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2009年11月30日 (月)

再び「浜野矩随」を

次回の発表会が近づいて来て、自身で宣言した「片棒」の稽古をしなければいけないのですが、なかなか着手出来ずにいました。
今月の稽古では、「『浜野矩随』で燃え尽きて・・・。」などと見え透いた言い訳をしていました。

Img_0003 私の「浜野矩随」のMDを持参して、師匠にお渡しした後、師匠から「流三さん。『浜野矩随』を20分ぐらいに縮められないかい?」というお尋ね。
「せっかく頑張ったんだから、仙台だけじゃぁ勿体ない。東京でも演ったらいい。落語っ子連の発表会を2グループに分けるから、少し余裕が出来るはずだから、やってみたら?」
・・・・という、思ってもみなかった、しかし、とてもとても有り難いお話でした。

ただし、「35分の噺を20分に短縮して演ること。」という、これまた大変難しい条件が付けられました。

「分かりました。オチを師匠にいただいた形にすれば、マクラを2~3分削れますし、若狭屋の台詞で、圓楽師匠色をカットすれば5分ぐらいは縮められるかもしれません。やってみます。」

Img_0004次回の落語っ子連の発表会は、「浜野矩随・短縮バージョン」でチャレンジさせていただくことになりました。

ということは、左の写真の、小僧(定吉)が掃除をしているシーンは、恐らくカットせざるをえないでしょう。
次回は、この所作・シーンはなくなることでしょう・・・。

・・・そうか、こうやって噺を作り上げ、語り上げて行くんだ。
またひとつ、貴重な勉強をさせていただきました。

さぁ、果たして、噺のリストラは成功するでしょうか・・・? 
あの
「浜野矩随」が、どんどん色々な方向に動いて行きます。
・・・面白い。

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