皐月(五月)の落語徘徊
今月皐月の寄席落語会の徘徊は、残念ながら"低調"でした。それでも寄席落語会はからくも10回を維持・・。
環境が大きく変わったために平日の時間が読めなかったり、私自身か疲れて萎えた日もありましたので。
今月は、独演会や一門会、落語っ子連の聞かせ稽古などで、圓窓師匠の噺を聴く機会が多かったのと、鈴本の中席に2度行ったことが特徴でしょうか。また、「朝日名人会」と「市馬落語集・上巻」に行くことができなかったのがとても残念です。
◇ 2日 柳家さん喬独演会(さん喬~三枚起請・立ち切れ線香)
◇ 9日 三遊亭圓窓独演会(圓窓~猫定・甲府ぃ)
◇ 15日 東京落語会(喬太郎~粗忽の使者、鳳楽~蒟蒻問答)
◇ 16日 鈴本中席(志ん橋~野ざらし、喜多八~小言念仏)
◇ 19日 月例三三独演(三三~芋俵・突き落とし・不孝者)
◇ 20日 鈴本中席(志ん橋~鮑のし、喜多八~鋳掛屋)
◇ 21日 三遊亭圓窓一門会(圓窓~救いの腕、萬窓~文違い)
◇ 24日 落語っ子連稽古会(圓窓~小言念仏・替わり目)
◇ 26日 市馬落語集・下巻(市馬~文七元結・七段目)
◇ 31日 林家三平襲名落語会(小朝、たい平、正蔵、三平)
そういえば、今月は"常連"の、権太楼師匠と志ん輔師匠を聴くことができなかった気がします。やっぱり、全体として何となく"達成感"がないのは、ドタキャンや私自身の疲労のほか、このあたりも原因かもしれません。
でも、志ん橋師匠の鈴本のトリは良かったし、圓窓師匠の長講も勿論、トドメは林家三平襲名披露と、バラエティに富んではいました。
それから、三遊亭窓輝さんと柳家三之助さんらの来春真打昇進が決まったのも朗報でした。一方で、三遊亭生之助師匠の訃報もありました・・。