと思います。

Img_2それぞれの今年の目標は以下のとおりです。

◆【聴く】寄席落語会徘徊:最低「60回」

◆【演る】新ネタチャレンジ:最低「3席」

◆【書く】プログ:「毎日更新」

個別にはそれほど難しい高さではないと思いますが、継続することが大切だと思いますから、実現可能な目標にしました。

こんなことが出来るのも、家族が健康でいてくれるからだと思います。
「家内安全」・「大願成就」・「商売繁盛」を心から祈ります。

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