幻の名演「替わり目」
圓窓師匠の本の付録に「幻の名演《替わり目》」が付いています。
何が"幻"かというと、巻末では、師匠が以下のように紹介しています。
先日、埃だらけの引き出しをかき回していたら、古びた3・40年前の圓窓口演の収録されたテープが出て来た。放送、レコード、テープなどで営業になったものではないことは確かだが、記憶にない。おおかた、個人的な勉強会や落語会を収録したものだろう。・・・・
いつ・どこの・どんな口演だか分からない・・・・幻の噺・・・。
3・40年前といえば、師匠が真打に昇進する前後あたりですから、さすがに若々しい声です。
思えば、私が初めて師匠の噺を聴いたのは、テープでの「宮戸川」でした。昭和40年代の終わり頃の音源だと思います。面白い噺だなぁと思いました。霊巌島なんていう地名を知ったのもこの噺でした。宮戸川が墨田川の別名だと知ったのは・・・ずうーーっと後からでしたが・・・。
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