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2009年4月30日 (木)

"おわり"と"はじめ"

P1000407 「月日は百代の過客にして 行きかふ年もまた旅人なり。舟の上に生涯をうかべ 馬の口とらえて老いを迎ふるものは 日々旅にして旅を栖とす」・・・。

今日まで30年と1ヶ月勤めました。

宮本輝の小説に「ここに地終わり海始まる」というのがあります。これはポルトガルのロカ岬という、ヨーロッパ最西端の地に刻まれている碑文なのだそうです。小説の内容は忘れましたが、小説の題名(碑文)と、今日ひとつのことが終わりそして明日から新しいことが始まるということとを思い合わせて、感傷に耽っている自分がいます。

かつて多くの先輩たちも同じような気持ちで、この日・この時を迎えたのでしょうが、その時は私には知る由もありませんでした・・・。

P1000465_2P1000472  自分へのご褒美というには、あまりにもささやかですが、記念にと浅草の文扇堂で高座扇を買いました。

「ここに地終わり海始まる」・・今日で"陸"は終わり、明日から"海"に漕ぎ出します。

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