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2009年12月26日 (土)

圓楽さんとその弟子

NHK総合「師匠の十八番と闘う~圓楽さんとその弟子」という番組。

09783a1_1 驚いたことに、あの「浜野矩随」を縦軸に、楽太郎師匠と王楽さんが、圓楽師匠の十八番の「浜野矩随」に挑む姿を捉えたものでした。

いやはや、恥ずかしながら「浜野矩随」を、自分なりに温めて来ていた私にとっては、思いがけず興奮する内容でした。

楽太郎師匠の捉え方と、憚りながら私のイメージと、必ずしも重なりませんし、大変生意気な言い方ですが、王楽さんは、まだまだ台詞を追いかけているだけのように感じました。

母親がなぜ死んだのかを語ろうとしている楽太郎師匠、なぜ死ぬのかすら理解できていない王楽さん。
やはり、師匠の域に達するには、時間と年齢が必要なのです。

192 約30年前に、初めて鈴本演芸場で圓楽師匠を聴いた時から、私なりにずっとイメージしていた噺ですからね。

今、この「浜野矩随」をショートバージョンでチャレンジしようとしている私には、図らずも、この番組は、本当に良いタイミングで、考えさせられる内容でした。
と同時に、「自分の演出でいいぞ。」という自信も湧いて来ました。

番組中で、圓楽師匠の信条として、「無心となって登場人物に同化する」という言葉が紹介されていましたが、これは、アプローチこそ違え、先代の小さん師匠が仰っていた「その人の料簡になる」ということと一脈通じるものだと感じました。

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