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2009年11月16日 (月)

また「浜野矩随」の話題

ある方のプログでの話題。
圓楽師匠ご逝去の翌日、ご自身がプロデュースする落語会のために福岡にいて、師匠の最期を看とることが出来なかった三遊亭楽太郎師匠は、「浜野矩随」をお演りになったそうです。

その方は、「浜野矩随」が後味が悪いので嫌いなのだそうですが、楽太郎師匠がこの演題を選んだ理由を、以下のように分析していました。

09783a1_1 そんな複雑な大ネタを、楽太郎はあえて選んだ。それはこの噺が師匠の十八番だったから、という理由だけではないだろう。「息子を名人にと願った矩随の母親の死」と「自分が父親として慕う大師匠の死」、そして「後に名人になる矩随」と「これからの落語界を背負っていかなければならない自分自身」を、それぞれ重ね合わせているように思えてならない。
 来年2月、「六代目三遊亭円楽」襲名予定。かつてのプリンス・楽太郎の悲壮な決意が感じ取れる。

いずれにしても、圓楽師匠が亡くなったことにより、図らずも、「浜野矩随」というあまりポピュラーではない、その悲劇性ゆえに嫌う人も多い噺にスポットが当たったことは確かです。

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