苦楽亭迷人会
北海道大学落研OBの「苦楽亭迷人会」。
いつもの「お江戸両国亭」。
両国亭に着くと、まだ客席には誰もいませんでした。
聞けば、「東京かわら版」では13時開演でしたが、30分遅くなったとのこと。
以前から面識のある中原さんに、わが落研の「仙都に笑いを・50周年記念号」、二代目部長の朝大師匠著「落研50周年に寄せて」、先日のOB落語会のチラシとプログラムを贈呈し、我々の活動の報告をしました。
時間があったので、近くの本所松坂吉良邸跡に行ったりしていると、頓平師匠にぱったり。
頓平師匠も、時間つぶしに吉良邸を見に来たそうで、考えることは同じようです。
北大の落研OB会は、毎年7月に札幌、11月に東京でOB落語会「苦楽亭迷人会」を開催しているそうです。
東京での落語会も16回目を迎え、今日の両国亭は、満席に近い盛況でした。 ただし、演じ手は高齢化・固定化傾向にあるようで、今日の落語会でも、初めて聴く人は二人だけでした。
◇ 狸賽 いろは亭軽太
関西弁での狸賽は初めて聴きました。
いかにも落語好きなサラリーマンという感じで、一生懸命さが出ていました。
◇ くしゃみ講釈 赤坂亭見附
講釈台を使っての長講。2年前は、確か「ガマの油」を途中でやめてしまった人です。
落語だけでも大変なのに、講釈の場面で張り扇を使うのは難しいと思います。
すみません。爆睡してしまいました。
◇ 佐野山 山笑亭小粒
北大落研OBのボスのような方です。
北海道から駆け付けての高座は、衣装の派手さも含めて、手慣れたものです。
わが落研の芸風とは違います。
◇ お見立て 北国亭裸狂
北大の落研は、北国亭○狂という名前が多いそうです。
北国亭雀狂・北国亭酔狂など・・。なるほど、我々の「杜の家」みたいなものですね。
お見立ては難しい噺です。
◇ 湯屋番 寂々亭落葉
16年ぶりの高座ということで、ややプランクを感じた部分もありました。
私の持ちネタのひとつでもあり、興味深く聴かせていただきました。
白足袋でなく、黒足袋での熱演でした。噺とは関係ありませんが・・・。
◇ 厩火事 寝床家恋志
ある意味で、一番落ち着いて聴かせていたただきました。
トリというのは、気分が良い半面、プレッシャーも大きいのですが、落語会全体を締めることが出来た感じです。
今日の落語会で大変新鮮だったのは、高座めくりのお嬢さんでした。
何でも、今日の演者の会社の方なのだそうで、恐る恐るめくる仕草が初々しいものでした。
改めて、「OB落語会 in 東京」への闘志を新たにすることが出来ました。
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