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2009年12月28日 (月)

玉蟲左太夫の世界

Img_0003_5 駄馬師匠が、友楽師匠が出演する「玉蟲左太郎夫の世界」という、仙台市などが後援する公演のチラシを送ってくださいました。

友楽師匠は、自作の創作落語「玉蟲左太夫」をお演りになるようです。

八代目桂文楽師匠から名前弟子を許されて「桂友楽」を名乗っている友楽師匠は、退職されてから、地元仙台で、落語を駆使したボランティア活動を続けておられます。

恥ずかしながら、玉蟲左太夫(たまむし・さだゆう)という人は全く知りませんでした。
文政6年(1823年)に仙台藩士の玉蟲伸茂の末子として生まれる。
弘化3年(1846年)に江戸の湯島聖で学び、その塾長となる。
安政4年(1857年)には函館奉行堀利煕と共に蝦夷地を調査し「入北記」を著す。
日米修好通商条約の批准書交換使節団の一員として渡米した、帰国後大番士となり、のちに養賢堂指南統取となった。
戊辰戦争が勃発すると奥羽越列藩同盟の成立のため尽力し軍務局副頭取となった。
敗戦後捕縛され獄中で切腹した。享年47。主著「航米日録」・「蝦夷紀行」。

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