「落語百選」≪20≫
デアゴスティーニのこのシリーズも50巻中20巻まで来ました。富士山で言えば4合目といったところです。
今回の配本の中で印象に残ったのは、"噺家列伝"の「初代三遊亭圓遊」の特集です。
奇芸のステテコ踊りで大人気を博し、"ステテコの圓遊"といわれた人。この人が凄いのは、その人気に溺れることなく、その後、落語の本格派として、「野ざらし」や「船徳」などのネタを、今に伝える形にしたことだと言えるでしょう。
圓遊さんが"ステテコ踊り"をしている有名な写真を見ていて、いつも入船亭扇遊さんがよく似ているなと思うのですが・・・。扇遊さんも、とても明るい芸風で、とても巧い噺家さんで、共通点がありますね。
ところで、立川談志師匠が国会議員になった時のことも"芸能かわら版"に載っています。
私は、談志師匠を落語家とは知らず、NHKの"まんが学校"という子ども番組の司会をしていたことで知っていて、出馬のニュースで初めて噺家さんだったと知りました。子ども心に、落語家といえば柳家金語楼や桂小金治のように、「亭」や「家」という名前だと思っていましたから、立川なんていう普通の苗字の人が・・・、って。
噺家の師匠たちも多勢で応援したんだそうですが、先代の林家三平師匠などは、選挙カーから自分の名前を連呼していたそうで、そのおかげで?開票したら、林家三平が5票あったとか・・・。全国区最下位での当選でした。議員になって、沖縄開発庁政務次官になってすぐ辞めました・・・。やはり。
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