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2009年9月23日 (水)

円朝 牡丹燈籠

9784490206784 三遊亭円朝の代表作である「怪談 牡丹燈籠」はどのようにしてつくられたのか。素材となった江戸の説話、草双紙、歌舞伎や市井の殺人事件、巷説などを明らかにして、作品の構成・系譜・登場人物などを多角的に解説した読み物です。(石井明著・東京堂出版・2,940円)

先日の「かまがや来福亭」で、桃月庵白酒さんが、これからチャレンジしてみたい圓朝もので、「牡丹燈籠」が最も傑作だと言っていました。

「真景累ヶ淵」などは、寄席で観客を繋ぎとめ、リピートしてもらうために、ストーリーなどに無理がありますが、「牡丹燈籠」は素晴らしい仕立てなのだそうで、その直後に目にした本ですから、ちょっとそそられています。

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