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2009年9月19日 (土)

正蔵・彦六・柳朝・一朝・・

Art_17_l一代限りで、「林家正蔵」の名跡を海老名(七代目林家正蔵)家から借りた八代目は、先代の長男の三平師匠が正蔵を継ぐ時には、名跡を返上し、自分は若い頃に影響を受けた「三遊(亭)一朝」老人の名前を語るつもりでいたそうです。

現一朝師匠は、最初八代目林家正蔵師匠の門を叩いたものの、既に八代目には多くの弟子がいたため、総領弟子の五代目春風亭柳朝師匠のMain_200ところに入門。
二つ目に昇進の時、「春風亭小柳」という名前に決まっていたのだそうですが、八代目は「柳が下になるのは良くない」というので、いずれ自分が名乗るつもりだった「一朝」の名前をくれたのだそうです。

そんなことで、三平師匠が亡くなった時、律儀な八代目は、正蔵の名跡を返上した後、「彦六」を名乗ることになります。

03_pho_07_05 一朝師匠は、真打昇進の際(あるいはその後も)、周囲から六代目「春風亭柳朝」襲名をと勧められたこともありましたが、大師匠が大切にしていた名前である「一朝」を名乗ることにこだわり、あえて襲名はしなかったとのこと。

その後、六代目柳朝は、現正朝さんが襲名することになったようですが、色々な経緯から、一朝師匠の総領弟子だった朝之助さんが、真打昇進と同時に襲名することになったそうです。

・・なるほど。名前には、様々な出来事や思いが隠されているのですね。

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