落語CD「昭和の名人」
"呑む・打つ・買う、で磨いた話芸"と紹介される「五代目古今亭志ん生」の配本。
◇ 黄金餅 古今亭志ん生
◇ 千早ふる 古今亭志ん生
◇ 二階ぞめき 古今亭志ん生
志ん生師匠の「黄金餅」の聴きどころは、何と言っても下谷山崎町(上野)から麻布絶江釜無村(南麻布)までの"道中付け"です。今の地図を思い出しながら聴くと、当時の江戸の街の大きさや距離感を知ることができる気がします。
ところで、落語は「千早ふる」という題名になっていますが、もとの在原業平の和歌は「千早ぶる」です。濁音にしてしまうと、落語のストーリーが組み立てられませんからね・・・。
・・・でも、千早太夫の妹分の"神代"さんが、千早ぶって(千早に倣って・真似て)大関竜田川の言うことを聞かないというストーリーもありかも・・・。
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