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2009年4月20日 (月)

古い本

P1000377 本棚の中から、昭和56年に刊行された「私の好きな落語家たち」。著者は、元テレビ朝日アナウンサーの馬場雅夫さん。

落研に入ったとき、落語のことを全く知らなかった私は、馬場さんの著書「落語ものしり119の雑学」などを参考に、一生懸命?落語の勉強をしたものでした。

この本「私の好きな落語家たち」は、それまでに馬場さんが著していた14人の落語家さんに関するコメントをまとめたもののようですが、この中に、若き日の圓窓師匠や小三治師匠に関するものも登場しています。

"栴檀は双葉より芳し"で、両師匠の落語に対するスタンスは当時からのもので、そして周囲の期待通り「大看板」になっています。

この時期の落語の評論のほとんどは、四天王(志ん朝・圓楽・談志・柳朝)の次は、圓窓・小三治だと評価しています。この頃圓窓師匠は、"圓窓500噺"を本格的に展開しているのですが、改めて"快挙"なのだと痛感させられます。

※馬場さんは、確かこの後病気で亡くなられました。ご存命であれば、落語に関する色々な活動が出来たと思うのですが。とても残念です。

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