大江戸散歩MAP
最近の江戸ブーム、ウォーキングブームなどから、様々な地域の散歩・グルメ・地図などをまとめた本が多く出版されています。
落語でも、"落語散歩"の類の本がたくさんあります。
落語を演る立場から、是非実感しておきたいのは、当時の街の様子や風俗、噺の舞台になる場所や位置関係などです。
この本が面白いと思ったのは、地図の新旧比較とCGを使った当時の様子がビジュアルになっていることです。
またまた「浜野矩随」を引き合いに出しますが、若狭屋が芝神明、矩随の家が露月町ということになっています。
現在で言えば、JR浜松町駅の西側で大門に向かって右側の芝大神宮あたりに若狭屋が店を構えていて、そこから少し北へ向かう新橋の手前が矩随の自宅です。
だから、「水盃だ!」と驚き、一目散に走って帰ることが出来たのでしょう。
増上寺の山門の前の松の木も、若狭屋からはほど近いことが分かります。
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