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2009年7月 6日 (月)

「写楽 幻の肉筆画」展

Pic_gaikan 珍しくアカデミックな話題を・・。

2007 年に世界遺産に登録されたギリシャ・コルフ島にある国立コルフ・アジア美術館には、ウィーン駐在ギリシャ大使のグレゴリオス・マノス氏が、 19 世紀末から 20 世紀初頭にかけて、パリとウィーンで購入した 1 万点以上におよぶ美術が所蔵されているそうです。
Yon1  このコレクションは 1 世紀のあいだほとんど人の目に触れることがありませんでしたが、 2008 年 7 月に日本の研究者による大々的な学術調査が行われ、謎の浮世絵師、東洲斎写楽による肉筆扇面画が発見されたのです。これは写楽が版画での活動を終えた後の 1795 年(寛政7) 5 月01_s_oに描かれたものとみられ、従来の写楽研究に大きな影響を与える大発見となりました。このほかにも、喜多川歌麿、葛飾北斎などの新出の浮世絵版画のほか、江戸城本丸にあった狩野探幽の屏風の摸本(原寸大)など絵画作品も次々と確認され、ギリシャに眠る秘宝の全貌が明らかになりました。

・・という訳で、江戸東京博物館で、「写楽 幻の肉筆画」という展示会が7月4日から開催されているそうです。

 この企画では、こうした調査の成果を紹介するもので、膨大なコレクションから浮世絵、絵画など約 120 件が出品されます。真筆と確認されている写楽の肉筆画が一般に公開されるのは、世界で初めてとのこと。

Image_01 さて、これで終わるのなら何のこともありませんが、この展示会に関連イベントとして、とてもユニークな落語会があるのです。柳家さん喬師匠ですよ。

「落語(はなし)と忠臣蔵(しばい)~粋な道行き」と題した柳家さん喬独演会。パンフレットでは以下のように紹介されています。

写楽の扇面画に描かれた「仮名手本忠臣蔵」にまつわる演目で全編を構成。「ネタおろし!芝居風呂(二段目より)」、「中村仲蔵(五段目より)」ほか。
さらに特別ゲストの藤間紋一郎が、藤間紋寿郎振付「舞踊 清元 義士餅」を披露。「はなし」と「しばい」の多彩なコラボレーションをお楽しみ下さい!

私がチケットを購入したことは言うまでもありません。

    http://sharaku.exh.jp/event.html

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