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2009年8月11日 (火)

石の上にも

P1000270 人に歴史あり。

外から見ると完璧な人でも、実は人知れず悩んだり・恵まれない時代があったりするものです。

あの昭和の名人「三遊亭圓生」師匠にも、不遇な時期があったそうです。尤も、圓生師匠が売れ出したのは、戦後の昭和30年前後からですから、50歳を過ぎていたということです。

200908022251000「昭和の名人 落語」最新号は、三遊亭圓生師匠ですが、表紙裏で、保田武宏さんの文で、苦難の時代に触れています。

悩み続けた圓生は、ついに自分は落語に向いていないのだと判断し、東京落語協会に脱退届を出した。(中略)こんな苦しい時代が、のちの名人にもあったのだ。

「えっ?本当ですか?」ですよ。

ビジネスの世界、サラリーマンの世界でもそうですが、「続けること」は大切だと思います。特に、環境が変わったとはいえ、我々日本人は、基本的には「農耕民族」です。隣の芝生が青く見えても、未知の世界に魅力を感じても、やはり慎重にならないと。

よく、現場逃避の理由に後付けで「やりたいことがある」と言う人がいますが、そんな台詞を残して去って行った同僚や部下で、そのやりたいことを続けている人を知りません。

圓生師匠が脱退届を出したとき、周囲が一生懸命慰留したそうです。寄席に戻って来てくれてよかった。もし、あの時別の道に行ってしまっていたら、勿論昭和の名人は生まれなかったし、何よりも?私が前座を務めさせてもらうこともなかったのですから。

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