黒門町の動く姿
早速開封して聴いたのが、現在も続いている「第5次落語研究会」の第1回目(昭和43年3月)の時の「明烏」です。
モノクロ画面の中で、"黒門町"が活き活きと動いています。上品で風格がありますね。
・・・「弁慶と 小町は馬鹿だ なぁ 嬶ぁ」って、こんな表情で言っていたんですねぇ。
今まで録音だけで聴いていると、「パチン」という音が頻繁に入っていて、何だか不思議に思っていたのですが、持っている扇子をたたむ音だということが分かりました。噺の途中の"地"の部分でも、扇子を持って喋っています。これでリズムを取っているのでしょう。
それから、私の想像力不足もあって、音だけだと、笑い声や仕草だけの部分の"間"に違和感があったのですが、映像で見ると見事な"間"だということが分かります。
それにしても、師匠の高座姿もさることながら、観客の行儀の良さも新鮮です。録画前にいろいろ言われてはいるのでしょうが、それにしても・・・です。
昭和43年・・・・。もう40年以上も昔になりますね。
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