落語CD昭和の名人≪22≫
八代目春風亭柳枝師匠。
「柳枝」という名跡は、柳派の止め名だそうです。
私が、「全日本学生落語名人位決定戦」というのに出場した時の噺が、前半は小さん師匠の「出来心」、後半が柳枝師匠の「花色木綿」でした。
勿論、ご存命の頃は知りませんが、声も調子も大好きな師匠でした。
それに、圓窓師匠の最初の師匠ですから、私にとっては、圓生師匠と柳枝師匠が、「大師匠」ということになります。(何という生意気・何というこじつけ!)
大きな噺ではなく、落語らしい噺を丁寧に磨き上げるタイプで、寄席に欠くべからざる存在の師匠だったそうです。
「ご機嫌よろしゅうございます。お笑いを一席お邪魔を申し上げます。」なんて、丁寧な言葉遣いも印象に残ります。
「花色木綿」は、私が落語を初めて楽しく演ることが出来た噺です。
「一体この裏を何だと思うんだ!」
「大家さん、この裏も花色木綿・・」
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