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2009年6月25日 (木)

天覧・・

「天覧相撲」と言えば、天皇陛下が国技館でご覧になる相撲のこと。

080303 一方、「天覧試合」と言えば、天皇陛下がご覧になる何かの試合という一般的なものではなく、50年前の今日、昭和天皇が後楽園球場でご覧になった、プロ野球の巨人対阪神の試合を指しているようです。固有名詞になってしまっています。
そうです。長嶋が村山から放ったサヨナラホームランが、未だに語り草になっている、あの試合のことです。

それまでマイナースポーツだったプロ野球が、この「天覧試合」を境にして、国民的スポーツになったと言われているようです。
エンターテイメントが多様化している現代では信じられません。ひとつのスポーツが、こんなに国民の注目を集め(られ)るなんてのは。

あの忌まわしい戦争が終わってまだ15年足らず。よくも悪くも、世界は狭く、国や人の心は画一的だったのでしょう。

この天覧試合が昭和34年。

Ensho 落語界では、三遊亭圓生師匠が皇居に呼ばれて、天皇陛下の前で落語を口演した「御前口演」が昭和48年。天覧試合の長嶋さんのホームランから14年後のことです。
圓生師匠の「御神酒徳利」で、落語はメジャーになったか・・?なんていうのは野暮ですが。

歴史というのは、ひとつひとつの出来事が、実に重たいものですね。

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