圓楽師匠を偲ぶコメント
圓楽師匠のご逝去は、良くも悪くもマスコミに乗った師匠だけあって、多方面から追悼の言葉が寄せられているようです。 個人のプログからでも、圓楽師匠のことに触れたものもあるそうで、そんな中から、こんな内容のものを見つけました。要約してみます。
10年以上も前、仕事に行き詰まりふらっと立ち寄った寄席で円楽師匠の『浜野矩随』を聞いて、号泣しました。この人情噺の主人公のように「いまの自分の立ち位置で、精いっぱいのできることと、楽しみを見つけて生きた方がいい」と思えるようになった。「圓楽さん、もう一度、あなたの高座が聞きたかった。浜野矩随。いまなら、流す涙の後味が、あのころとは違う気がするのです。」
こういう出会いは、本当に図ったものでないだけに、感動も大きなものになりますね。
私と「浜野矩随」との出会いは、大学2年生の二十歳の頃でした。
聴いていても演っていても、流す涙も台詞も、常に違うのです。
「怠らで 行かば千里の 果ても見ん 牛の歩みの よし遅くとも」・・・。
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