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2009年5月11日 (月)

落語CD「昭和の名人」

P1000539 ほとんど同じタイミングで配本されたデアゴスティーニの「落語百選」では、先代の古今亭今輔師匠が登場していましたが、こちらは"とんがり"の林家正蔵[彦六]師匠です。

正蔵師匠が亡くなったのは昭和57年ですから、今輔師匠が没後約6年。寄席で一度だけ聴くことが出来たような気がします。

というより、私にとっての思い出は、落研で最初に貰った噺が「あたま山」で、正蔵師匠の速記をもとにチャレンジした、でも上手くいかなかった(と思っている)ことです。

奇しくも、今回のCDに「あたま山」が入っていますから、初めて"お手本"を聴くことが出来ます。「自分の頭に身を投げた・・・」って・・・。

   ◇ 中村仲蔵     林家正蔵

   ◇ 鰍沢        林家正蔵

   ◇ あたま山     林家正蔵

o(*^▽^*)o 寄席でも落語会でも、故人となった師匠の話題で一番多く登場するのは、彦六師匠ではないでしょうか。一門のお弟子さんに限らず、別の流派の噺家さんも真似をしています。

稲荷町の師匠の長屋で振舞われる肉丼には、多くの噺家さんが集まったそうです。

(*^.^*) 「餅がカビるのは、早く食わねえからだ」とか「お稲荷さんの鳥居が赤いのは、塗ったからだ」なんていうのは、どうやら実話のようです。最高ですね。

ヽ(´▽`)/ 私は、孫弟子にあたる春風亭一朝師匠がマクラで、「アーモンドチョコレートを口の中でモゴモゴ言って食べた後で、『種が出て来た』といってアーモンドを吐き出した」という話が好きですね。

(≧m≦) それから、片方の膝が痛いので病院へ行くと、お医者さんから「師匠、お年だから痛むのは仕方ありませんよ」と言われて、「先生、(痛くない)もう片一方の膝も同い年なんですが」・・・。

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