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2009年9月 6日 (日)

目黒のさんま祭り

Omote 「目黒のさんま祭り」というイベントが、今日行われるそうです。
まさに落語の「目黒のさんま」に因んだ町興しのお祭りのようです。

こんな紹介記事がありました。
 目黒駅前商店街振興組合青年部(品川区上大崎2)は9月6日、第14回「目黒のさんま祭り」を開催する。場所は、JR目黒駅東口前にある誕生八幡神社(品川区上大崎2)かいわいから目黒通りにかけての周辺一帯。(品川経済新聞)
 同イベントで準備されるのは、岩手県宮古漁港直送の新鮮なサンマ6千匹。その場で炭火焼きにされ、来場者に無料で振る舞う。さらに、徳島県神山町産の豊潤すだち1万個と、栃木県黒磯市高林直送の大根を使った大根おろしも用意するほか、今年は深層海洋水の天然塩を使用する。
Ura  昨年は午前11時時点で、五反田駅まで続く上大崎3丁目の交差点まで行列が伸び、約1万2,000人がイベントを楽しんだ。
 さんま祭りの本陣となる誕生八幡神社では、入場無料の落語会「目黒のさんま寄席」を開催。名人・三遊亭吉窓師さん率いるレギュラー落語家陣が出演する。開演時間は10時、11時30分、13時、14時30分(各部定員120人)で入れ替え制。大入りが予想されるため、各回開演1時間前から入場整理券を配布予定。当日は、「目黒のさんま放送局」(FMラジオ)で実況中継も行う。周波数は88~89メガヘルツ。生中継の時間帯以外は録音音声を放送する。

圓窓師匠のお弟子さんの吉窓さんがご活躍のようです。

「目黒のさんま」も、本当に平和なストーリーで、落語らしい噺です。好きな落語です。
"天下泰平"を謳歌している江戸時代ならではのものだと思います。
でも、本当に秋刀魚は美味かったことでしょうね。

250pxe79baee9bb92e381aee38195e38293 ある江戸の殿様が目黒まで遠乗り(あるいは鷹狩)に出た際に、供が弁当を忘れてしまった。殿様(大抵の場合、赤井御門守)一同腹をすかせているところに嗅いだことのない旨そうな匂いが漂ってきた。殿様が何の匂いかを聞くと、供は「この匂いは下衆庶民の食べる下衆魚、さんまというものを焼く匂いです。決して殿のお口に合う物ではございません」と言う。殿様は、「たわけ! こんなときにそんなことを言っていられるか! さんまを持ってこい!」と言い、供にさんまを持ってこさせた。食べてみると非常に美味しく、殿様はさんまが大好きになった。
それからというもの、殿様はさんまを食べたいと思うようになる。ある日、殿様の親族の集会で好きなものが食べられるというので、殿様は「余はさんまを所望する」と言う。殿様がさんまなど庶民が食べるような魚を食べるわけがないから、さんまなど置いていない。急いでさんまを買ってくる。
しかし、さんまを焼くと脂が多く出るので体に悪いということで脂をすっかり抜き、骨がのどに刺さるといけないと骨を一本一本抜くと、さんまはグズグズになってしまう。こんな形では出せないので、椀の中に入れて出す。殿様はそのさんまがまずいので、
「いずれで求めたさんまだ?」と聞く。
「はい、日本橋魚河岸で求めてまいりました」
「ううむ。それはいかん。さんまは目黒に限る!

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