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2009年4月

2009年4月30日 (木)

"おわり"と"はじめ"

P1000407 「月日は百代の過客にして 行きかふ年もまた旅人なり。舟の上に生涯をうかべ 馬の口とらえて老いを迎ふるものは 日々旅にして旅を栖とす」・・・。

今日まで30年と1ヶ月勤めました。

宮本輝の小説に「ここに地終わり海始まる」というのがあります。これはポルトガルのロカ岬という、ヨーロッパ最西端の地に刻まれている碑文なのだそうです。小説の内容は忘れましたが、小説の題名(碑文)と、今日ひとつのことが終わりそして明日から新しいことが始まるということとを思い合わせて、感傷に耽っている自分がいます。

かつて多くの先輩たちも同じような気持ちで、この日・この時を迎えたのでしょうが、その時は私には知る由もありませんでした・・・。

P1000465_2P1000472  自分へのご褒美というには、あまりにもささやかですが、記念にと浅草の文扇堂で高座扇を買いました。

「ここに地終わり海始まる」・・今日で"陸"は終わり、明日から"海"に漕ぎ出します。

鹿児島弁で笑わすっど

今日の日経新聞の文化面に、「鹿児島弁で笑わすっど ~お国言葉を守る"バイリンガル"落語~ 三遊亭歌之介」という記事がありました。

51ma8g83f3l__sl500_aa240_   三遊亭歌之介さんの「B型人間」だとか「幕末竜馬伝」などは、抱腹絶倒の絶品だと思いますが、故郷の鹿児島では、江戸弁ではなく、郷土の方言で落語を演って、大喝采を受けているそうです。

そういうアプローチも貴重だと思いますし、何よりも、東京に出ていても郷土との繋がりがあるばかりか、郷土に貢献しているのを見て、同じ田舎出身者として、とても羨ましく思います。

私も郷土に何か恩返しが出来ないかなぁ・・。

卯月の落語徘徊

P1000138 今月は、やや慌ただしい気分の中で、ペースダウンしているかもしれませんが、年初からの寄席落語会は51回を数えました。まぁ、こんなペースなのでしょう。(年間150回のペース?)

月初は、国立演芸場開場30周年の特別興行に3度通いました。お目当ては、圓窓・さん喬・扇橋・南喬・市馬・雲助の各師匠でした。

P1000306

P1000305_2そして、何と言っても立川談志師匠の声がかなり良くなったのが朗報でした。私は「談志教」の信者ではありませんから、独演会や一門会に度々行くつもりはありませんが、落語界を語る時には、決してはずすことのできないであろう師匠ですから、これからも"適度に"注目して行きます。

それから、柳家さん喬師匠を4回・4席聴きました。うち「井戸の茶碗」を2度。
同じ噺を2度聴いたと言えば、柳家はん治師匠の「背中で老いてる唐獅子牡丹」と、柳亭市也くんの「子ほめ」の熱演と、ついでに寄せ太鼓・〆太鼓も聴かせてもらいました。

◇ 1日 国立上席(三遊亭圓窓・鈴々舎馬風・・)

◇ 3日 国立上席(柳家さん喬・五街道雲助・柳家はん治・・)

◇ 4日 特撰落語会(柳家さん喬・柳亭市馬・瀧川鯉昇)

◇ 5日 国立上席(入船亭扇橋・古今亭志ん橋・柳亭市馬)

◇ 8日 とっておき寄席(柳家さん喬・古今亭菊之丞・・)

◇11日 柳家小三治一門会(柳家小三治・柳家はん治・・)

◇15日 月例三三独演

◇16日 長講三人会(柳家権太楼・柳家さん喬・昔昔亭桃太郎)

◇17日 東京落語会(金原亭馬生・立川志らく・三笑亭可楽・)

◇18日 土曜ひる寄席(古今亭菊之丞・三遊亭小圓朝・・)

◇18日 立川談志独演会

◇22日 鈴本下席(トリ:隅田川馬石)

◇25日 柳家三三独演会     ⇒年初からちょうど50回目

◇26日 馬津郷寄席(春風亭一之輔独演会)

 

2009年4月29日 (水)

「ラジオ赤めだか」

20090327170540 文化放送ラジオで、立川談春さんが「ラジオ『赤めだか』立川談春青春記」という番組をやっています。偶然聴くことができました。

毎週水曜日の午後9時30分から10時までの30分。談春さん本人の朗読によるベストセラーエッセイ「赤めだか」は、今夜は3回目で、談志師匠に入門当時の新聞配達のあたりでした。

本を買ってはいるのですが、まだ読んでいなかったのですが、なかなか面白そうです。

家族とともに

P_1一区切りだということで、家族4人で食事。

今回は、ちょっと"奮発"して、伊勢丹の「銀座アスター」で、季節がら「端午の節句套菜(タオツァイ)」というメニューで舌鼓。

P_tango5250

前菜   
        
 揚げわんたんのスイートチリソース
 五種前菜の盛り合わせ
大菜  ふかのひれのスープ
 天然大海老のクリーム煮、紅花風味
 鶏肉のさくさく揚げ、マントウ添え
 鯉の唐揚げ、甘酢あんかけ、彩り野菜添え
お食事  一口ちまき
点心

 胡麻団子
 お好みのデザート             

P1000441 今年就職した娘が、初めての給料でネクタイをプレゼントしてくれました。

照れ臭いような、嬉しいような・・・・。とてもありがたいことです。

素直に感謝して、"初日"に締めて行こうと思います。

NHK「戦後歌謡三昧」

 「昭和の日」に因んで、NHKのFM放送で、午前中から「戦後歌謡三昧」という長時間番組をやっているようです。

 午後3時台に、とうとう出ました。落語界で「昭和歌謡」といえば、「柳亭市馬」さんですよ。

 三橋美智也の曲を約1時間。司会の立川志らくさんとのやりとりも面白く、私も歌謡曲が嫌いではありませんから、楽しませてもらいました。

中で、市馬落語集での歌謡ショーのアコーディオンの杉浦さんの伴奏で、「哀愁列車」をワンコーラス歌ってしまいました。(杉浦さんは74歳、大久保でクリーニング屋さんをしているそうです。)

私も田舎者で、歌謡曲で育った世代ですから、昭和30年後半あたりからは本当に懐かしくて。

それにしても、今改めて聴くと、どの歌手も上手いですね。

(゚ー゚) ・・・思えば、田舎の町の体育館で、時は前後するものの、「三橋美智也」さんと「春日八郎」さんの歌謡ショーを聴きに行ったことがありましたっけ・・・。

地元のじいさんばあさんたちは大喜びでした・・・。古き良き昭和の出来事です。( ^ω^ )

あぁ"BOOK OFF"・・

心機一転?部屋の片付けをしていて、ウサギ小屋にはどうしても本が邪魔になります。

10年ぐらい前に、デアゴスティーニで配本された「日本の歴史」というのが山のようにあって、3段カラーボックスのほとんどを占領していました。

"落語本"が増えつつありますので、思い切って"BOOK OFF"に持って行くことにしました。

重い思いをして、汗だくで持って行ったのに・・1400円也。

やれやれ・・・。

「片棒」の映像

落研の先輩「〆太」師匠が、「片棒」のDVD情報を教えてくれました。

Shinseido_wzbr0003_3 「ワザオギ落語会」のDVDの中に、柳亭市馬さんのがあるということで・・・。

早速「2009東京落語家年鑑」で再度チェックしてみると・・・、ありました、ありました。どうやら見落としていたようです。

「ワザオギ落語会 Vol.3」に収録されているようです・・・。値段は4800円だそうで・・・。

2009東京落語家年鑑

P1000438 演芸評論家の瀧口雅仁さん編著の「2009東京落語家名鑑」が刊行されています。

基本的には「東京かわら版・寄席演芸年鑑」と重複する部分が大きいのですが、噺家さんの紹介のほかの特長は、真打と二つ目の噺家さん全員の寸評、書籍やCD・DVDの一覧、噺家さんのHPアドレスなどの情報が掲載されていることでしょう。

ちょっと残念なのは、立川流の噺家さん全員の顔が、写真ではなくイラストになっている点です。東京かわら版は、談志師匠の顔写真だけが空白になっている以外は、みなさん写真が載っていますので・・・。交渉したものの、承諾が得られなかったんだそうです。

ちょうど良いタイミングだったので、「片棒」のDVDを探してみると、なかなか見つからず、唯一三遊亭竜楽さんのがあるぐらいでした。・・・う~ん・・、やっぱりさん喬師匠ので、一部想像しながら演るしかありませんかねぇ・・・。

「鰍沢」聴き比べ

今日は、先日落研の先輩「〆太」師匠から送っていただいた「鰍沢」を聴き比べました。

Myohouji3 ◇ 鰍沢  三遊亭圓生(「圓生百席」より)

◇ 鰍沢  三遊亭圓生

Omamori11◇ 鰍沢  古今亭志ん生

◇ 鰍沢  金原亭馬生

◇ 鰍沢  入船亭扇橋

「鰍沢」といえば、やはり圓生師匠に尽きると思いますが、馬生師匠もいいし、扇橋師匠のも味があります。

三題噺ゆえか、「題目」と「材木」の地口オチがやや苦しいと思いますが、何か新しく考えても良いのかもしれません。

やはり、いずれは演ってみたい噺です。

Fune_bw 「圓生百席」というのは、圓生師匠渾身のスタジオ録音の全集です。マクラ(と言えるのか)で話す様々なことがらは、文化的価値も高いものがあると思います。

27236_sこの「鰍沢」でも、身延参りのこと、日本三大急流の一と言わ れる富士川に角倉了以によって開かれた舟運のこと、毒消しの護符の小室山妙法寺や法論石にも触れています。

ところで、現在、舟運の起点だった鰍沢町と小室山のある増穂町の合併話が具体化しつつあるようです。

2009年4月28日 (火)

豚インフルエンザ

メキシコが発端のようですが、「豚インフルエンザ」の流行が世界中に広がり始めているそうです。

「豚・・・」とあるので豚が危ないのかなと思いきや、世界保健機関(WHO)が警戒水準(フェーズ)を「4」に引き上げたことにより、もはや"豚から人"ではなく、"人から人"への感染の危険大という段階だそうですから、もう「豚」は関係ありませんね。

いずれにしても、過剰反応はしないものの、慎重に防衛することが必要だと思います。

TBS「ゆうゆうワイド」

TBSラジオの「大沢悠里のゆうゆうワイド」という番組が、今日で放送回数が6000回になったのだそうです。

今日は、浅草演芸ホールの控え室からの中継だということで、5月から真打に昇進する落語芸術協会の噺家さん5人も出演していました。

・・・が、「おいおい、これでも噺家かよ?」というぐらい、全員が"普通の人"でした。そして最後の"なぞかけ"の答えの酷さにトドメをさされました・・・。大丈夫でしょうか・・・

この番組は、1986年4月にスタート、毎週月曜から金曜朝8時半から4時間半放送されているTBSラジオの看板番組です。

そういえば、金曜日にレギュラー出演している「さこみちよ」さんのご主人は、「立川ぜん馬」師匠だそうです。

同期会の誘い

P1000030 会社の同期のHTさんから同期会の案内メールが届きました。

それぞれ新しい道に進んだ(進む)同期の間での、貴重な情報交換の場です。

勿論、喜んで、万難を排して参加しようと思います。

不思議な誤字?

昨年から今年の前半は、麻生総理大臣の漢字の誤読で大騒ぎになり、寄席や落語会のマクラでも頻繁に笑いの種になっていました。

いつもの民主党の自爆(敵失)で、最近では内閣支持率も上がり、やや調子づいている麻生さんですが、さらに今度は、民主党の鳩山由紀夫幹事長が、自身の公式サイトで、おかしな漢字の間違いをしていたことが話題になっているそうです。

  "誤字"が発見されたのは、鳩山さんの公式サイトの演説や挨拶などの記録の「スピーチ」に掲載されている文章で、「日本」が「日木」、「自由」が「白由」となるなど、あまり見かけないような誤変換になっていたそうで、ネット上の掲示板で指摘され、ニュース系サイトがこれを取り上げたようです。

手書きの時代であればありうる誤字で「画竜点睛を欠く」ということになるでしょうが、キーボードで入力をして、こんな間違いが出るものでしょうか? 洒落でやっているのではと思ってしまいます。

エスクァイア日本版

P1000436 普段なら、私はおそらく絶対に手にしない雑誌が、落語特集をしていましす。「Esquire(エスクァイア日本版)」です。

  時代を照らす、古典芸能の新たな笑い。

     落語エボリューション。  

                                   今を語る噺家たち。

              春風亭昇太、立川志の輔・柳家喬太郎

新作落語にスポットを当てた内容で、それなりのボリュームもあり、読み応えはありそうです。編集者や著者の思い込みやデフォルメにより、全体が語られていないような内容でないことを、保守的な私のような者は祈ります。

落語を知らない人に、アートだとかエンターテインメントだとか、知ったような、これを知らなければ駄目だとでも言うように押し付けられるのは厭ですから。

尤も、大友浩さんや長井好弘さんが関わってるようですから、安心できるとは思いますが・・・。

2009年4月27日 (月)

小三治独演会(松戸)の案内

P1000439 夢空間から、恒例の松戸市民会館での「柳家小三治独演会」の案内葉書。

7月28日(火)午後6時30分から・・・・。大変残念ながら、今回は平日の開催なので、どうやら間に合いそうにありませんから、パスせざるをえません。途中から聴きたいとは思わない性分ですし・・・。

米朝師匠と正蔵さん

桂米朝師匠と林家正蔵さんの体調についてのニュース。

3月28日から兵庫県尼崎市内の病院に入院していた桂米朝師匠が退院したそうです。軽い脳梗塞(こうそく)で、一時は発熱もあったようですが、症状は軽く、今後は自宅で療養とリハビリを続けるということです。

一方、24日に体調不良を訴えて都内の病院に検査入院した林家正蔵さんが、検査の結果とくに異常はなく、26日に退院し今日から仕事に復帰したそうです。
原因は過労で、林家三平さんの襲名披露公演(池袋演芸場)は、25日・26日は大事をとって欠席したようですが、元気になって何よりです。

友人とランチ

P1000169 第2の人生を"ウエイティングサークル"で待つ同期の友人(MTさん)と大手町でランチ。
彼とは、去年の落研のOB落語会で「ねずみ」を演った時に、わざわざ会場に聴きに来てくれて以来でした。

同じような境遇にあり、色々有意義な情報交換ができました。

私の方が一足先に会社を去ることになりますが、彼も早晩新しい道を決めることでしょう。

落語CD「昭和の名人」

P1000435 "呑む・打つ・買う、で磨いた話芸"と紹介される「五代目古今亭志ん生」の配本。

 ◇ 黄金餅      古今亭志ん生

 ◇ 千早ふる    古今亭志ん生

 ◇ 二階ぞめき    古今亭志ん生

志ん生師匠の「黄金餅」の聴きどころは、何と言っても下谷山崎町(上野)から麻布絶江釜無村(南麻布)までの"道中付け"です。今の地図を思い出しながら聴くと、当時の江戸の街の大きさや距離感を知ることができる気がします。

ところで、落語は「千早ふる」という題名になっていますが、もとの在原業平の和歌は「千早ぶる」です。濁音にしてしまうと、落語のストーリーが組み立てられませんからね・・・。

・・・でも、千早太夫の妹分の"神代"さんが、千早ぶって(千早に倣って・真似て)大関竜田川の言うことを聞かないというストーリーもありかも・・・。

仏像入門

P1000437 先日行った「阿修羅展」に刺激された訳ではありませんが、書店の目立つところに数多く置かれている仏像や阿修羅像に関する本の中から、雑誌「一個人」の創刊9周年記念だという特集「仏像入門」を買いました。

阿修羅像に限らず、仏像全般についてのやさしい説明があり、もともと嫌いではありませんから・・・。

時代が下って、漂泊の仏師の「円空」や「木喰」の木彫りの仏像も、天平から平安時代のものとは全く趣が異なり、とても面白いものです。

「片棒」のDVD

P1000426 デアゴスティーニ「落語百選」のさん喬師匠の「片棒」を視聴しました。

相変わらずの"さん喬節"が炸裂していて、大変面白いのですが、私が是非チェックしたいと思う仕草が、編集でカットされてしまっている部分が多く、やや興趣が冷めてしまいました。

噺の中で、からくり人形の場面があるのですが、ここは正面から全体の仕草の形が見たいのに、表情だけしか映していないなど、一番肝心な部分が見られず、とても残念でした。゚゚(´O`)°゚

別の映像も探さないと、この噺の最大のポイントですから、しっかり仕草を参考にしないといけません。( ̄○ ̄;)!

ビクター落語会の市馬さんのがなかったかなぁ・・・・・。(。>0<。)

「三三時代」

P1000427 柳家三三さんの後援会「三三時代」を企画運営する、ショーキャンプ(有)からの例月のDMの中に、「会員規約」と「チケット規約」が同封されてきました。

以前から、恐らく数多くの三三ファンから、「年会費を支払っているのだから、オープンかつフェアな運営を行って欲しい」という声が高かったのでしょう。やっと明文化されたものが出来たようです。

噺家さんの後援会だから・・・、という向きもあるでしょうが、"たかが""されど"で、心から若手有望な人を応援して行くのに、基本的なことはしっかりさせておいた方が良いと思いますから、とりあえずの内容はともかく、形になったことは前進だと思います。

会員も300名を超えたそうですから、内幸町ホールが満席になる訳です。

2009年4月26日 (日)

あぜくら

P1000433 国立劇場の「あぜくら会」の会報「あぜくら」が届きました。

来月の公演の紹介が中心ですが、「国立名人会」「花形演芸会」など、なかなか面白そうな内容のようですから、要チェックだと思います。

東京かわら版

P1000434 東京かわら版の5月号。

今月の話題は、落語芸術協会の5人の新真打と立川流の新真打「立川志遊」さん。

残念ながら、この中で聴いたことがあるのは、昇進と同時に「桂枝太郎」を襲名した「桂花丸」さんぐらい・・・。

芸術協会は、5月上席の末廣亭から披露興行がスタートだそうです。

ところで、この東京かわら版、演芸愛好者のバイブルと言っても良いものだと思います。私も当然定期購読で毎月郵送してもらっていますが、手元に届くより数日前に、書店に並んでしまっています。1日程度のズレならともかく、この点が不満です。定期購読していれば、店頭に並ぶ前か同時ぐらいに配達されるのが一般的だと思うのですが・・・。

馬津郷(まつど)寄席

P1000431 春風亭一之輔さんの松戸での独演会「馬津郷(まつど)寄席」も第10回目だそうです。松戸市民会館の和室はいつも満員です。

今日も穏やかな雰囲気で、楽しい落語会でした。

P1000432 ◆ たらちめ     春風亭朝呂久

 ◆ しの字嫌い    春風亭一之輔

  ◆  火焔太鼓     古今亭朝太

 ◆ 五人廻し     春風亭一之輔

お楽しみ抽選会で、前回はTシャツが当たったのですが、今回はハズレでした。

二つ目昇進

柳亭市馬さんの2番目の弟子の市丸くんが、6月から二つ目に昇進するそうです。
柳家さん喬師匠門下の小ぞうくんも同時に昇進です。
去年の市楽(前座名市朗)くんの時もそうでしたが、お馴染みの前座さんの成長を見るのは楽しいものです。

この二人のほか、歌五さん・歌すみさんも同時に昇進するようです。

デアゴスティーニ「落語百選」

P1000425 今回の配本は、いつも以上に待ち遠しく感じました。

というのは、お目当ての柳家さん喬師匠の「片棒」のDVDが付いているからです。

次回の落語っ子連の発表会の参考にさせてもらおうと思っていますので。

   ◇ 阿弥陀池    桂小春團治

   ◇ 片棒       柳家さん喬

2009年4月25日 (土)

柳家三三独演会

P1000424 冷たい雨の休日。
わざわざ、中野ZEROホールまで行かなくてはならなくなり、意を決して出かけました。
6時半ちょっと前に会場に着くと、誰もいません。
「えっそんなはずは」と、慌ててチケットを確認すると、何と開場は7時、開演は7時半だと・・。やれやれ

    ◆ 猿後家                桂三木男
    ◆  引越しの夢       柳家三三
    ◆  髪結新三       柳家三三

P1000423 桂三木男さんは、前座の金原亭駒春の時の、やや暗くて雑な印象が強かったのですが、随分明るい雰囲気になりました。
三代目桂三木助を祖父に、四代目桂三木助を叔父に持つ"お坊っちゃん"を売りに頑張っているようです。

「髪結新三」は、三遊亭圓生師匠のテープで聴いたことがありますが、設定も後味も良くありませんね。
不条理は世の常とはいえ、何か救いのない噺で、「こういう噺もある」ということで十分な気がします。

以上、「三三」の「新三」の「流三」の感想でした。

それにしても寒い夜です。

梅前線と桜前線

梅は咲いたか、桜はまだかいな〜ぁ

今週は、青森県の弘前城公園の桜が満開なんだそうです。

面白いことに、青森県あたりでは、梅の開花と桜の開花が同じぐらいのタイミングになるそうです。
春先には2ヶ月ぐらい差がある梅と桜の開花時期が、梅(桜)前線の北上とともに、とうとう青森県辺りで重なるという訳です。
大まかに言うと、日本列島では、梅前線は北上、桜前線は東上するイメージなのだそうで、開花の前線は同じ動きではないのですね。

するってぇと、北海道では・・、
桜は咲いたか、梅はまだかいな〜ぁ
・・となるのでしょうか

2009年4月24日 (金)

旬の筍・春の花々

P1000415 筍(たけのこ)の最盛期に帰郷しました。例年に比べて、今年の筍は豊作とはいえないのだそうで。

それでも、煮物・炊き込みご飯・味噌汁・天ぷら・味噌和えなどなど・・・、筍づくしでした。

P1000418_2春も盛り、茶の緑も美しく八十八夜を待ち、藤や牡丹や様々な花が咲いていて、アゲハ蝶が花から花へ通っていました。

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またまた上野ネタ

P1000402 小学館の「落語CD昭和の名人」の箱に、江戸の四季と題して江戸の浮世絵が印刷されていて、絵葉書としても使えるようになっています。

歌川広重「上野清水堂不忍ノ池(名所江戸百景より)」がありました。先日東京国立博物館へ行った時に、ちょいと立ち寄ってみました。

P1000338そういえば、4月上旬に、ちょうどこの絵の右側(お堂の後ろ)の桜を写真に撮ったことを思い出しました。

何となく、今もこの絵の面影が残っているようです。

ここいらで、若旦那が「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の」の短冊を拾って、どこかのお嬢さんに手渡したのです・・・。ここも、「歌枕」ならぬ「噺枕」なのですね。

「うえの」600号

私のベースは「上野」になるのでしょうか。上野はおいらの心の駅という訳で。

P1000401 「うえの」というタウン誌があります。街の中の店に置いてあります。

このタウン誌、上野のれん会が刊行しているようですが、創刊50周年で4月号が通算600号になるそうです。今月号の表紙は、やはりあの「阿修羅像」です。

上野(湯島も含む)という街、芸術・芸能・公園・寺社・駅・ショッピング・下町などなど・・、良く考えてみるとバラエティに富んだ街だと思います。

紙切りの林家正楽師匠の「四月のご注文は」という面白い記事を見つけました。四月に師匠が高座で受けた紙切りの注文が、2000年から去年までの過去9年間の年毎にランキングされています。

やはり、お花見・鯉のぼり・藤娘・端午の節句・入学式などが多いようです。

年によっては、九代正蔵だとか、松坂だとか、松井だとか、イナバウアーだとか、その年のトピックスもあります。

200901292249000私は、鈴本演芸場で一度だけ注文したことがあります。ちょうど古今亭志ん輔師匠がトリの芝居だったので、「志ん輔師匠!」と注文しました。それがこれです。

白い紙でなく、茶色の紙の上に乗せて、パネルに入れて飾っています。

2009年4月23日 (木)

あるべきものが・・・?

P1000403 P1000404 東名高速道路の富士川SAからの景色・・・・。

ところが、いつも見慣れたものが見えません・・・。

200812061324000快晴ならば、こういうふうに見えるはずなのに・・・。

この場所から少し南が、「鰍沢」を出た舟が富士川を下って着く「岩淵」です。

「東海道」と「身延往還」が交わる場所。身延参りの一行は、東海道から富士川の上流を目指したのでしょう。

私は、愛車を駆って、"スマートインターチェンジ"から出て、身延往還を北上し、帰省します。

学士会落語会の案内

学士会落語会の5月の例会の案内が届きました。

今回は、学士会入会の資格のある、名古屋大学出身の噺家「三遊亭圓王」師匠がメインゲストです。

残念ながら圓王師匠の噺は聴いたことがありませんので、是非聴いてはみたいのですが、当日は「朝日名人会」と重なってしまい、聴きに行くことができません。

歯の治療

歯の治療をしています。

最近の歯医者さんは、むし歯予防というより、歯周病対策が主流のような感じです。

歯垢や歯石というのが厄介なのだそうで、とうとう歯茎に麻酔をして歯垢を取ることになりました。

朝晩の歯磨きと歯間ブラシの使用で、歯垢が堆積するのを防ぐのと、定期的な歯石取りが「820」には重要なのですね。

2009年4月22日 (水)

鈴本下席

P1000395_2 隅田川馬石さんからの案内葉書を持って鈴本演芸場へ向かい、市也くんが寄せ太鼓を叩く中を、テケツで割引料金を払い、エスカレーターで客席へ。

P1000396平日の夜席は、空席が目立ち、言葉を発し・馬鹿笑い・場違いな拍手をする"KYな客"に辟易としながらも、まぁ楽しい時間でした。

本当に黙って笑って欲しいものです。ああいう人は、家でもテレビに向かって話しかけたりしているのでしょうね。きっと。

   ◆ 子ほめ          柳亭市也
   ◆ 居候           柳家わさび
   ◆ 人形買い        古今亭菊丸
   ◆ 転宅           桃月庵白酒
   ◆ 粗忽の使者      柳家さん生
   ◆ 代書屋         五街道雲助
   ◆ 道灌          橘家文左衛門
   ◆ 宿屋の富       隅田川馬石

P1000399 菊丸師匠と白酒さんは、浅い出番でしたが、存在感のある噺でした。
さん生さんも寄席には必要なキャラクター。

馬石さんの「宿屋の富」、なかなか良かったと思います。努めて明るく演じていたのに好感が持てました。

P1000398 市也くん、太鼓もすっかり慣れて来たかな?

「日本の婦人像」との再会

2a767c69 東京国立博物館の本館で常設展示されている「日本の婦人像~ ラグーサ作(1881)」が大好きで、この博物館に行く度に会いに行くことにしています。

憂いを含んだような表情と、着物からはだけている控え目な乳房が印象的で、作者は外国人で、どんな人かは知りませんが、とても気になる彫像なのです。

久しぶりに"再会"することができました。

手拭い

P1000394 阿修羅展を見終えて、東京国立博物館の本館内の売店で、何の脈絡もなく、手拭いを2本衝動買いしてしまいました。
手拭いとか扇子(高座扇)は、集めたくなるものです。
「風神雷神」と「花葉文(かようもん)」の2種類の紋様で、高座に映えるかなと思い・・。

阿修羅展

P1000400 会食の後、同期の友人と別れ、 上野の東京国立博物館で開かれている「阿修羅展」へ。
P1000389 展示会場の平成館は、入場制限中で、待ち時間は約20分。
阿修羅像の人気の物凄さに改めて驚かされます。

・・それにしても、阿修羅像の何とも言えない表情。360度どこから見ても、素晴らしい・・・・・。

大混雑の中、像の周りを2~3周してしまいました。

正面を向いた表情がポピュラーですが、左右の2つの顔も何か訴えられるものを感じます。

P1000393P1000390今日は天気もよく、上野公園ものんびりした雰囲気で、心が癒されました。

会食

かつての上司と同期の友人が、私の新しい世界へのスタートのお祝いにと、昼食に誘ってくれました。

P1000385 日本橋の高島屋前で待ち合わせて、近くの中華料理店で会食を。

正直なところ、いろいろ不安な部分もあって、心穏やかざる状態だったのですが、癒してもらうことができました。本当にありがたいものです。これが30年間のかけがえのない財産なのだと思います。

これからも大切にして行きたいものです。

P1000388 ・・ところで、高島屋のこの建物が文化財になるのだそうで・・・。なかなか渋い建物です。

東京中央郵便局よりずっと価値がありそうです。

清水由貴子さんの訃報

(元)タレントの清水由貴子さんが、家族の墓地の前で硫化水素で自殺したそうです。

清水由貴子さんと言えば、今では知っている人は少ないかもしれませんが、確か欽ちゃんが司会をやって一世を風靡した「スター誕生」の出身で、決戦大会では数多くのプロダクションが獲得合戦を繰り広げたのを覚えています。

デビューした年の日本レコード大賞新人賞選考会で、最後の一人の席を榊原郁恵さんと争い、残念ながら敗れました。

デビュー曲はギターを持ってフォーク調の「お元気ですか」という歌でした・・・。

お元気ですか 幸せですか お返事ください 気にしています

夜更かし癖は いけないのです 若さがどんどんなくなるのです

私にとってあなたは とても大事な人ですから

お願いですお願いです お元気で そして逢いに来てください

                      っていう歌詞だったかなぁ・・・・。

釈台

講談や上方落語では、釈台や膝隠しを使いますが、江戸落語では普段はあまり使いません。(o^-^o)

落研の先輩のご友人が、小朝さんの独演会を聴きに行ったら、小朝さんが釈台を使ったのを疑問に思ったそうです。講談ネタでもなく、内容も随談・巷談で、釈台を使うようなものではなかったのに、と。w(゚o゚)w

本当のところは分かりませんが、足か腰かが痛くて正座できなかったのかもしれません・・。

2009年4月21日 (火)

「夏の正蔵」の案内葉書

P1000381 林家正蔵独演会「夏の正蔵」の案内葉書が届きました。

え~っ、もう夏  6月19日(金)ですか・・・・。

ちょっと待て、その日は確か「東京落語会」の第600回目だったはず

正蔵さんごめんなさい。「魚屋本多」なんていう噺は知らないので、是非聴きたいのですが・・・・、浮世の義理をお許しください。

「魚屋本多」って講談物のようですね・・・。

桜花散りけり

P1000379_2 とうとう花は見えなくなり、葉ばかりになりました。

P1000380_2 (ついでに近くに公衆トイレ[はばかり]があります。・・・。)

蕾の頃から追いかけましたが、今日で終わりにすることにします。

それでも、毎日のように見ていても、日一日と蕾や花が大きくなり、満開になって散っていくのが分かります。

とても楽しい、でもちょっと寂しい・・・。

4月3日P1000001_2

4月8日⇒P1000043_2 

4月13日⇒P1000332j

4月21日P1000379_2

また来年会いましょう。

噺家さんの数

 現在、東京には噺家さんが何人いるのでしょう・・・。

東京かわら版の「寄席芸人名鑑」で確認してみました。

         落 協   芸 協  圓 楽  立 川  合 計

 真 打          171          84         35         17       307

 二つ目           60          24          5         17       106

 前 座            23          13          2         14        52  

 合 計       254       121      42       4       465 

 手元の別の古い資料によると、昭和58年頃は、真打が143人・総数262人だったそうですから、随分増えたものですねぇ。

「片棒」・「鰍沢」の音源

P1000378 落研の大先輩の「〆太師匠」が、ご所蔵の「片棒」と「鰍沢」をMDに入れて送ってくれました。

先日、私が落研OB会のMLで、「どなたか『片棒』と『鰍沢』の音か映像をお持ちですか?」と尋ねたところ、〆太師匠が早速送ってくださったのです。

しかも、それぞれのべ5人分もです。本当に"感謝感激雨あられ"です。

◇片棒 柳家さん喬・古今亭志ん輔・古今亭菊之丞・春風亭一朝・柳家喜多八

◇鰍沢 三遊亭圓生(百席とライブ)・入船亭扇橋・金原亭馬生・古今亭志ん生

〆太師匠には、「ねずみ」と「三方一両損」を演った時も、DVDやCD・MDで、ネタをご提供いただきました。おそらく、ないものはないぐらいあると思います。

「片棒」は落語っ子連の次回発表会でのネタ、「鰍沢」はご当地ネタで、いずれものにしたい大きな噺です。

早速、聴きながら寝ることにします。そして、しっかりネタ作りをしないと・・・。

2009年4月20日 (月)

古い本

P1000377 本棚の中から、昭和56年に刊行された「私の好きな落語家たち」。著者は、元テレビ朝日アナウンサーの馬場雅夫さん。

落研に入ったとき、落語のことを全く知らなかった私は、馬場さんの著書「落語ものしり119の雑学」などを参考に、一生懸命?落語の勉強をしたものでした。

この本「私の好きな落語家たち」は、それまでに馬場さんが著していた14人の落語家さんに関するコメントをまとめたもののようですが、この中に、若き日の圓窓師匠や小三治師匠に関するものも登場しています。

"栴檀は双葉より芳し"で、両師匠の落語に対するスタンスは当時からのもので、そして周囲の期待通り「大看板」になっています。

この時期の落語の評論のほとんどは、四天王(志ん朝・圓楽・談志・柳朝)の次は、圓窓・小三治だと評価しています。この頃圓窓師匠は、"圓窓500噺"を本格的に展開しているのですが、改めて"快挙"なのだと痛感させられます。

※馬場さんは、確かこの後病気で亡くなられました。ご存命であれば、落語に関する色々な活動が出来たと思うのですが。とても残念です。

落語を聴く

 今日は、部屋でひたすら落語を聴きました。

ウォークマン(ソニー版のi-Pod)をコンポに接続して・・・。

P1000059   ◇ 包丁      三遊亭圓生

  ◇ 三年目    三遊亭圓楽

  ◇ 甲府ぃ    三笑亭可楽

  ◇  写経猿    三遊亭圓窓   

                          などなど・・・・・

そして、

200706171357000   □  浜野矩随   金願亭乱志

  □ 薮入り    金願亭乱志

           30年も前の録音・・・。

記念誌の表題

P1000376_2  遅れに遅れた記念誌の表題を作りました。

寄席文字の橘右近師匠のを手本にして・・・、書いたというより、ポスターの字を塗るという感じで・・・。

2009年4月19日 (日)

休日の昼下がり

P1000372 テレビを見てもろくな番組はなし、何となくボーッとした休日の昼下がりは、結局落語を聴いて過ごすことになります。

P1000371 久しぶりにゆっくりDVDを視聴してみようと、座椅子にもたれて、半ば眠りながら聴く落語。この怠惰な感じが何ともいい・・・。

 ◇ 七段目       林家 正雀

  ◇ 笠碁        柳家権太楼

よく圓窓師匠が、「落語を聴いて眠くなるのは当たり前です。落語にはマクラがありますから。」なんていうマクラを振るように、「退屈で・・退屈で・・・、あ~ぁ、ならねぇ・・。」

 ・・・・ひねもす "こくり こくり"かな・・・・・

甍の波と・・・

P1000367 今まで、"寒い寒い""さくらさくら"などと言っていたのに、卯月も下旬となり、もう"夏も近づく八十八夜"もすぐというところ。

ちょっと郊外に出たら、"鯉のぼり"が風に吹かれて元気に泳いでいました。

江戸っ子は 五月の鯉の 吹き流し

                   口先ばかりで はらわたはなし

手紙~親愛なる子供たちへ

「千の風になって」や「吾亦紅」・「愛のままに」など、熟年に支持される歌がヒットしています。

P1000351 今また、「手紙~親愛なる子供たちへ」という歌が、静かにヒットしているというのを、確かテレビでやっていたのを見ました。

東京落語会でご一緒する、落研の先輩「頓平師匠」も感動されていて、歌詞カードを1部いただきました。

  年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても

   どうかそのまま私のことを理解して欲しい 

  私が服の上に食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても

   あなたに色んなことを教えたように見守って欲しい・・・   

長い歌詞には、切々と老いに対する恐怖や子供への思いが綴られているようです。

立川生志さん

市川市文化会館の"土曜ひる寄席"を休演した立川生志さんは、先月手術をして、今月一杯ぐらいは福岡の病院に入院中とのこと。

2009年4月18日 (土)

立川談志独演会

P1000364 よみうりホール2階席が5000円。
しかも最後列から2列目の"ブービー"列の席。
「夢空間」の企画公演ですから、例によってプログラムなし。多数の落語公演のチラシとアンケート用紙が配られるのみ。

開口一番もなく、緞帳が上がると家元の出囃子が・・・。随分出囃子が長く流れ、観客を十分焦らしてやっと登場。

    ◆    二人旅            立川談志
    ◆    粗忽長屋         立川談志

声もかなり良くなり、聴きやすく、談志ワールドを楽しみました。

土曜ひる寄席スペシャル

P1000358 市川市文化会館の地下1階大会議室(ローズルーム)は、開場30分前から列が出来始めました。
全席自由席なので、仕方なく並ぶことにしました。
出演予定だった立川生志さんが病気のため、三遊亭全楽さんが代演だそうで。
生志さんは若いのに、どうしたのでしょう。
それにしても、大小ホールもあり、立派な施設です。
P1000360_2 ◆  たらちね      立川らく八
 ◆  天災         立川志らべ
  ◆   ちりとてちん       三遊亭全楽
  ◆   人情八百屋       立川志ら乃
  ◆   天狗裁き           三遊亭小圓朝
  ◆   景清                 古今亭菊之丞

P1000365もともと立川流落語会からスタートした落語会だそうで、10年近く続き、今回がファイナルなのだとか。

志ら乃さん久しぶりに聴きました。真打トライアルを続けているんですね。何かパワフルな面が大人しくなったような・・。

P1000363 「人情八百屋」は初めて聴きました。「唐茄子屋政談」の後半と似た組み立てですが、痛々しい噺でした。

やはり菊之丞さんの噺は明るく安心して聴くことが出来ました。

最後に出演者全員が挨拶をし、市川市文化振興財団から記念品が贈られ、三本締めてお開きになりました。

あぜくら会

P1000354国立劇場などの「あぜくら会」の会員カードと会報が届きました。

P1000356早速インターネット予約登録しました。

2009年4月17日 (金)

東京落語会

P1000349 寒暖の差が大きく、体調管理が難しい気候です。
季節が逆戻りしたような、寒い一日でした。

P1000350◆ 道灌       三遊亭楽大
◆ 巌流島      春風亭百栄
◆ 湯屋番          桂米福
◆ 包丁       金原亭馬生
◆ 藪入り      三遊亭楽太郎
◆ 茶の湯      立川志らく
◆ 笠碁              三笑亭可楽

全体的に地味な落語会でした。

一区切り

P1000028 今日で仕事を一区切りつけました。
来月から新しい世界にチャレンジしますが、意外に30年の感慨というのは感じないものです。
とはいえ、30年恙無く過ごすことが出来たことには、素直に感謝したいと思います。
心身のリフレッシュをして、新たな世界に臨みたいと思います。

去り際は秘かに人知れず消えることにしたいと思っています。
終わりではなく始まりなのですから。

桜花散りつつ

P1000346 「サノキクザクラ」は葉ばかりが目立つようになりました。

花の命は短くて・・・、美しい花はまた来年までお預けです。

P1000347 来年の今頃は、どうしているのでしょうか。

2009年4月16日 (木)

長講三人の会

P1000344 初めて行く日本橋劇場。
さん喬・権太楼・桃太郎の3師匠の会。
前回は、練馬文化センターではなかったかなと思いつつ。
なかなか良い雰囲気の会場でした。

P1000345  ◆  桃太郎       昔々亭A太郎
  ◆  百川         柳家さん喬
  ◆  鰍沢         昔々亭桃太郎
  ◆  宿屋の仇討ち   柳家権太楼

正直なところ、やはり「さん喬・権太楼二人会」がいい。「鰍沢」は、正調で聴きたいと思います。

さん喬師匠の「百川」は、百兵衛さんにも"品"があります。
そして、この二人は、お互いに先に何を演ったかを意識して、後もがっぷり四つの噺をぶつけて来ます。
二人の狭間の桃太郎師匠は、つらいものがあると思います。
権太楼師匠には、客席から「百年目!」「居残り!」と声がかかっていました。


さん喬師匠、どこかで「片棒」を演ってもらえないかなぁ。

桜花散りぬる・・

P10003421j 花より葉の方が目立つようになりました。

らくご☆まがじん

P1000340j 女子大生が作っている「らくご☆まがじん」も、Vol.9。

やや違和感を感じるのは、世代や落語との接点の違いで、仕方がないと思いますが、落語ファンの底辺が広がるのであれば、歓迎すべきものなのでしょう。


"来たるものは拒まず、去るものは追わず"で・・。

今回は、林家いっ平改め林家三平さんの記事が目立っていました。

2009年4月15日 (水)

師匠のブログから

3ennsousisyou0308 落語っ子連の発表会の反省会の内容を、師匠がブログで一人一人コメントしてくださっています。

・・・・、落語は本当に難しい・・。でもとても楽しい・・・。

◎流三[三方一両損]。~師匠のブログから
 「落研のときの稽古とは違った稽古だったので、その必要性、重要性をも感じた」
 新しい落ちの創作は価値が高い。こういう稽古会があればこそのアイディアだと、あたしは思う。

師匠のブログにコメントを投稿したら、早速コメントの返信が・・・。

圓窓師匠へ。   一人一人の反省やコメント、ありがとうございます。人脈も知識も、年齢や環境を越えて、人間の幅までもが広がる気がします。

流三さんへ。   人ではなくて、人間ってぇことだね。

桜花しづ心なく

P1000336 今日はとても良い天気で、すっかり春爛漫です。

P1000337j この桜も盛りを過ぎ、花が散り始めています。

ところで、今、国内あちこちで、ミツバチがいなくなって困っているんだそうです。
イチゴやサクランボなども、花から花へ飛んで受粉するんだそうです。
原因のひとつに、女王蜂の輸入が出来なくなったからだとか・・。

月例三三独演

P1000339 国立演芸場は冷房が効かず、少し暑い中での月例。

◆ 出来心    柳家三三
◆  三年目    柳家三三
◆  妾馬      柳家三三

P1000338j 「妾馬」は、八五郎の妹のおつるちゃんが、殿様に見初められてお屋敷に上がるまでの長屋の様子が丁寧に語られていました。
さすが柳家、長屋はお手のものという訳でしょう。
三三さん、鈴本の中席のトリのはずですから、今日は誰かが代ハネですね。(どうやら入船亭扇辰さんだったみたいです。)

三遊亭竜楽さんからの葉書

P1000341j 三遊亭竜楽さんから、恒例の独演会の案内葉書。

演題を見ると、「紺屋高尾」と「片棒」。

えっ か、「片棒」 竜楽さんのイメージにはない噺ですが、次回の発表会で私がチャレンジするネタだから・・・、聴きに行こうか・・・・。

2009年4月14日 (火)

「落語らいぶ2009」断念

NHKの「落語らいぶ2009」は、仕事が終わらず(開演に間に合わず)断念・・・。

昭和の名人古典落語名演集

昭和の名人古典落語名演集の第8回配本は、三代目三遊亭金馬師匠。

P1000334j 私は、金馬師匠には間に合いませんでした。弟子の当代の金馬師匠が小金馬でテレビの人気者になっているのを、かすかに覚えている程度です。

◇ 居酒屋  三遊亭金馬

◇ 孝行糖  三遊亭金馬

◇ 薮入り  三遊亭金馬

金馬師匠といえば釣り好きで、戦災孤児になった釣り竿職人の娘さんを引き取って育てたことが有名です。その引き取った娘と言うのが、現正蔵さんのお母上の海老名香葉子さんなのだそうです。


釣りに行って列車に轢かれ、左足を切断してしまったり・・・。

レコードで不動の人気噺家になったのですが、明るい芸風とやや理屈っぽい話しぶりが、いまだ衰えない人気の源でしょう。

2009年4月13日 (月)

5日見ぬ間の桜かな

P1000332j 5日ぶりに見る桜は、満開を過ぎた花に葉が繁り始めて、一層賑やかになりました。
P1000333j 赤くて堅かった蕾の頃が懐かしく思えます。

2009年4月12日 (日)

三方一両損のオチ

P1000006 師匠が近々に出版予定の本に、私の「三方一両損」のオチについてコメントしてくれた部分があるそうです。

「おおかぁ(多くは・大岡)喰わねぇ。たったいちぜん(一膳・越前)」という古来のオチを、地口の部分を生かしつつ、さらにこの噺の舞台(ストーリー)設定の必然性を考慮して変えてみたものですが、師匠が大変評価してくださいました。

去年演った「子ほめ」も、「どう見ても半分(ただみたい)だ」というのは、数え年(生まれて7日目は1歳)は、満年齢を使う現代では分からない、という師匠からのご指摘で変えてやってみました。

オチというものの位置づけや仕込みの大切さなど、改めて考えさせられます。

流三の次の噺

P1000151 落語っ子連の稽古で、師匠と相談して、次の噺を決めました。

いろいろ悩んだのですが、1年間に複数の噺に挑戦することを前提に、今まであまり演ろうと思わなかった噺にチャレンジしようと思いました。

先月の発表会の時に、まど舞さんやまどるさんから聞いたコメントも参考にして、以下の噺を候補にしました。

 ①火焔太鼓  ②味噌蔵  ③片棒  (④笠と赤い風車)

そして、とうとう決まりました。 「片棒」です。

初めて聴いた時、「こんな難しい噺は自分には出来ない」と思った噺です。

落語っ子連の稽古日

P1000150 先月の発表会の反省会。

役者(女優)のまど舞さんの、「芝居(演劇)と落語の違いについて」からスタートし、レベルの高いコメントが続きました。それぞれのメンバーが、発表会を通じて経験したり発見した貴重な思いを聞いて、改めて「素晴らしいなぁ」と思います。

私自身は、落研時代は"独り善がり"の稽古ばかりで分かりませんでしたが、プロセスを踏みながら、客観的な眼、しかも落語界の大御所から直接コメントや指導をしていただき、新たなストーリーやオチも考えながら噺を作り上げて行くことの楽しさ・喜びを感じました。

発表会を聴きに来てくれた、まど絵さんのお知り合いの方が仲間に入りました。

人数も多くなったので、落語っ子連も「2チーム制」にしようということになり、チーム名を、落語らしく江戸町火消し「いろは48組」を意識し、その48組にはない「へ組」と「ん組」にしようということに決まりました。女性陣は、少~ぉし"宝塚"を意識したようです・・?

阿佐ヶ谷で稽古する「へ組」、門前仲町で稽古する「ん組」。

私は「ん組」のメンバーになりました。「ん組」のメンバーは、まど深・まど音・窓蕗・まど絵・新人の皆さんと私です・・・。

「へ組」に比べわが「ん組」は落語の経験が少ないですが、良い意味で切磋琢磨して頑張りたいものです。

2009年4月11日 (土)

落語百選DVDコレクション

P1000329j 落語百選DVDコレクション第14回配本。

 ◇ 寿限無   柳家喬太郎

 ◇ 寝床    柳亭市馬

先代の金馬師匠が趣味の釣りに行った際に、列車に轢かれて足を怪我したという話は聞いたことがありましたが、左足を切断していたのですね。

それ故に、晩年は釈台を置いての高座だったそうで。

鈴々舎馬桜師匠から案内状

P1000328j 鈴々舎馬桜師匠から、ゴールデンウィーク恒例となった独演会などの案内状。

「圓朝座」は、今年で14回目になるそうですから、馬桜師匠の地道な活動の成果と言えるでしょう。

3年前に、圓朝座と独演会を昼夜通しで聴いたことがありました。

柳家小三治一門会

P1000343 休日の楽しみは小三治師匠の一門会です。

池袋演芸場で落語のチラシを確認し、天気が良いので立教通りを西武線の東長崎駅まで歩きました。
気温はかなり高いようですが、湿度が低いので、日陰は涼しく爽やかでした。

P1000325えっ 2階のここがS席
「夢空間」さん、そりゃないんじゃない
よみうりホールの2階席と同じようです。

それから「夢空間」が主催する落語会は、プログラムがありません。
別の落語会のチラシとアンケート用紙が配られるだけです。
簡単なもので良いのだから、鑑賞の思い出や記録に欲しがる人もいるだろうから、是非とも用意して欲しいものです。

後ろの席の婆さん4・5人の喋り笑い・馬鹿笑いに耐えながら・・。
(本当に・・、黙って笑えないんですかねぇ・・。)

P1000016 ◆ 牛ほめ                          柳家ろべえ
◆  背中で老いてる唐獅子牡丹   柳家はん治
◆  棒鱈                                  柳家三之助
◆  茶の湯                               柳家小三治

はん治さんは、「鯛」か「背中で・・」かですが、件の婆さんグループは大笑いでした。
三之助さんの「棒鱈」は以前聴いたことがありますが、今日のは良かったと思います。食い付きで、しかも師匠の膝返しというポジションで、さらに大ホールで、素晴らしかったです。
やはり真打間近ですね。
小三治師匠の「茶の湯」は、普通の茶の湯の流れではない別物ですね。噺・話でなく、呟きだと思います。

木を見て森を見ず?

新潟県の中学生フットサル大会で、相性の悪いチームとの試合を避けるためコーチを務める教頭が次戦の負けを生徒に指示し、負けて2位通過を画策したということがあったそうです。

・・・・何か、やりきれない気がします。確かに相性の悪いチームとの試合は避けたいのは本音でしょうが、その一心で視野が狭くなり、物が見えなくなったのでしょう。

まさに「木を見て森を見ず、森を見て山を見ず」ですね。

スポーツ(勿論社会全般も)は、ルールに則って競うからこそ成立するもので、この教頭先生は、目先の邪念に負けて、社会人として、スポーツマンとして、指導者として、その道を見失ってしまったのですね。

本来人の範となるべき人が、私欲に走ったり、立ち位置を勘違いして、品格・品性に欠ける行動を取る事が多いですね。

一連の食品偽装や漢研の理事長などが典型です。・・・まるで「帯久」みたいな。

欲深き 人の心と降る雪は 積もるにつれて 道を失う

三田落語会

三田落語会の案内葉書。P1000341

何と8月22日(土)の昼夜の案内。

・・・・そんな先のこと・・という感じですが。

暫く様子をみようかなと・・。

2009年4月10日 (金)

真一文字の会

P1000342 春風亭一之輔さんの独演会「真一文字の会」の案内葉書。

4月30日(木)と5月20日(水)の分。出来れば行きたいと思います。

寄席演芸年鑑

P1000340 上野で買いましたよ。懸案の「寄席演芸年鑑・2009年版」をやっと。

表紙の裏に、三遊亭圓生師匠のCDやDVD発売の広告が載っていました。さあ、いよいよ「六代目」の出番です。

落語研究会のDVD全集2巻は、今秋発売になるようです。これは是非とも買・い・た・い・・。

「圓生百席」の完全版は、CD116枚組+αで約20万円とのこと。学生時代にレコード発売の度に20〜30席あたりまで必死に買ったのを覚えています。今は実家の物置の中・・。スタジオ録音なのが、良かったり・悪かったりです。

着陸失敗?

圓窓師匠が、熊本での公演で、チェロとピアノとのコラボ「セロ弾きのゴーシュ」を演った後で、かなり高く設営していた高座から落下してしまった、とご自身のブログ「圓窓の年月日輪」で。

幸い怪我もなかったようですが、たった畳半畳程度の広さの高座だったそうですから・・。

2009年4月 9日 (木)

上野のお山

P1000337 5月下旬のような晴天と陽が伸びたことから、夕方6時でもそこそこ明るいので、薄暮の上野へ。

西郷さんも相変わらず元気・・・?

P1000338 清水さんの観音堂の前のしだれ桜は満開。上野公園の歩道の桜は、盛りを過ぎて花びらが風に舞っていました。

元部下の昇進

以前同じ職場だった元部下から、メールで昇進の知らせが。

順調に活躍していることを喜び、忘れずにいてくれたことが嬉しくて、おじさん感謝感激です。

引き続き自信を持ち、次の目標にチャレンジして行って欲しいと思います。

  這えば立て 立てば歩めの 親ごころ・・ 

勘違い・・・?

東京かわら版「寄席演芸年鑑」の新刊が出ています。

てっきり定期購読で振り込んだ分を取り崩して郵送して貰えるものだと思っていました。

ところが、なかなか届かないので照会すると、今年は別冊での刊行なので、個別に購入しなければならないとのこと。

早速本屋さんに行かなくては。

2009年4月 8日 (水)

発見!

P1000331 清澄白河駅から深川江戸資料館に向かう途中に、三遊亭歌司師匠のご自宅があるのを発見。
下町の商店街の中にありました。
深川江戸資料館での独演会のポスターが貼ってありました。

P1000332 この間深川めしを食べた店もそばにあります。

とっておき寄席

P1000333 公開収録に応募して当選した「とっておき寄席」。会場は深川江戸資料館。

どうやらタワーレコードの主催のようで、なかなか楽しい番組でした。

P1000334◆ 金明竹         柳家喬之進
◆ 紀州          林家鉄平
◆ 随談          林家しん平
◆ お見立て        古今亭菊之丞
◆ 立ち切れ線香     柳家さん喬

P1000335鉄平さんの紀州は、蘊蓄に富んだ内容でした。
しん平さんは髪の毛が黒くなり、噺家さんらしくなりました。
菊之丞さんのお見立ては、ややあっさりした感じです。雲助師匠から稽古してもらったのではないかと思います。
トリのさん喬師匠の立ち切れ線香(たちきり)、会場を唸らせていました。三味線の音色で悲しさが増します。

タワーコードも本気で落語に取り組み始めたのかも・・・?

桜花咲き誇る

P1000329 昨日よりもっと華やかになりました。

P1000330 明日から2日間(休みを入れたら4日間)神田橋を通らないので、美しく咲き誇る姿は今日限りかもしれません。
何と言っても"3日見ぬ間の桜かな"ですから・・。

2009年4月 7日 (火)

落語のあらすじ

落語のネタ(演題)が何題あるかは知りませんが、おかげさまで、新作落語を除けば、寄席や落語会で題名の分からない噺に出会う機会は少ないようです。
初めて生で聴くということは度々ありますが。

それでは、ほとんどの落語のあらすじを知っているかと言えば、全くそんなことはありません。

インターネットの「千字寄席」に「落語のあらすじ」があり、例えば「あ行」で始まる落語が約100近く載っていますが、題名を見てすぐに「こんな噺だ」とイメージ出来るのは、せいぜい半分強程度でした。

まだまだ勉強不足だということと、普段演られていない噺がたくさんあるということですね。

「落語研究会」の年間通し券

Rakugot 先日落研の先輩が、TBS主催の「落語研究会」の年間通し券の入手のため、始発電車で行ったら、既に490人定員中の478番目だったそうです。

滑り込みセーフで、何とかゲット出来たそうですが・・。

いやはやなんとも、年々凄まじさが増しているようで、恐ろしくなります。
来年は前日から徹夜で並ばないと・・

こういう落語会に出演出来る噺家さんというのは、やはり選ばれたエリートなのでしょうかねぇ・・?

当日並ぶこともままならず、・・なかなか行かれない落語会です。

落語研究会」は明治38年に生まれました。その後1968年、TBSの主催によって「第五次・落語研究会」が発足し、毎月国立小劇場で落語が公演されるようになりました。

桜花さらに咲く

P1000326 今日も春らしい日和です。

しつこく追いかけていますが、そろそろ満開というところです。

P1000328 明日も暖かいようですから、さらに咲き誇ることでしょう。

深川江戸資料館

P1000037_2 清澄白河の深川江戸資料館が改装のために、7月から向こう1年間閉館するようです。

P1000036資料館全体が小劇場(ホール)だけなのかは分かりませんが、暫くの間、ここで落語を聴くことが出来なくなりそうです。

そういえば、さん喬師匠の独演会も次回は江東区内の別の会場でした。

2009年4月 6日 (月)

落語らいぶ2009

P1000325 「NHK みんなの広場 ふれあいホール ~第2回 落語らいぶ2009」の公録の抽選に当たりました。

応募してみるものですね。

・・・4月14日(火)・・・果たして行くことができますか・・・・。

桜花もっと咲く

P1000320 昨日よりもっと華やいで来ました。

P1000321

鈴本演芸場のトリ

鈴本演芸場の今月の中席と下席のトリを務める若手噺家さんから、奇しくも案内葉書が届きました。

葉書を持参すれば木戸銭が割引になるという訳。

P10000391 まずは中席の柳家三三さん。

P10000381

押しも押されぬ人気者でも、やはり寄席での地道な活動の繰り返しが必要なのでしょう。

P1000272 下席は隅田川馬石さん。

偶然、月初めの「この人を聞きたい」という落語会で二人会をやった二人が、中席・下席のトリということになっています。

鈴本の夜席の観客の入りは悩ましいようですし、頑張って欲しいものです。

日本橋 夜のひとり噺

P1000042 特撰落語会の兄弟落語会が始まるようです。

 日本橋の夜 

   ちょっと艶っぽい噺も楽しめる

      真打一人だけの落語勉強会 ・・・・・

お江戸日本橋亭の自由席なので、挫折する可能性ありますが、ちょっと気になる落語会です。

   第1夜  5月17日(日)    柳亭左龍

   第2夜  6月 7日(日)    隅田川馬石

   第3夜  7月 1日(水)    古今亭菊之丞

   第4夜  7月31日(金)    ・・・・・

   第5夜  8月23日(日)    ・・・・・

2009年4月 5日 (日)

国立演芸場30年の歩み

P1000312 国立演芸場・演芸資料展示室では、「国立演芸場30年の歩み」と題して、国立演芸場開場当時の資料などが展示されています。

P1000051国立演芸場開設のためのプレゼンテーション資料や、出演した師匠方の写真など、大変貴重なものを見ることができます。

P1000049_2_2 中でも、三遊亭圓生師匠のネタ本は大変興味深いものでした。大変読みやすい字でした。

そして、狸顔の小さん師匠P1000050の博多人形や圓生・小さん両師匠の色紙など。

リベンジ?

2009040516550000 落語っ子連のまど深さんからメールが来ました。

2009040517080000今日、改めて王子稲荷神社にお参りをして来たとのこと。綺麗な満開の桜の写真も添付してくれました。

扇屋の卵焼きは今日も売り切れでゲットできず、再リベンジを期するとのことです。

近くの飛鳥山の桜も満開で、さぞや賑やかなことでしょう。

桜花咲く

P1000043_2 国立演芸場に行く途中で、今日も今日とて神田橋へ。
1日で随分花が増えました。

P1000045 赤と白の色があざやかになり、周囲も明るくなって来ました。

P1000044 そして、もう明日からは・・・、
久方の光のどけき春の日に                しづ心なく花の散るらむ
  ・・・・という料簡になるのでしょうね。

3度目の国立演芸場上席

P1000046 懲りもせず、とうとう3度目の国立演芸場4月上席。

今日のお目当ては、入船亭扇橋師匠。とにかく、耳を凝らして"今"聴いておかないとという気持ちで・・・。

P1000047 それから、連日となる市馬さんと渋い南喬師匠。そうそう志ん橋師匠も。

◆  子ほめ       柳亭市也
◆  唖しの釣り    三遊亭金時
◆ 長屋の花見    柳亭市馬
◆  富士詣り     桂南喬
◆  出来心      古今亭志ん橋
◆  心眼        入船亭扇橋

市馬さん、昨夜の市楽くんの"元"を聴かせてくれました。
南喬師匠は相変わらず明るく渋く、しかも「富士詣り」と珍しい噺で。
志ん橋師匠は、何派だとか何一門という次元を超えた芸で、これからますます味が出て来るのだと思います。寄席になくてはならない噺家さんです。
さあトリの扇橋師匠、今日は比較的安心して聴かせていただきました。
と言っても、随分たくさん刺身を食べたり、ストーリーが飛んだり、台詞が巡ったりしましたが、それも含めて「これが扇橋の芸だ」と納得しました。長いマクラから「心眼」に入った時は、ややハラハラしましたが。

三遊亭鳳楽師匠から

P10000401 三遊亭鳳楽師匠から、日暮里での独演会の案内葉書。

ここのところ、ちょっとご無沙汰していますので、予定に入れておこうと思います。

今回の演題は「一人酒盛」と「小言幸兵衛」です。

弟子の鳳志さんが真打昇進で、圓楽一門会のホームグラウンドであるお江戸両国亭で披露興行をやっているようです。

三遊亭窓輝さんから

P10000411 三遊亭窓輝さんから、恒例となった(なりつつある)池袋演芸場での「三遊亭窓輝の会」の案内の手紙が届きました。

この会も4回目になりすが、前回は都合が悪くて行けなかったので、今回は何とかしたいと思います。

そろそろ「真打」のスケジュールが具体的になって来ると思いますので、楽しみにしていたいものです。

2009年4月 4日 (土)

特撰落語会

P1000037 深川江戸資料館での「特撰落語会〜さん喬・鯉昇・市馬三人会〜」。

友人のIさんと、近くの深川めし屋さんで、「深川めし・深川どんぶりセット」に舌鼓を打ってから会場内へ。

チケット売り場にいた主催者の瀧口雅仁さんにもご挨拶。いつもメールで申し込むので、私の名前もご存じでした。

 

P1000320 ◆  たらちね      三遊亭歌る美

  ◆  長屋の花見    柳亭市楽

 ◆  千早振る      瀧川鯉昇

  ◆  あくび指南         柳亭市馬

 ◆  井戸の茶碗       柳家さん喬

二つ目になった市楽くん、あまり二つ目を意識しないでいた方がいいのに・・・。でも嬉しいんでしょうね。一番聴いた前座さんだったから、頑張って欲しいと思います。若手研精会のメンバーにもなりましたから、まずは順風満帆というところでしょう。

一緒に行った友人は、鯉昇師匠は初めてで、非常に印象に残ったようです。あの独特の雰囲気。市馬さんに言わせると、落語協会にはいない(芽を摘まれる)芸風は、いつ聴いても面白いですね。「千早振る」の竜田川の実家はモンゴルの豆腐屋だったという新事実には、さすがにやや違和感がありましたが・・・。

楽しみにしていたさん喬師匠は、一番危惧?していた昨日と同じ「井戸の茶碗」・・。それでも、丁寧な運びに寸分の違いはなく、最後に特に屑屋の清兵衛さんにスポットを当てる演出は、思いがけない涙を誘います。

春の風に誘われて

P1000021 P1000020

春の暖かい気候に誘われて、さりとて花見の喧騒は避けて、テポドンが降って来そうもない所へと、千代田線湯島駅から地上に出て、黒門町へ迷い込みました。
落語協会のビル(黒門亭)と、八代目桂文楽邸跡?の空地を見て、お茶の水から神保町・大手町へ。

さらに大手町・日本橋から清澄白河の深川江戸資料館まで。

P1000032_2 日本橋脇の桜も、松平定信の墓所がある霊巌寺境内の桜も満開です。

P1000034

桜花開く

P1000022_2_2 お茶の水まで来たのだからと、足を伸ばして神田橋へ。

きっと「サノキクザクラ」が咲き始めただろうと・・。

P1000023_2 咲きました。咲きました。

P1000024 この花は私です。やっと綺麗に咲いたのです。誰よりも先に、貴方に見せたかったのです・・。(桜田淳子"花物語")

2009年4月 3日 (金)

国立演芸場4月上席

P1000157P1000318 初日に続いて2度目の国立演芸場4月上席の開場30周年記念興行。

今日のお目当ては、雲助師匠とさん喬師匠。

週末、お花見、プロ野球開幕などで、観客の入りはやや苦戦という感じ?

P1000303◆ たらちね             柳亭市也
◆ 稽古屋              初音家左橋
◆ 背中で老いてる唐獅子牡丹  柳家はん治
◆ 居酒屋(ずっこけ)                 五街道雲助
◆ 長屋の花見                        金原亭駒三
◆ 井戸の茶碗                        柳家さん喬

さん喬師匠、ネタが決まらずと言いながら、マクラでたっぷり笑わせた後、やおら「井戸の茶碗」へ。
いつもながらの丁寧で清潔感・品のある噺で、聴いて良かったと思います。
以前、「初天神」を聴いた時、金坊がさん喬師匠に乗り移った感じがしましたが、これがさん喬ワールドなのでしょう。

確か明日行く「特選落語会」にも出演されるはずです。
明日はどんな発見があるでしょうか。また楽しみが増えました。

師匠、やっぱり・・

020701 国立上席初日の中トリで、圓窓師匠が羽織を着ないで「鼓が滝」をお演りになった理由が分かりました。
その理由とは・・、落語っ子連のまど音さんの推量どおり、羽織を持って来るのを忘れたからでした。
扇子や手拭いや足袋・帯なら、他の師匠や前座さんに借りることもできますが、羽織は紋が付いていますし、前座さんは持っていないだろうし。
3tachibana_001 それに、同じ「三遊亭」の「三つ組橘」を付ける師匠もいませんでしたから。

前日は、草履(雪駄)を忘れて着物にスニーカー履きだったとか、昨年の学士会落語会ではメクリと出囃子テープを忘れたり、意外に粗忽なところがあります。
ご本人はボケだと仰っていますが。

桜花

P1000001_2 "定点観測"も楽しみになるもので、いくらかでも蕾が大きくなると嬉しいものです。

P1000003 赤い蕾がかなり大きくなり、一部は花びらが開きつつあり、週明けには開花しそうな感じです。
土日の2日間が見られないのが残念です。

三遊亭圓窓独演会

P1000317 5月9日(土)の午後2時から、横浜の神奈川県民ホールで、師匠の独演会があります。

「ごらく茶屋」の企画で、とても楽しみな落語会です。

チラシが折り目が入っているのが残念ですが、写真の師匠の表情がいいですね。

2009年4月 2日 (木)

窓門会(圓窓一門会)

P1000315 窓門会から、昨年の「圓窓一門会」のCDが送られて来ました。それから、今年の「圓窓一門会」の案内も。

今年のテーマは「女と男の物語」。師匠の新著「これだけの落語は知っておこう」の出版記念も兼ねています。

P1000316 【三遊亭圓窓一門会】

  日時  5月21日(木) 午後7時~

  場所  あうるすぽっと(東池袋)

P1000018    木戸  2000円(全席指定)

   番組  町内の若い衆   三遊亭窓輝

        救いの腕      三遊亭圓窓

        文違い       三遊亭萬窓

        里帰り       三遊亭吉窓

        転宅        三遊亭窓里

桜花

P1000314 昨夜からの雨・風・雷にも耐えて、健気に咲こうとしている姿・・。
周りは風で枝が落ちていたりするものの、ほとんど昨日と変わりなく。

P1000301 ⇐ これが昨日の様子ですが・・・。

本願寺の落語会"はずれ"

P1000311 築地本願寺の本堂での落語会「築地本願寺花まつり落語会」は、抽選だったのですが、見事に外れてしまいました。

・・・残念・・・・。

至れり尽くせり?

P1000296 東京メトロの駅のトイレに、自動販売機があり、ティッシュペーパーを売っているのですが、同じ機械でマスクも売っています。
何か臭って来やしないかと思う反面、マスクをして用をたせば、我が身から出た物の臭いも防ぐことができる・・?
至れり尽くせりです。2枚入って100円です。

2009年4月 1日 (水)

国立演芸場4月上席

P1000157P1000304 国立演芸場開場30周年記念の特別企画興行。

初日の今日は、圓窓師匠が中トリで出演することと、私もちょうど社会人30周年となったこととで、特別に半日休暇を取りました。

平日の、しかも年度初めの日ですから、年齢の高い人がほとんどでしたが、特別興行ということもあってか、会場は「満員御礼」。

  ◆  子ほめ            三遊亭玉々丈
  ◆   みんな知っている       林家彦いち
    ◆    権助魚                    古今亭菊千代
    ◆    鼓が滝                    三遊亭圓窓
    ◆    かかあ天下              柳家小袁治
    ◆    随談                        鈴々舎馬風

自分だけ"通"ぶるつもりはありませんが、観客には色物さんが珍しいらしく、随分受けていました。
P1000307小菊さん、灘康次とモダンカンカン、あしたひろし・順子さん・・。
ひろし・順子師匠には、じいさん・ばあさんたちが大爆笑。
馬風師匠の時も、お得意の"ひばりメドレー"で爆笑はピークになりました。
無邪気に笑える、笑わせてくれる。これが寄席の醍醐味で、理屈は要りませんね。これが良いですよ。

圓窓師匠は中トリに相応しい「鼓が滝」。大向こうの何人かから、「待ってました!」の声も出て、圓窓ワールド誘い込まれます。
師匠、今日は羽織も着けずの高座でした。

P1000310 偶然、落語っ子連のまど音さんと窓蕗さんが前の席にいました。

まど音さんは「師匠は羽織を持って来るのを忘れたんじゃないの?」って、心配していましたが・・。
今度の稽古の時に確認してみようと思います。

国立演芸場30周年

P1000306P1000305_2そう言えば学生時代に、三遊亭金馬師匠や春風亭柳昇師匠だったでしょうか、「国立劇場に演芸場を!」とご苦労されていたのを、寄席やマスコミ報道などで見ていた気がします。
今日の高座で、落語協会の会長の馬風師匠も仰っていましたが、30年続いていることの意味や価値は、本当に高いものだと思います。
昔からある4つの定席との相乗効果も大きく、落語ブームの一翼を十分に担っている存在です。

P1000312 定席興行ばかりでなく、国立名人会や花形演芸会、特別企画興行もなかなかですし、外部の企画への貸切などもあって、一番行く小屋(会場)です。

桜花

P1000301 P1000300 神田橋袂の桜は、「サノキクザクラ」という、京都嵯峨の佐野邸に咲いていたことから名付けられたようで、4月中旬ぐらいに咲く品種だとのこと。
それでも蕾の先が少し赤くなって来ているので、もう少しで開花するでしょう。

P1000302この桜を少し追いかけてみることにします。

門出

P1000235 今日から娘が社会人です。
まぁ、何とかやって行ってくれるでしょう。

考えてみれば、自分が就職した時は、もっとずっと世間知らずだった気がします。

縁があって入った会社ですから、充実した社会人生活をと、ただ祈るだけです。

そして私は、ちょうど社会人30年が経ち、一区切りつきました。

光陰は矢の如し・・。

大手町再開発

200810132305000 大手町の合同庁舎前に、完成間近な高層ビルが3棟並んでいます。

経団連会館・JAビル・日経ビルなのだそうです。
それぞれ、近くにあったビルから移転して来ます。

P1000275  いずれその跡地も再開発される予定だそうで、東京駅を挟んで、丸の内・八重洲・日本橋・大手町と、建設の槌音と大きなクレーンはなくなりそうもありません。

年度初め

今日から新年度が始まります。社会人31年目に入りました。

そして、奇しくも第2の人生がスタートする日が、5月1日と正式に決まりました。

良くも悪くも、もっと30年が重たく感じられると思っていたのですが、今のところ意外に淡々としています。

尤も、これから物心両面で実感するものなのでしょうか。

同期の、同じような環境に置かれた同僚とも、これからのことを色々話すことが多くなりましたが、みんな割り切りながら、前向きに捉えているようで、心強い限りです。

考えてみると、今まで同じ会社(職場は違いましたが)にいたのが、近々のうちに別々の道に進む訳ですから、卒業・別れということになる訳で、やや寂しさも感じて来ます。

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