人生の決断
大学を卒業する娘の新しい旅立ちと時を同じくして、私自身にも「決断」の時が来ました。
そろそろ長年勤めた会社を去り、新たな道を探さなければなりません。そういう仕組になっているのです。同期入社の仲間たちは既にほとんどが新しい世界に飛び込んで行っています。
大学選びも就職も、あまり深く考えずに、その時々の「出会い」を大切にして決めましたが、30年経ってもずぼらな性格は相変わらず、「第二の人生」も、自然体で良い「縁」を待ちたいと思っていました。
一度だけの人生ですから、残った今までの社会人として過ごしたのと同じぐらいの時間は、肩の力を抜いて生きて行きたい。
だから、先日の落語会で権太楼師匠がマクラで言っていた「向上心のある自然体」を貫こうと思います。
ちょっと使いどころが違うかもしれませんが・・・・
欲深き 人の心と降る雪は 積もるにつれて 道を失う
情は人のためならず めぐりめぐって 己が身のため
落語徘徊をしていて、勿論そのためにしていた訳ではありませんが、社会に出て、どれだけ落語に救われたか・・・。そして今回も、精神的な支柱に落語がありました。
・・そして、とうとう具体的な新しい「縁」がやって来ました。
正直なところ、色々な思いや欲もありますが、「これも天の感ずるところ、いいじゃないか。」
・・・決断します、・・・しました。