お好み寄席
今日は、三遊亭圓窓師匠の長講「水神」放映の日です。
菊田一夫作「水神」を、ピアノとのコラボレーションという、師匠渾身の作品。今年2月の東京落語会では、ホールで素噺での「水神」。今回は、グランドピアノを従えての口演でした。
なかなか仕事が終わらず、何とか会社の休憩室のテレビで見ることができました。
ピアノは竹葉子さん。
師匠から事前にお聞きしていた挿入曲は以下のとおりです。
◇出囃子 新曲浦島(長唄)~これは師匠のいわば"テーマ曲"
◇村祭り(日本の古謡)
◇子守唄(日本の古謡)
◇ラフマニノフ (ピアノ協奏曲二番・第二楽章)
◇グリーグ (ぺールギュント第一組曲「朝」)
◇ベートーヴェン (交響曲五番「運命」・第一楽章)
◇ラフマニノフ (ピアノ協奏曲二番・第一楽章)
◇ロドリーゴ(アランフェス協奏曲・第二楽章)
◇モーツァルト(ピアノ協奏曲二三番・K四八八・第二楽章)
◇グリーグ (ピアノ協奏曲・第一楽章)
噺もカットされる部分も少なく、ホール落語の映像よりも近影映像が多く、さらにBSということもあって、鮮明で迫力ある画面でした。
私が一番楽しみだったのは、やはりオチの場面。真っ赤な夕焼け空をバックに、黒い羽織を羽根に見立てて飛ぶ烏の姿・・・、翼を広げた姿で仕草を停止した直後に照明が暗転。ピアノの音に乗り、師匠がイメージしていた形が実現できた気がしました。
時間の流れも空間も、いずれも壮大に描かれた噺が、ピアノが奏でるクラシックに押し出されて、迫力を増していたようでした。
今度の稽古の時は、しばしこれが話題になることでしょう。
これも「落語」です。しつこいようですが、柳家つばめ師匠も納得でしょう。
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