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2009年2月13日 (金)

大きい噺?

よく「大きな噺」「小さい噺」などと言われます。

「人情噺のような、寄席や落語会のトリで演じられる噺などが大きい噺。前座さんが開口一番で演るのが小さい噺。」・・とまあこんなイメージで、当たらずと言えども遠からずなのでしょうか。

でも、小三治師匠は、「千早振る」や「初天神」あたりでトリをとることがありそうですし。

P1000026 先日の池袋の「福袋演芸場」で、トップバッターで「宮戸川」を演った窓輝さんが、「今日はこのあと大きな噺が2本あるので、私は短めに・・・」と言っていました。
・・えっ? 2本? トリの「たちきり」が大きい噺だというのは分かりますが、それと「三方一両損」か新作の「CR落語協会」のどちらかが大きい噺ということ?

新作が、しかも聴いてみたストーリーから考えても、「CR落語会」は大きい噺とは言わないでしょうから、それでは「三方一両損」が大きい噺だということですか・・・。

そういえば、あの評判の、古今亭志ん朝師匠の落語研究会のDVDの中に、「三方一両損」が入っていますが、あの映像では、志ん朝師匠が国立劇場小劇場でトリで演っていたような気が・・。

それに、この噺を十八番にしていた三笑亭夢楽師匠のDVDも、新宿末廣亭でのトリの映像でした・・。

もしかすると「三方一両損」は大きい噺なのかも・・。

私の「三方一両損」は、マクラや台詞をかなりカットし、オチも変えてしまったし・・。とても小さく噺になっているかもしれません。

大きい・小さいの基準なんてあるのでしょうか・・・。

ま、どうでもいいですが。

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