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2009年6月 8日 (月)

「落語百選」≪18≫

200906071850000 今回の"噺家列伝"は、春風亭柳昇師匠。本当に何を言っているか分からないところがある師匠でした。

ただいま人気者昇太さんの師匠ですが、「この師匠にこの弟子あり」ということを実感しますね。

今回の落語DVDは、以下の人気者噺家さん二人のものです。

◇ 道灌      柳家喬太郎

◇ 味噌蔵     瀧川鯉昇

Doukan01 「道灌」という噺は、柳家の噺家さんは必ず最初に稽古させられるネタだそうです。喬太郎さんもそうだったと思います。とてもよく出来た噺です。初めて聴いた時は笑いました。「味噌一樽と鍋と釜敷き」なんて・・・、どう考えても、こんな機知に富んだ登場人物が、「蓑一つだになきぞ悲しき」と言えないなんてぇことはないはずなのに・・・。この違和感が落語の醍醐味ですよ。

「角が(歌道に)暗いから提灯借りに来た。」楽しいオチだと思います。

そうそう、私はこの噺を知っていたおかげで、仕事で取引先のトップから感心・Doukan31 尊敬されたことがあります。埼玉の所沢に勤務していた頃、同県内の越生(おごせ)という場所が、この山吹伝説の場所だという説があるという話題となり、何げなく、「七重八重・・・なきぞ悲しき」と、澱みなく空んじたところ・・、私を見る目が変わりました。落語はためになるものですよ。

「味噌蔵」は、いつか落語っ子連の発表会にかけてみたい噺ですから、じっくり聴いておこうと思います。鯉昇さんのネタ(音)では難しいかなぁ・・・・。

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