大先輩との約束・弐
駄楽さんが急逝して3ヶ月後、駄楽さんの出身高校の有志の方々が、「駄楽さんを偲ぶ会」を開いてくださいました。
その中心に、同窓の三遊亭圓窓師匠がいらっしゃって、師匠と落研OBとで、駄楽さんに、落語を奉納しようということになり、私が落研を代表して、埃だらけで錆びついた引出しを開け、「子ほめ」を奉納させていただきました。
これを聴いた圓窓師匠が「落語をやらないか。」と声をかけてくださいました。
私は迷わずに「師匠、よろしくお願いします。」と答えました。
これが、「三流亭流三」誕生の瞬間だったのです。
きっと、駄楽さんが「俺がいなくてもサボらないように、圓窓師匠からしっかり落語を教われ!」と、天国から叱咤激励してくれたのだ思っています。
駄楽さんの急逝で、残念ながら「駄楽・乱志二人会」の夢は叶えられませんでしたが、「落語を演る」という言葉は、今も生きています。
芸も人も「仙都の名人・麻雀亭駄楽」の足許にもおよびませんが、駄楽さんの遺志の何分の一かでも、引き継いでいきたいと思っています。
「同志の大先輩」との、固い固い約束ですから。
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