江戸文化歴史検定
江戸ブーム・蘊蓄ブーム・検定ブームの申し子のようなのが、「江戸文化歴史検定」別名「江戸検」のDM。
今年で第4回目になるんだそうです。
現代人は、○○スタンダード(規格)だとか、格付だとか・・・、何でも一つの尺度に入れたり測ったりするのが好きですね。
人それぞれでいいと思うのですが。
落語でも、ちょっと有名な人とか、テレビや雑誌などが言った噺家さんこそが名人だ、などという風潮がある気がします。しかも、その噺家さんが本当に上手いのならまだしも、ちょっと奇をてらったところがあるだけの人だったり、尊大・不遜で人として問題があったりするような人だったりしていると、もう最悪ですね。
要するに、自分で芸の善し悪しや巧拙を判断することができないから、マスコミの情報やランキングや格付を妄信するのでしょう。
「検定」も、そんなに重箱の角をつつくような知識を知る必要がありますかねぇ。
落語協会も「落語検定」なんていうのをやっていましたが、"八っつぁん"のおかみさんが"おみつさん"でも"おたけさん"でも、どうでもいいじゃぁないですか。その大らかさこそが、落語なのではと思いますよ。"熊さん"の娘の"お久"が身を売るのが、"佐野槌"だろうが"角海老"だろうが・・・・、どの店でもいいじゃぁないですか。