« 嬉しいサプライズ!! | トップページ | 立川志ら乃真打ち昇進大作戦 »

2009年10月 3日 (土)

中秋の名月

180pxtsuki 千駄ヶ谷の千一亭の上空にも、中秋の名月がくっきりと出ていました。

何と言っても日本人は「月」ですよ。
わび・さびは、太陽ではなく、月にこそあり。

  月月の月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月

一年に満月は何度もありますが、中秋の名月が一番美しいということでしょう。

そもそも中秋の名月とは、旧暦の8月15日の澄んだ空に昇る月のことで、その頃が空気が乾燥して月が鮮やかに見え、湿度も低く夜でもそれほど寒くないため、観月に最も良い時節とされていました。

Tsukimidanngo秋は収穫の時期でもあるため、その年の収穫物を月に供える風習が各地に残っています。

そうなんです。昔、「十五夜さん」と言って、子どもたちが各戸をまわり、縁側に供えた団子や野菜や菓子などをもらって歩いたものでした。

実は、私の本名(苗字)は、月に因んだもので、そんなこともあり、月に思う日本人の心も、「いとあはれ」だと思うのです。

月齢という言葉もありますが、数字で言わない呼び方がありますよ。


満月(=十五夜・望月)の翌晩の月が「十六夜(いざよい)」です。
さらにその翌晩、翌晩・・・の月にも、ちゃんと名前がつけられているのです。
17日:立待月(たちまちづき)~立って待っているうちに月が上る
18日:居待月(いまちづき)~座って待っていると月が上ってくる
19日:寝待月(ねまちづき)~月の出が遅いので寝て待っている
20日:更待月(ふけまちづき)~夜も更けてから月が上ってくる
・・・・といった具合ですよ。
月は、日ごとに出てくる時間が遅くなるため、翌晩は今夜よりも待たないと月が出てこないので、このように名づけられたものです。日本人は、月が好きなんですね。

季節は違いますが、師匠の落語歌謡に出ている西行の辞世が、
  願わくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ

桜の花と月・・・。日本人の原点だと思います。

« 嬉しいサプライズ!! | トップページ | 立川志ら乃真打ち昇進大作戦 »

季節・散歩」カテゴリの記事